デスカイザーのラノベ日誌

ライトノベルの感想を……綴るっ!

日記+ライトノベルの感想(ネタバレ要素を多分に含みます)

たまにFGOやパズドラの攻略とか、元ネタ調べてみて面白かった事なんかも書きます

今日のラノベ!


エクスタス・オンライン 03

角川スニーカー文庫より
『エクスタス・オンライン 03.アダルトモードと課金の狭間でポエムを叫ぶ魔王』です。


【あらすじ】

降臨した修正プログラムの正体は、廃棄された古の魔王サタンだった。サタンは朝霧に死の呪いをかけ、インフェルミアも奪ってしまう。絶体絶命のヘルシャフト(堂巡)は朝霧を連れて脱出、二人きりの逃避行が始まった!なんとか朝霧を助けたいヘルシャフトは、朝霧の全身に呪術防御ローションを塗りたくるが、かえって恨みを買ってしまい!?刻々と近づく朝霧の命の期限。ヘルシャフトはサタンを倒し、朝霧を救えるか―!?



感想:★★★★☆


まさかまさかのエロ減量。
どうした久慈マサムネ先生よ、そなたの本気はそんなものではなかろう。




とまぁ、エクスタス方面ではちょびっと残念なんですが、オンライン方面では大変楽しめました。

旧魔王・サタン VS 現魔王ヘルシャフト

2巻までにその強さを遺憾無く発揮してきたヘルシャフトが敵前から逃亡するところからのスタート。
彼の強さは彼個人ではなく、魔族の頂点というポジションに由来するもの。
魔王軍の統率権を奪われてしまえば、彼に為す術は…。


……と絶望していたところに現れるヘルゼクターの4人!
彼らが忠誠を誓っていたのは「魔王」ではなく「ヘルシャフト」だったっ!!!
くそっ!そんなの胸熱に決まってるじゃないかっ!!!!!!




神魔王というシステム上最高値なんじゃない?っていう強さを手にしたサタンと、課金の力で底上げした物理で殴りかかるヘルシャフトのラストバトルも!
そこに至るまでの2Aギルドとヘルシャフト軍の共闘が頭をよぎるし、朝霧・雫石・ヘルシャフトの誰が欠けても負けていたあの戦いっぷり。
くそっ!そんなの胸熱に決まっt(ry




この先も楽しみだけど、エロ成分の再増量は必須命題。
エクスタスしようぜ!




以上!



どもー。
デスカイザーです。


入社して初めての2連休ってことで色々やりたかったことを詰め込んだ休日を過ごしております。
その結果仕事している時より体が疲れているのはご愛嬌。
本当はもう少し外でやりたいことあったんですが……またの機会にしましょう、無理だ。
俺はっ、今からっ、引きこもる!!



ということで、そんな覚悟に相応しい(?)今日のラノベ!


ロクでなし魔術講師と禁忌教典

富士見ファンタジア文庫より
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』です。


【あらすじ】

アルザーノ帝国魔術学院非常勤講師・グレン=レーダスは、自習→居眠りの常習犯。まともに教壇に立ったと思いきや、黒板に教科書を釘で打ち付けたりと、生徒もあきれるロクでなし。そんなグレンに本気でキレた生徒、“教師泣かせ”のシスティーナ=フィーベルから決闘を申し込まれるも―結果は大差でグレンが敗北という残念な幕切れで…。しかし、学院を襲う未曾有のテロ事件に生徒たちが巻き込まれた時、「俺の生徒に手ぇ出してんじゃねえよ」グレンの本領が発揮される!第26回ファンタジア大賞“大賞”受賞の超破天荒新世代学園アクションファンタジー!


感想:★★★★★

タイトルから禁忌魔術によるチートものだと思って敬遠していた作品。
結論から言えば全くそんなことはなく、むしろ好みの理詰めの正統派教師もの!
前半はとにかくグレンの表面的にダメな部分しか描かれていないせいで読むのがつらくてですね…。



が、魔術をとにかく丸覚えして覚えた数で成績の優劣が決まっていた学院の空気を一喝し、彼なりの指導が始まった124pからその空気が一変。
基礎の基礎から「何故そうなる?」「何故この形式?」と突き詰めていくグレンの考えは、大いに同意でした。

その上で師の扱う人間のレベルを少し超えたところにある魔術を(魔力の追加補給有りとはいえ)使ってみせるということは、そのレベルに至るまで魔術を深く深く理解していることの証左に他ならないわけです。
しかも、そこまで理解しているにも関わらず「魔術なんてとんでもない代物だ」と言って、忌避するだけの理性まで持っていると。
その事実だけでグレンを人として尊敬するに不足は無いですよ。
たとえ彼がニート志望だとしても…っ!!






