ちょろイン系ラノベブロガーのフリースタイルラノベブログ
ネタバレを含みます ご注意ください

やっはろー。
デスカイザーですよー。

読めば読むほど『ダンまち』にはまっていく…。
すごい久しぶりなこの感覚。
大事にしたい。


それじゃ、今日のラノベ!

ひとつ海のパラスアテナ (2) (電撃文庫)ひとつ海のパラスアテナ (2) (電撃文庫)
(2015/04/10)
鳩見すた

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電撃文庫より
『ひとつ海のパラスアテナ(2)』です。


【あらすじ】

「大丈夫。助けはきっと来るよ」
見渡す限りの水平線(ホライゾン)。浮き輪もなしで波間に漂う少女・アキと、もう一人。疲労は、限界だった。『溺死』という不吉な二文字が、脳裏をよぎる。
「……来ないと、思います」
波間にぽつんとたゆたう二人。海と空。二色の青しか存在しない現代(アフター)で、漂流者を助ける者は漂流者自身しかいない。
「大丈夫。絶対助かるよ」
「助かりません」
二人の周囲には、海面から太いケーブルが脱出を遮るように突き出し、漏電によって稲妻のように輝いていた。ケーブルの上には、獲物の命が尽きるのを待つ猛禽の眼もあった。
少女が悟ったように、微笑みながら言った。
「助けは『絶対に』来ないんです。ここは……セントゥリア海峡ですから」
絶望的な状況の中で――
二人の「生きるための戦い」が、始まる。


感想:★★★★★

『ダンまち』推ししといてあれだけど、このシリーズはそれ以上かもしれない…。
どれだけこっちの心を揺さぶれば気が済むんだ!答えろルドガー!


1巻のラストでアキとタカはお互い成長して1年後に再開するという約束をして別行動をとったわけだけど、2巻はそれから1年後。
つまり再開……するはずだった時間からスタート。

約束に遅れそうだったアキはショートカットとしてセントゥリア海峡という魔の海域を通ることを選択。
この海域には「スキュラ」「セイレーン」「カリブディス」と呼ばれる三匹の海獣が棲んでいるという噂があり、アキはそのうちのセイレーンの”音”を聞いていしまい……
…気が付くと、海賊の船に。

パラスアテナを返してもらうために海賊として働いていたアキは、同じように海賊に拾われていたオルカという少女と共に”モリ”と呼ばれる巨大な浮島に取り残されてしまう。
「一ヶ月後に拾いに帰ってくる」というキャプテンの言葉を信じたアキは、この島でサバイバルをすることを決意。


アキ&オルカ、第一の試練。
無人の島で一ヶ月間サバイバル生活!
……またかっ!
1巻でのゴミフロートとは全く趣が異なっていて、植生豊か・海産物あり・二人という好条件(?)なので前回よりは精神的に楽なサバイバルでした。
物理的なダメージをアキは負うけども。
そそっかしい…


そんなサバイバルからスタートするアキの冒険第二弾。
その後も、パラスアテナを買い戻すためのメッセンジャーではないアルバイト。
1巻から続く因縁の対決。
そしてあらすじで描かれている、誰も通りかからない海域・周囲には獲物を狙う肉食の鳥・むき出しのケーブルというなんかもうすごい絶望的な状況での漂流。

不幸の女神に愛されてるなー……
Dead ENDでは無いというのは安心だけども、それでも「そろそろ死ぬんじゃね?」って不安になること間違いなしの状況が続く続く。
アキの不幸と共に徐々に明らかになるセントゥリア海峡の三匹の海獣の正体も、物語に与えるものが大きかったです。
特にカリブディス。
君には完全に油断してた心をえぐり取られたよ…
久々にナチュラルに呆然としたよね。



相変わらずどういう船が出てきたのかがよく分かってないけど、とにかくおもしろかったです。
……面白いというか、心を思いっきり揺さぶられたというほうがしっくりくるか…

3巻が初っ端絶望スタートというのが怖いんだけど、楽しみ。



以上!
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どもー。
デスカイザーです!

バイト再開前最後の土日だから読書しまくろう!
……って思ってたけど、机の上の整理やら寝落ちやらであんまり読めなかった…。
この現象に名前を付けるべきだと思うんですよね。



んじゃ、今日のラノベ!

天空監獄の魔術画廊 (角川スニーカー文庫)天空監獄の魔術画廊 (角川スニーカー文庫)
(2015/02/28)
永菜 葉一

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角川スニーカー文庫より
『天空監獄の魔術画廊』です。


【あらすじ】

奇跡の島『天空の大監獄』―そこには魔王の血肉と、恐るべき魔術が込められた600枚以上の『魔王の絵画』が封じられている。絵画きの少年・リオンはある日天空の大監獄へと閉じ込められてしまう。彼に与えられた役目は看守、そして彼を待っていたのは『魔王の絵画』を“その身に”封じられた囚人の少女たちだった。彼女たちが持つ魔術の力を利用して、リオンは監獄からの脱出を決意するが―。傑作スペクタクルファンタジー!!


感想:★★★☆☆

完璧に表紙で買ったよね!これ!
後悔は……ギリギリしてないです。


主人公・リオンはお世辞にも上手いとはいえない絵描き。
ただ下手なのではなく、こう…おどろおどろしい感じになる?みたいです。
彼が描いた「窓辺の腐ったりんご」の絵が王族を貶めるものだと嫌疑がかけられ、放り込まれたのが天空監獄。
魔王の魔術が込められた絵画が納められていると言われていたその天空監獄に収監されていたのは、魔術をその身に封じられた少女たち。
もちろん(?)魔王の絵画が宿るだけあって、何かしら後ろめたい過去を持つ女ばかり。

看守見習いとして選ばれたリオンは、監獄で出会った元踊り子のレオナ、彼を監獄に送った後に自身も監獄に収監されることになった女騎士キリカと共に脱獄を計画する。
全ては……絵を描くために!


やろうとしてることの規模な割に目的が趣味っていうのが『犬ハサ』みたいだなぁ、って今思いました。
あっちと比較にならないほどシリアスだから気付かなかったけど、改めて「絵を描くため」って字面見ると……ね?


少女たちの抱えるものに対応した魔術を内包する絵画がその身に宿るっていうのは、ありそうで無かった良い設定だと思います。
「絵は全部で666枚」
「管理されているのは665枚」
「リオンの右手には隠された何か」
っていうところからリオンに何かがある…というか描き直す系の666枚目かな?と思ったらまさにビンゴ!
この場合は、分かってはいたけど”どう変えるか”で楽しめたので良い意味でわかりやすい伏線でした。

レオナ、キリカの好感度がいつの間にかMAXになっていたのは解せぬ。
それなりのきっかけはちゃんとあったけど、これだけしっかりした暗めの設定の割にはチョロインすぎるかなぁ。

とりあえずレオナちゃんが詐欺可愛い
(流れをぶった切る愛情表現)



なんだかんだ2巻楽しみだったりします。



以上!
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