どもー。
デスカイザーです。

初めてラノベをクレジットカードで買ったー!
夏コミに向けて金欠が加速してるもので…。


だからなんだという話でも無いけど。



それでは、今日のラノベ!

星撃の蒼い魔剣 (講談社ラノベ文庫)星撃の蒼い魔剣 (講談社ラノベ文庫)
(2014/08/01)
椎月 アサミ

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ラノベ文庫の新人賞〈佳作〉受賞作品、『星撃の蒼い魔剣』です。


【あらすじ】

高校生の十七夜青は、ある日の帰り道、クラスメイトの白咲乃亜が謎の異形に襲われている場面に遭遇する。そのとき、「――我を取れ。我をふるえ。主が望むまま、我が名を呼べ!」そんな澄んだ声とともに、光を纏った剣が彼の手に現れた。そしてなんとか異形を撃退した青が家に戻ると、自室にはまるで人形のような美しい少女の姿が。ステラと名乗った彼女は、自らを先ほど青がその手にふるった剣だと語る。彼女によれば、このままでは〈零の扉〉が開き、世界が永遠の無に帰す〈十三月〇日〉が訪れてしまうらしい。そして、それを止められるのは青たちだけらしく……!? その手に剣を、心には希望を――。新人賞〈佳作〉受賞の学園バトルアクション!


感想:★★★★☆

面白かったには面白かったけど、ちょっと駆け足ぎみだったかな。


普通の高校生だった青が、クラスメイトの乃亜を助けたいと強く願った時、騎士の魂が蘇りその手に蒼い剣が現れる!!
……って感じの。
改めて完結にしてみると、すごく王道ですね~。

手にした剣は、青が映える見目麗しい幼女となり青のもとに再度現れ、事情を説明する。
神々の住まう時代、とある神が武力により世界を掌握し”狂気の王”として君臨した。
それを良しとしなかった4人の聖騎士が時の女神の力を借り、”狂気の王”をこの世界でない場所に閉じ込めることに成功する。
だが王は異世界と繋がる扉が閉まる直前に、こう予言を残した。

「――高貴なる余は、必ずや復活を遂げる。無へと通ずるこの扉こそ〈零の扉〉……復活した暁には、世界の終わりを……永久に巡らぬ無の刻限〈十三月0日〉を、この扉から始めようぞ。」


「……の暁には」ってあるだけで選挙公約みたいに見えて、ちょっと笑っちゃった。
僕が悪いです。


王を閉じ込める扉の力が弱まり開く日が近いことで、王の下僕である”虚無”の活動が開始し乃亜を襲ったということらしいです。
王の封印の際、聖騎士たちの魂も王の復活に合わせて転生できるようになっており、”青の聖騎士”の転生先が主人公の十七夜青。
十七夜って書いて「かなぎ」って読むんだってね。
そういえば高校の国語の資料集に載ってた気がする。

王の復活までに残りの白・赤・黒の聖騎士を集め、王を倒そう!
……って話です。


ヒロインはそれぞれが際立っていて、俺としては珍しくみんな好き。
ただ、それぞれの出会いだったり、ちょこちょこ挟まる戦闘だったりで紙面が圧迫されすぎてて、良さが出切ってなかったと思いました。
そのあたりは、2巻以降の掘り下げ内容に期待です。
……じゃないと、赤の聖騎士ちゃんが不憫すぎる…。

どうせ加筆修正するんだったら、応募原稿を2冊ぶんになるようにすればもうちょっとヒロインを掘り下げられただろうし、ストーリーも落ち着いた感じになったんじゃないかな、と。
ラスボスポジションの敵くらいはもう少しボリュームあっても良かったんじゃないかなぁ…。
せっかくのバトルものなんだし…。


とりあえず。
黒の聖騎士ちゃん回を切望します!!
(まとめが欲望)



以上!

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