デスカイザーのラノベ日誌

ライトノベルの感想を……綴るっ!

日記+ライトノベルの感想(ネタバレ要素を多分に含みます)

たまにFGOやパズドラの攻略とか、元ネタ調べてみて面白かった事なんかも書きます

どもー。
デスカイザーです。


昨日は大学の卒業式でしたー!
感動要素は微塵も無かったけれども、楽しかったですね!
そういう風に思える人間関係がたくさんできたのは本当に良かったです。

その反動で今日は疲れたので今日は半日読書してました。
久々にネット小説(ノクターン)も読みあされたので満足!



では、今日のラノベ!

食べるだけでレベルアップ!

富士見ファンタジア文庫より
『食べるだけでレベルアップ!~駄女神といっしょに異世界無双~』です。


【あらすじ】

「ホントに異世界だな、これ」「アタシを養いなさい!」女神ローラの唯一の信者として、異世界へと召喚された少年ケーマ。彼に与えられたのは、食べたものの経験値・スキルをそのまま獲得できちゃうチートスキルだった!狩った魔物や異世界ならではのグルメを堪能するケーマの美味しい日々は、「ふえぇぇ~!」巨乳だけが取り柄の駄女神をイジったり、「ご恩は、一生忘れませんっ!!」助けたウサ耳娘に懐かれたり、なぜか美味しい思いも特盛りで!?そして気づけば彼は、凶悪な魔物すら鼻歌交じりで蹴散らせるレベルになっていて―。美味しく食べて国士無双な、異世界食べ歩きファンタジー!



感想:★★★★★

楽しさ、国士無双!



知の女神・ローラに呼び出され異世界に転生したケーマが、「食べるだけで育つ」というレアスキルによりチートレベリングをしつつ、異世界生活をゆったりまったり満喫するお話。




「魔吸収」というスキルで、食した対象のスキルを自分のものにしたり、経験値を得たりするんですがね?
生活に必須な食事をすることで成長するというスキル特性的な強さはもちろんなんですが、食べることでスキル自体の熟練度が上がり経験値の取得効率も上がるというところが特にエグいチートですよね…!
本来存在するであろう高レベル帯のレベルアップ速度逓減問題をある程度無視できるっていうことですから…。






この作品の楽しみどころは、①駄女神の駄女神っぷり ②散りばめられた雑学 ③ケーマのスペック ④微エロ といったところでしょうか。


①は、kt60先生の書籍作品としては初めてアホの子がメインヒロインというところで大きなポイントだったと思います。
もうね、密度が濃い。
アホの子がアホの子してるだけでまず面白く、そこに先生の代名詞とも言うべき飽和した語彙による詰り(なじり)が入ってきて、それが1巻まるまる読めるとかお得すぎます!
税別750円くらいまでなら出しても良い。本当に。
ちなみに今巻で一番好きなフレーズは106pの「王じゃなくなったベルゼブブ」です。



②は、食をテーマにしているのに意外にも食以外のところのほうが「へぇ~~~」と言いたくなるものが多かったように思います。
ウーパールーパーが幼形成熟することとか、アブラムシの「個としての集団」という生態とかはここぞとばかりに書いてあったのでもちろんですが。
ギルドのクエストがランク分けしてあることの「ハンターに見合ったレベルの仕事を」という意味以外の思惑とか、遅効性の毒を門で飲ませて必要手続きをする場所で解毒薬を渡すこととか、システマチックな所での学びが色々あったところが、個人的にはとてもポイント高いです。
モンハンのランク帯による受注制限にも意味はあったんだっ!!

そういえば猪の肉を剣の上に置いて焼いていたシーンを見て、そういえば中世モデルの異世界冒険作品でも当たり前のように鍋とかフライパンのようなもの使ってるなぁ、というのを思いました。
旅の荷物を少しでも少なくするならそういう使い方は当然アリだよなぁと思う反面、衛生面の問題や脂がこびり付かないのか、火に近づけ続けて剣が痛まないのかとかは気になるところです。
異世界冒険モノの荷物事情というのは、当たり前の物を当たり前に持たせるパターン、考慮の末に減らしていくパターン、所持品無しで行くパターン等様々なので注目したら面白いのかもしれませんね!



