やっはろー。
デスカイザーですよー。
読めば読むほど『ダンまち』にはまっていく…。
すごい久しぶりなこの感覚。
大事にしたい。
それじゃ、今日のラノベ!
電撃文庫より
『ひとつ海のパラスアテナ(2)』です。
【あらすじ】
「大丈夫。助けはきっと来るよ」
見渡す限りの水平線(ホライゾン)。浮き輪もなしで波間に漂う少女・アキと、もう一人。疲労は、限界だった。『溺死』という不吉な二文字が、脳裏をよぎる。
「……来ないと、思います」
波間にぽつんとたゆたう二人。海と空。二色の青しか存在しない現代(アフター)で、漂流者を助ける者は漂流者自身しかいない。
「大丈夫。絶対助かるよ」
「助かりません」
二人の周囲には、海面から太いケーブルが脱出を遮るように突き出し、漏電によって稲妻のように輝いていた。ケーブルの上には、獲物の命が尽きるのを待つ猛禽の眼もあった。
少女が悟ったように、微笑みながら言った。
「助けは『絶対に』来ないんです。ここは……セントゥリア海峡ですから」
絶望的な状況の中で――
二人の「生きるための戦い」が、始まる。
感想:★★★★★
『ダンまち』推ししといてあれだけど、このシリーズはそれ以上かもしれない…。
どれだけこっちの心を揺さぶれば気が済むんだ!答えろルドガー!
1巻のラストでアキとタカはお互い成長して1年後に再開するという約束をして別行動をとったわけだけど、2巻はそれから1年後。
つまり再開……するはずだった時間からスタート。
約束に遅れそうだったアキはショートカットとしてセントゥリア海峡という魔の海域を通ることを選択。
この海域には「スキュラ」「セイレーン」「カリブディス」と呼ばれる三匹の海獣が棲んでいるという噂があり、アキはそのうちのセイレーンの”音”を聞いていしまい……
…気が付くと、海賊の船に。
パラスアテナを返してもらうために海賊として働いていたアキは、同じように海賊に拾われていたオルカという少女と共に”モリ”と呼ばれる巨大な浮島に取り残されてしまう。
「一ヶ月後に拾いに帰ってくる」というキャプテンの言葉を信じたアキは、この島でサバイバルをすることを決意。
アキ&オルカ、第一の試練。
無人の島で一ヶ月間サバイバル生活!
……またかっ!
1巻でのゴミフロートとは全く趣が異なっていて、植生豊か・海産物あり・二人という好条件(?)なので前回よりは精神的に楽なサバイバルでした。
物理的なダメージをアキは負うけども。
そそっかしい…
そんなサバイバルからスタートするアキの冒険第二弾。
その後も、パラスアテナを買い戻すためのメッセンジャーではないアルバイト。
1巻から続く因縁の対決。
そしてあらすじで描かれている、誰も通りかからない海域・周囲には獲物を狙う肉食の鳥・むき出しのケーブルというなんかもうすごい絶望的な状況での漂流。
不幸の女神に愛されてるなー……
Dead ENDでは無いというのは安心だけども、それでも「そろそろ死ぬんじゃね?」って不安になること間違いなしの状況が続く続く。
アキの不幸と共に徐々に明らかになるセントゥリア海峡の三匹の海獣の正体も、物語に与えるものが大きかったです。
特にカリブディス。
君には完全に油断してた心をえぐり取られたよ…
久々にナチュラルに呆然としたよね。
相変わらずどういう船が出てきたのかがよく分かってないけど、とにかくおもしろかったです。
……面白いというか、心を思いっきり揺さぶられたというほうがしっくりくるか…
3巻が初っ端絶望スタートというのが怖いんだけど、楽しみ。
以上!
デスカイザーですよー。
読めば読むほど『ダンまち』にはまっていく…。
すごい久しぶりなこの感覚。
大事にしたい。
それじゃ、今日のラノベ!
ひとつ海のパラスアテナ (2) (電撃文庫) (2015/04/10) 鳩見すた 商品詳細を見る |
電撃文庫より
『ひとつ海のパラスアテナ(2)』です。
【あらすじ】
「大丈夫。助けはきっと来るよ」
見渡す限りの水平線(ホライゾン)。浮き輪もなしで波間に漂う少女・アキと、もう一人。疲労は、限界だった。『溺死』という不吉な二文字が、脳裏をよぎる。
「……来ないと、思います」
波間にぽつんとたゆたう二人。海と空。二色の青しか存在しない現代(アフター)で、漂流者を助ける者は漂流者自身しかいない。
「大丈夫。絶対助かるよ」
「助かりません」
二人の周囲には、海面から太いケーブルが脱出を遮るように突き出し、漏電によって稲妻のように輝いていた。ケーブルの上には、獲物の命が尽きるのを待つ猛禽の眼もあった。
少女が悟ったように、微笑みながら言った。
「助けは『絶対に』来ないんです。ここは……セントゥリア海峡ですから」
絶望的な状況の中で――
二人の「生きるための戦い」が、始まる。
感想:★★★★★
『ダンまち』推ししといてあれだけど、このシリーズはそれ以上かもしれない…。
どれだけこっちの心を揺さぶれば気が済むんだ!答えろルドガー!
1巻のラストでアキとタカはお互い成長して1年後に再開するという約束をして別行動をとったわけだけど、2巻はそれから1年後。
つまり再開……するはずだった時間からスタート。
約束に遅れそうだったアキはショートカットとしてセントゥリア海峡という魔の海域を通ることを選択。
この海域には「スキュラ」「セイレーン」「カリブディス」と呼ばれる三匹の海獣が棲んでいるという噂があり、アキはそのうちのセイレーンの”音”を聞いていしまい……
…気が付くと、海賊の船に。
パラスアテナを返してもらうために海賊として働いていたアキは、同じように海賊に拾われていたオルカという少女と共に”モリ”と呼ばれる巨大な浮島に取り残されてしまう。
「一ヶ月後に拾いに帰ってくる」というキャプテンの言葉を信じたアキは、この島でサバイバルをすることを決意。
アキ&オルカ、第一の試練。
無人の島で一ヶ月間サバイバル生活!
……またかっ!
1巻でのゴミフロートとは全く趣が異なっていて、植生豊か・海産物あり・二人という好条件(?)なので前回よりは精神的に楽なサバイバルでした。
物理的なダメージをアキは負うけども。
そそっかしい…
そんなサバイバルからスタートするアキの冒険第二弾。
その後も、パラスアテナを買い戻すためのメッセンジャーではないアルバイト。
1巻から続く因縁の対決。
そしてあらすじで描かれている、誰も通りかからない海域・周囲には獲物を狙う肉食の鳥・むき出しのケーブルというなんかもうすごい絶望的な状況での漂流。
不幸の女神に愛されてるなー……
Dead ENDでは無いというのは安心だけども、それでも「そろそろ死ぬんじゃね?」って不安になること間違いなしの状況が続く続く。
アキの不幸と共に徐々に明らかになるセントゥリア海峡の三匹の海獣の正体も、物語に与えるものが大きかったです。
特にカリブディス。
君には完全に油断してた心をえぐり取られたよ…
久々にナチュラルに呆然としたよね。
相変わらずどういう船が出てきたのかがよく分かってないけど、とにかくおもしろかったです。
……面白いというか、心を思いっきり揺さぶられたというほうがしっくりくるか…
3巻が初っ端絶望スタートというのが怖いんだけど、楽しみ。
以上!