デスカイザーのラノベ日誌

ライトノベルの感想を……綴るっ!

日記+ライトノベルの感想(ネタバレ要素を多分に含みます)

たまにFGOやパズドラの攻略とか、元ネタ調べてみて面白かった事なんかも書きます

どもー。
デスカイザーです。


インターネット開通!!


……これで更新頻度がめちゃ低い言い訳がまた一つ無くなったわけです(笑)
なんとか立て直したいところです!



では、今日のラノベ!


造られしイノチとキレイなセカイ 3

HJ文庫より
『造られしイノチとキレイなセカイ 3』です。


【あらすじ】

日蝕によって一時的に魔物が増えてしまう“厄災の日”を乗り切ったカリアス一家。その際に発覚したリーゼの謎の力や、アリアの記憶に残る旧文明の真相に迫るため、一同は遺跡を探索することに。だが、精霊術や闇聖術を使う子供たちに加え、国有数の力を持つ保護者のおかげでダンジョン探索が気付いたらピクニックに!?そして、探索をきっかけに、最後の一歩が縮まりきらなかった“おとうさん”と“おかあさん”の関係にもついに進展が…?


感想:★★★★★


おぉ、くっついた!!




2巻のリーゼとエリルの話の続きから入っているので、彼女らの覚悟が改めて見定められるシーンがいくつか。
関係性を確定させる言葉を出していないけれども、リースの「おとうさん」認定もあったことだし二人はもう大丈夫でしょう!
あの年齢でここまで覚悟と想いが試される恋愛というのもなかなか無いでしょうよ……。



そーゆーことで二人は置いておいて。


フィアナとカリアスですよ!!!
1巻からずーーーっと「ぐぬぬ…っ!」な感じでくっつきそうでくっつかなかった二人がついに!!

何て言うんでしょうか。
ここまで外堀を埋めて地ならしして杭打ってからの告白って、キレイですね…!
そうか、この作品の告白シーンってこれが初か。
だから、かな?

何を言うかは大体分かっていて。
どんな反応を返すかも分かっていて。
その上で紡がれる「好きです」という言葉。


普通の告白って、伝えたい、関係を変えたいっていう気持ちで伝えるものだけど、そこには「フラれたらどうしよう」とか、逆に「絶対にフラれない」っていう自信とか、そういう「好き」と違う感情が含まれているはずなんです。
本来純粋に愛情を伝える「好き」って、既に付き合っている二人にしかできないこと。


うむ。
そんなフィアナとカリアスの純粋な言葉をキレイと感じたのだな、私は。



やはり緋月薙先生の描くラブコメは素晴らしい…っ!!!
ラブコメのコメのほうをここまで面白く、かつラブのほうをここまで純粋に描ける人は他に居ないんじゃなかろうか?
今後もキレイなセカイを見守っていきたい所存


以上!



造られしイノチとキレイなセカイ3 (HJ文庫)
緋月 薙
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どもー。
デスカイザーです。


自炊をある程度諦めれば読書する時間できるんじゃないかということに気づいた帰省中の更新です。
帰省と言っても連休であるはずもなく、たまたま日曜が休日になっただけの…。

分かっちゃいたけどGWなんて無かったっ!!



今日のラノベ!


白翼のポラリス

講談社ラノベ文庫より
『白翼のポラリス』です。


【あらすじ】

どこまでも続く空と海。はるか昔に陸地のほとんどを失った蒼き世界、ノア。人々は、いくつかの巨大な船に都市国家を作り、わずかな資源を争って暮らしていた。飛行機乗りの少年・シエルは、そんな“船国”を行き来し、荷物を運ぶ“スワロー”。愛機は父の遺した白い水上機“ポラリス”。空を飛ぶことにしか生きる意味を見出せず、他人との関わりに息苦しさを感じていた彼は、ある日無人島に流れ着いた少女・ステラを助ける。素性も目的も、何も語らない彼女の依頼で、シエルはステラを乗せて飛び立つことに。その先には、世界の危機と巨大な陰謀が待ち受けていた―。紺碧を裂いて白翼が駆ける。あの空みたいに美しい、戦闘機ファンタジー。第6回講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞作!



感想:★★★★☆

海流に乗って移動する船国っていう設定を見て真っ先に「ひょっこりひょうたん島」を思い出してしまったせいで、ステラが流れ着いてくるくらいまで文章のテンションとこちらのテンションの開きがすごかったです。
どう考えても自業自得です本当にありがとうございました。




一言で言うなら「青さ」がこの作品の良さだったと思います。
(『白翼』ですが)



まずは表紙で印象づけられる空と海の青さ
文章内でも秘密の孤島の景色や、水上で迎える夜の海・星空の画、それに何よりシエルが飛んでいる空の情景!