③はチートスキル「魔吸収」ではなく、会話スキルのほうですね。
192pとか203pのリリナという商人を相手にしている時は特に顕著なんですが、ケーマは口がうまいというか人心掌握に長けてるんですよ。
ちょっとすごいとかじゃなく、それこそスキルなんじゃないの?と思うくらいに。

何でかなぁと少し考えてみたんですが、現状判断材料としては前世のケーマの環境しか無いですよね…。
24pでは暮らしがあまり良くなかったこと、母のいる家にいるのが辛く父ともうまくやれていないことがサラッと書いてありました。
母の「アレ」というのがどこまでのものか気になってはいましたが、文章から受ける印象よりは酷いものを想像したほうが良さそうですね。
なるべく敵を作らず、挑戦的な相手とも蟠り(わだかまり)をあまり作らず会話できるスキルが自然と身につくくらいのものを。



④は読んで字のごとく?
唐突におっぱい揉んだり、戦略的におっぱい揉んだり。





無限に読んでいられるので無限に続いて欲しい!



以上!


今日のラノベ!


医療魔術師は、もう限界です!

富士見ファンタジア文庫より
『医療魔術師は、もう限界です!』です。


【あらすじ】

大国に挟まれ戦乱が絶えない小国ノーザルの診療所には、今日も多くの患者が列を作る。天才医療魔術師ジークは睡眠を削り、体力も限界、それでも治療の手を休めることはない!「嘘ですもうやだ眠い、休みたい!40時間ぶっ続けたぞ!?」「仕方ないですね、私たちの愛を注入しますから元気出して」美人助手オータムたちの優しい支え(鉄拳制裁もドーピングも辞さないバックアップ)もあって、患者は笑顔で帰って行く。その笑顔が、ジークを何度でも奮い立たせる―「先生、近くで大きな戦乱があって、1000人追加です!」「…もう限界です!いっそ俺を殺してくれ!!」診療所も戦場!?癒したい系ファンタジーラブコメ開幕!!



感想:★★★★★

表紙に一目惚れして買いましたん。




読み始めの引き込まれ方は過去稀に見るレベルでしたね…。
10pくらいを読んだ感覚でページ数見たら40p目でビックリしたのをよく覚えてます。
他の作品で言うところの「プロローグでワンクッション置いて本編」にあたるところが、いきなりのド修羅場120時間労働ですよ…。
しかもその間にキャラ紹介を済ませ、且つメインヒロイン(表紙の子)・オータムの寝顔付き(扉絵)!


始まりのシーンだけでなく、この作品は妙に繋がりが滑らかで想定してるページ数と実際のページ数が合わないことが頻発してました。
単純に労働時間がおかしいっていうのもあるし、オータムとジーク先生の遠いようで近い距離感にドキドキっていうのもあるし…。
なんでしょう……なんでしょうね?
鉄拳制裁系ヒロインであるんだけど、それは患者の事を真剣に考えているからで、でも先生のこともとても尊敬しているから時折優しくなる姿にこっちはクラッと来て……。
ジャンルとしてはよくいるヒロインなのに、今までのそれとはまるで違う魅力を感じるオータムさん、マジ至高。






この作品の軸は、先生と助手のラブコメというものと、医療従事者の立場から見た戦争を描くというもの。

ラブコメに関しては、後半の駆け引きでもにゃもにゃした後、317pからのラストシーンがもう本当に素晴らしいの!!
不器用で唐変木でダメダメなジーク先生がひねり出した「オータムへの答え」と、それを察した瞬間のオータムの反応……!
このシーンは、キャラが生きてます!
頭の中でオータムとジーク先生がしゃべった通りの事、動いた通りの事が文章に書いてあるような、そんな感覚。
素晴らしすぎてこのシーンだけ既に100回くらい読み返している気がする…。