学院生たちが持っていた魔術というものの優位性。
「目に見える“不可視”を神聖視」と読書中にメモしていたんですが、我ながら面白いことを書いたなと(笑)


魔術を通して起こる発火や電撃のような現象自体は目に見える。
でもそれがなぜ起こるのかという部分からは目をそらし、見ないフリ。
そして確かに目に映っている現象のみを頼りに「人智を超えたもの」として崇める。



なんかカルト宗教みたいなんですよね、こう書くと。
でも、よく考えると実生活でも考えもせずに「そういうもの」として受け入れてるものっていくらでもあるというのは言うまでもないわけです。
日常的に使う機械の仕組み、空の色、マイナスの数にマイナスの数をかけるとプラスになること。
『ロクアカ』の世界とは状況もレベルも内容も違うけど、グレンはそういうところを「そういうもの」として受け入れずに考えて、さらに良いものに昇華していったわけですよ。

だからグレンの考え方には大いに同意すると同時に、耳が痛くなります…。





キャラが可愛くて制服がエロいというのは周知の事実なので割愛。
一言だけ言うとすれば「私はシスティ派」。



序盤でサラッと出てきた呪文が「ここぞ!」というところで使われてスゴさを思い知らせる演出や、魔術のアレンジっていう授業のテーマが実戦でどうなるのかが分かるという後半の展開も素晴らしかったです!
ストーリーの組み立てが上手いですね、本当に…。




今後の展開によっては、同じファンタジア文庫の『空戦』に並ぶくらいお気に入りのシリーズになりそうです。
ちなみに既刊は全部揃えました。


以上!
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どもー。
デスカイザーです。


今月創刊のKラノベブックスを早速買い逃していることに今さっき気がつきました…。
探さな…。



今日のラノベ!


クロックワーク・プラネット1

講談社ラノベ文庫より
『クロックワーク・プラネット Ⅰ』です。


【あらすじ】
―唐突だが。世界はとっくに滅亡している。
死んだ地球のすべてが、時計仕掛けで再現・再構築された世界―“時計仕掛けの惑星(クロックワーク・プラネット)”。落ちこぼれの高校生・見浦ナオトの家に、ある日突然黒い箱が墜落する。中にいたのは―自動人形(オートマタ)の少女。「あんな故障一つで二百年も機能停止を強いられるとは。人類の知能は未だノミの水準させ超えられずにいるのでしょうか―?」
破綻と延命の繰り返し。作り変えられた世界と、変われない人類。理想と現実が悲鳴をあげる時、二つの出逢いが運命の歯車を回す!榎宮祐×暇奈椿×茨乃が共に紡ぐオーバーホール・ファンタジー!



感想:★★★★☆


なんというか、猛烈。




序盤~中盤は、リューズの正体とかマリーたち「国境なき技師団」の派遣理由とか、きな臭さはあったけど「ただのドタバタ」に収まるのかなぁ?という印象でした。

ナオト&リューズサイドじゃ普通に学園もの始まってデートまでしてたし、「あぁ、榎宮先生が本気で学園ラブコメ書いたらこうなるのかー」と関心してました。
実際にそのシーンを榎宮先生が執筆されているかは分からないけれども!
そこはある意味共著の嫌なところですよ…。
『クズと金貨のクオリディア』みたいに文体・主観違いでなんとなく察せるものでさえ真相を本から知ることはできず、ましてや今作は書いた本人たちですら把握してなさそうな…。

マリーサイドはナオトサイドとは違いほのぼのしているわけではなかったですが、集団を率いるには若いマリーが見せるプロ意識に関心していたり、そんなマリーに忠実な部下の仕事ぶりに関心したり。
関心してばっかり!





そんな印象が崩れたのが、派遣の真相と京都に迫る危機を知った190pのマリーの絶叫。
そしてこれから面白くなると確信したのが、195p~225pのマリー&ハルターとナオト&リューズの邂逅と話し合いのシーン。


それぞれ独立して動いていたものが、まさに歯車が噛み合ったかのように滑らかに回りだすんですもん。
あんなん面白いに決まっとるやん…!

特にあの一連の中の、ナオトの耳の良さについての流れね。
ナオト主観だとまだ「ちょっと特殊」の範囲に収まっていたのに、客観的に見た途端に「異常だこいつ!」ってなるやつ!
ノイズキャンセリング機能が現代と同じレベルだと、どうして思った?とばかりの遮音率100%。
そして遮音率100%越しに平然と会話するナオトきゅん。
一周まわって呆れるよ…。




225p以降は、まさしく猛烈。
ナオトのリューズ愛も吹っ切れ、マリーのプロ意識はまだまだ序の口で、事件計画者の“護権”主義は思っていた以上にくそったれ。
そのままの勢いでフィニッシュ!そして冒頭に繋がる…のかな?というエピローグ。
最高ですね!



残りの★1つ分は、単純に歯車機構についての理解不足です。
マリーの見せ場だったぶら下がり高速修理のシーンがうまく状況をつかめず「……?」だったり、リューズの機構の核心とも言える「右回りに回るのに、左回りの運動エネルギーを出力する歯車」の存在だったり。
いや、そりゃ「存在するからしょうがない」んだけど、マリーと同じく「ふざけんなあああああ!!」と叫びたくはなりますよね。
どこまでを「そういうもの」として受け入れられるかがこの作品の楽しみ方のポイントになりそうです…。




アニメED「アンチクロックワイズ」が何故あんなに熱い曲調なのに、物悲しい歌詞なのか。
その一端を知ることができた気がします。
…………アニメ見なきゃ。


以上!



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