風景に関しては色をうまく使って景色の全体像を固めつつ、細部はこちらの補完で処理するような緻密すぎず大雑把すぎない好みのライン。
飛行時は景色を詳細に描写しすぎてないから、シエル目線だということをしっかり把握できたし機動理解に脳の処理をまわすことができたので読みやすかったです。


……処理をまわしたところで飛行機がどういう機動してるのかは分からなかったですがね!!
読んでる間に分かったのはインメンマルターンくらいでして…。
一応読み終わってから調べてみましたが、多分記憶として定着することはない(確信)
著者様がきっと飛行機好きなんだろうなぁ、というのが伝わってきてそれはそれで面白かったですが、物語を十全に楽しめたかと言うと疑問符がつく結果ではありますね。
悔しいです…。


ただこれに関しては「もっと簡易な表現で!」とも言えないところなので難しいとは思います。
それがないと戦いに起伏が生まれづらいですし…。

まぁぶっちゃけてしまえば「なんかよく分からないけどすごいことやってる!!」だけでも物語としては成立しますからね。
特に今回の最後の航空戦なんて、一般戦闘機乗りからしても異常な機動ってことが伝われば良いわけですし。





視覚的な青さだけじゃなく、シエルとステラの青さもポイントだったと思います。
むしろこちらが本題。

シエルが「白翼」の名を次いで間もないという意味ではもちろん、なんというか彼の行動とか考え方が青いというのがしっくりくるんですよね。

募ったイライラを吐き出して、幾ばくもないうちに後悔したり。
確固たるポリシーがあると自分では思っているものが、他人から見たら思考の尻すぼみだったり。
壁にぶつかると簡単に揺らいじゃったり。


ステラはシエルよりももう少し白に近い薄い青。
純真であって、無垢であって、それでいて困難を排して突き進めるだけの根気を持っていて。
ある意味ステラのほうがシエルよりも主人公っぽいし、何ならシエルと出会わなくてもステラならどうにかできちゃったんじゃないかと思っちゃうような(笑)



メイン二人のそんな青さが、作品全体を爽やかにしてくれているんですよね!
視覚的な青さと相まって。

だから国同士の命運をかけたような展開も、プロローグ&エピローグにある「小さな世界を守ったお話」という表現がこれ以上なくピッタリハマっていて。
読後の気持ちよさは良いものでした!!





★マイナス1の要素は……あまりにもクライスが良い奴すぎるところ。
嫉妬とかではなく。

序盤に出てきたチョイ役かと思いきや、シエルの相談に乗ったり道案内してくれたり、果ては軍人としてではなく一人の人間として戦いに参加してくれたり。

タイミング完璧すぎて、さすがに都合良すぎると思ってしまったのよね…。
参戦に関しては事前に情報ないとそのタイミングでの邂逅は無理じゃね?っていうくらいだし。



……あれ?こいつもしかしてボレアスのスパイ?







以上!


白翼のポラリス (講談社ラノベ文庫)
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今日のラノベ!


読者と主人公と二人のこれから

電撃文庫より
『読者と主人公と二人のこれから』です。


【あらすじ】

この物語さえあれば、他に何もいらない。この小説『十四歳』と、その中に確かに息づく主人公、トキコがいれば―。だが、彼女は俺の前に現れた。灰色の毎日の始まりになるはずだった、新学年のホームルーム。黒板の前に立った彼女こそは、俺が手にした物語の中にいたはずの「トキコ」だった。物語の中にいる「トキコ」と、目の前にいる「柊時子」のあいだで、奇妙に絡まってゆく想い。出会うはずがなかった読者と主人公の物語。その結末に、あるものは―。



感想:★★★★★

今まさに恋をしている人に読んで欲しい一冊。




『十四歳』の読者・細野くんと、『十四歳』の主人公・トキコ/柊時子が紡ぐ、新たな物語のお話。
(以下『十四歳』のほうをトキコ、柊時子を柊さんとします)


細野くんが共感していたのと同じように、私自身も『十四歳』のトキコの考えには共感することが多かったです。
その時点で作品に入り込むことは出来ていました。
共感していたトキコの考えと実際に同じ考えをする柊さんにドキドキしたり、後半の少しずつトキコと柊さんのイメージがずれていくことに焦りを感じたり。
『十四歳』を通じてトキコ/柊さんという「二人の同一人物」の間で感情を揺り動かされ続ける細野くんのリアリティが、ひとつこの作品の魅力だったと思います。



そのうえで。
トキコではなく、柊さんに対して抱いた細野くんの恋心への共感が最大の魅力だったと思います!
『読者と主人公~』っていうタイトルからは少し離れますけどね!

たとえば137・138p。

“―俺はただ、柊のそばにいたかっただけなのだ。
助けたい、幸せになって欲しい、そういう気持ちも無かったとは言わない。けれど、それ以上に俺はただ「そばにいるメリット」を彼女に見せたかったのだ。”


細野くんの助け舟にお礼を述べた柊さんの言葉を受けての細野くんの内心。
もう、ね。分かりすぎてつらいです。
一般的に言う「良い格好を見せたい」とは少し違うんですよ。
頑張った姿を彼女に認めてもらいたいんじゃなく、自然に傍にいるだけで、一緒にいるだけで自分はあなたを幸せにできるっていうことを示したいっていうことなんですよ。

自分に自信が無い人が恋するとそういう方向に行くんでしょうか…?



本当は細野くんが恋心を淡く感じ始めたあたりからエピローグまでの全てに解説を入れたいくらいなんですが、あまりにも共感しすぎて恥ずかしいので割愛します…。

恋未満の感情を持て余し。
恋をしていることを自覚し。
相手はどう思っているんだろう?と考え不安になり。
相手の気持ちが分からずすれ違ってしまったり。

そんな恋模様が綴られています。
そういうわけで冒頭にも書きましたが、今まさに恋をしている人に読んでもらいたいのです。
読んで、相手に気持ちを伝えていないなら伝えるためにどうしたらいいか考えてほしいし、実っているなら自分たち二人がどういう足跡をたどってきたのか振り返ってほしいです。






そういえばこの作品。
エピローグ中にあった『十五歳』の逆サイドと言えるのかもしれませんね。





(最後ににしおぎFMネタにニヤッとしたことをご報告いたします)


以上!



読者と主人公と二人のこれから (電撃文庫)
岬 鷺宮
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