医療従事者から見た戦争=無くなってしまえ、なんだけれども。
それ以上に、戦争をする人を憎み、巻き込まれた人を憂い手を差し伸べるという点をフィーチャーしていたことを評価したいです。

これは魔法治癒能力が高い=基本的に魔力の扱いが上手いというこの世界ならではの法則があるから成り立っている事業だけども。
戦争当事者を治療しないという方針を貫いているその裏側で、それこそ何日間も文句は言うけど決して逃げ出さずに治療し続けるジーク先生の根性、プロ意識に脱帽です…。
きっかけが悲惨だからこそ、それに懸ける想いも強く…。
それ故にオータムの思いに気づくことができなくなった……と考えればあの唐変木もしょうがないのかなぁ…。





オータムの笑顔をもっと見たいけど、あのラストを越える完結シーンを想像できないんですよね…。
ギャグの勢いも、ここぞという時の感情描写もバッチリなので続刊にしろ新刊にしろ、楽しみに待ちたいと思います!



以上!


医療魔術師は、もう限界です! (ファンタジア文庫)
はな
KADOKAWA (2017-02-18)
売り上げランキング: 289,229

どもー。
デスカイザーです。


そろそろ引越しの時に持っていくラノベを厳選する作業に取り掛からないといけない、という話は以前してましたっけ?

とりあえず超お気に入りの作品以外は既読を置いていくとして、です。
おそらく500冊は優に越えるであろう未読作品の何割を持っていくのかですよ…。
読む時間は今までより減り、必然的に購入作品数に対する積ん読率も高まるであろう状態で…。
……2割くらい?



では、今日のラノベ!


地球丸ごと異世界転生 2

GA文庫より
『地球丸ごと異世界転生 2 ~無敵のオレが、最弱だったスライムの子を最強にする~』です。


【あらすじ】

「『浮遊城』を調査、可能なら破壊して欲しい」転生者の少年レイクは最弱種族の少女スーラをパートナーに得て今日も修行に励んでいた。そんな彼らの住む国を、突如正体不明のモンスターが襲撃する事件が発生する。時を同じくして、謎の『浮遊城』が出現し、レイク達もこの城の調査に協力することに。空からの侵入には、一騎当千と言われる天馬騎士団との協力が必要なのだが、自称・レイクの下僕のキャロルは騎士団のエースである少女と衝突してしまい―!?『理不尽な天才』の少年と最弱種族のパートナーは謎の『浮遊城』で何を目にするのか。ハーレムファンタジー怒濤の第二弾、登場!



感想:★★★★☆

2巻目にして完結巻!
売上的な大人の事情とのことですが(あらすじ談)、それがストーリーの落差を良い意味で大きくしているように思いました。
打ち切りをプラスに持っていくって、なかなか稀有なパターンじゃないでしょうか…?




文章としては……あれですよね。
2chのスレで「最近のラノベ、やはりスッカスカwwwww」とかで例として挙げられそうな改行の嵐

deskyzer個人としては、それを瞬間描写の連続として、1コマ1コマを描くことで動きをより濃密に感じ取れるというメリットを恐らく他の方より大きく見ています。
状況説明にしても視界全体を説明されるよりも、順番に視点を変更しながら情報処理していくほうが楽なので。
以前上のような2chのまとめスレ見て、メリットを語る意見が一切無かったのが気になっていたんですが、今回良い機会なので少し書かせてもらいました。


でも!それにしても!と言いたくなる気持ちが無いわけでは…ない。かな?
以上★-1の理由。





キャラとかストーリーのおはなし。



事件の発端となるサメの飛来、あれは……かの有名なB級映画「シャークネード」のオマージュですよね!
自分でもよく分からないところで1人テンション上がってました。
だって、あの映画発想の素晴らしさしかないじゃない…?





ヒロインが増えれば増えるほど強くなるkt60先生なだけあって、冒頭第1話での引き込まれ方、中盤新キャラのカルラ、サリッサ、リック、アオバという新キャラ登場となる7話~12話にかけての日常パートはやっぱり大好き。
好きっていうの何回目だか分からないけど、好きなものは好き。



作品を部屋に例えると、ヒロインはそこに置いてある家具とか箱なんです。
で、そこに全力でレイクというスーパーボールを投げ込みます。
しっちゃかめっちゃかに跳ね回ります。


ほら楽しい(真理)




そんな家具たちの中で今巻スーパーボールを一番翻弄していたのは学習机ことリック
……いや、ちゃんと考えて学習机に喩えてますから!

スーパーボールで遊んだ人の中でも一部の方の共感しか得られないんですが、学習机の下って棚があったり段差あったりでイレギュラーバウンドしまくるんですよね。
しかもハマるとなかなか出てこない。
そして本来の用途は効率的な学習。
椅子(アオバ)という名の寡黙ながら欠かせないパートナーの存在。

ほら!


喩えの出来はともかくとして、リックは本当に良いキャラでした…!
常人とは少し違うところだけど確かに芯を持っていて、感覚派と見せかけた理論武装で、それでいて学習意欲と吸収速度も高くて、ボクっ娘で、エッチくなれる素質も有り。
強い。
どうでも良いけどレイクが学習机(本物の)に座ってたら、いつの間にか足の間に入ってる子だよね、この子。



まぁ、メインヒロインたるキャロルにはあと一歩及ばないんだけどね!!
(※個人の感想です)



1巻の感想で願った「キャロルの幸せ」が、まさかまさかのあとがきコメント付き(しかも当ブログのことを仄めかしながら…?)で叶うという奇跡。
過去の彼女の境遇を思えば、奇跡という言葉ですらまだ足りない…。

友達としてという注釈があったとしても「普通に好きだし」とレイクに言ってもらえた時の彼女の気持ち、自分が最も力を出せるであろうシチュエーション・レイクの言葉が揃った上での精霊化、迷宮内での不甲斐ない気持ち、スーラを伴わず城を出てきたレイクを抱きしめた時の胸の痛み、そしてレイクの子がお腹にいるというどうしようもない幸せ。


よがっだよ……ほんどうによがっだよ……(号泣)






号泣といえば、カラーイラストにもなっているスーラ絶命のシーン…。
これまた1巻の感想で「主人公のかっこよさが際立つこと、キャラへの仕打ちが容赦ないことがこの作品の特長になりそうですねー。」と何気なく書いていたんですが、この2つの要素が特に顕著に出ていました。
で、このシーンがまさに、一番最初に書いた稀有なパターンの要因だと思うんですよ。


本来ならもっと時間をかけて判明しそうな「地球丸ごと異世界転生」の真相、レイクの強さ、妙に少ない元地球人の謎だったりが畳み掛けるように明らかにされ、あこがれの傭兵の助力まで。
この時点で前半でのスーパーボール感からは想像できない闇があるのに、その上でさらにスーラまで…。

ぎゅっと詰め込み完結させたが故に、落差もとんでもないことになっていて、その結果想定外の感情の揺れ動かされ方をしたのでは、というのが読後しばらくしてからの分析です。
最初からこの構想だったんだとしたら、私にはもう才能に震えることしかできない…。





なんと言いますか…。
キャラの境遇に本気で悲しみ、本気で幸せを願い、成就を見届け…。
あまりにも早い完結が受け止めきれないというか…。
もっと広い世界でのレイクの活躍を見たかったなぁ…。



学級写真が、学年写真となり、いずれは全校写真へと。
そうなる事を確信し、スーパーボールが跳ね続けることを願い、この辺で筆を置くことにします。





以上!


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