どもー。
デスカイザーです。


いやぁ、ソニア=グラン降臨のニコ生熱かった!
マスリンと悟空のプラスのおかげで生き残り、無事ノーコンクリア!!
……俺はプラスとレベルが足りなくて4コンしました……。

ラノベとパズドラをなんとか両立させたい……



んじゃ、今日のラノベ!

クズと金貨のクオリディア (ダッシュエックス文庫)クズと金貨のクオリディア (ダッシュエックス文庫)
(2015/01/23)
さがら総、渡航(Speakeasy) 他

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ダッシュエックス文庫より
『クズと金貨のクオリディア』です。


【あらすじ】

底辺高校生・久佐丘晴磨と、天使のような後輩・千種夜羽。同じ階層にいられるはずのなかった二人は、とある偶然をきっかけに接近してしまう。異常気象、異常現象、異常行動…少しずつ歯車が狂いだしていく二人の日常と奇妙な都市伝説。曰く「ランダム十字路」―真夜中、突き当たったT字路で誤った道を選ぶと、二度と帰ってこられない。行方不明の女子をなりゆきで一緒に追うなか、晴磨と夜羽の思惑は大きくすれ違い…!?レーベルを越えて広がる新世代プロジェクト第一弾!これはふたつの視点から紡がれる、終わりゆく世界とめくるめく青春の物語―。


感想:★★★★★

『変猫。』のさがら総先生と『俺ガイル』の渡航先生の合作が面白くないわけがないじゃん。

晴磨と夜羽のそれぞれの視点が入れ替わる構成になってます。
たぶん晴磨側がさがら先生で夜羽側が渡先生なんじゃないかなぁ…。
違ったらごめんなさい



登場人物だいたいみんなクズです。はい。
クズじゃない人は、2人の主人公の巧みな話術と印象操作でだいたいクズに見えるようになります。
……夜羽の妹の美沙ちゃんだけは天使。

クズではあるけど、クズ=悪というわけでもないのがポイント。
こう、なんだろう。
たとえばメインヒロインの夜羽を例に取って考えてみましょうか。
彼女は「話せば脅迫聞けば曲解黙る姿は高嶺の花」(本文137p)という表現がまさにぴったりな子。
恐ろしいくらいに自分の世界が自分の中で完成されちゃってて、”一般的”な価値観と自分の価値観が異なるときには迷うことなく疑うことなく寸分の隙もなく自分が正しいと言えちゃう。
そしてその価値観の違い―たとえば金銭の貸借について―がやっかいなところ。

夜羽は同級生の頭が緩そ~な人にトイチでお金を貸し付ける、いわゆる闇金的なことをしています(この時点でだいぶ問題ある気がするけどとりあえずここはおいといて)。
もちろん頭が緩い人は返すことなど考えず、少し経ってから返済額が跳ね上がってることに逆ギレし、知り合いの生徒会長へ「暴利だ!」と訴えます。

さて、ここで”世間一般の考え”がどうなるかというと、
「学生の身分でそんな馬鹿げた利子をつけたお金の貸借なんてけしからん。巻き上げたお金を返すべきだ。」
もちろん正義感あふれる生徒会長どのはこの考え方。

なんとも奇妙な話ですよね?
自分がお金が無いときは他人に助けを求めておいて―しかもしっかり契約書を交わした同意の上での行為―、いざ返せなくなったら「あんまりだ」と泣きつく。


さぁ、ここで考えてみてください。
同意の上で暴利を貪る夜羽がクズなのか。
それとも、契約を無視し自分の都合の良いように勝手に振舞う”世間一般”がクズなのか。




とまぁ、神がかった文章の端々から色々と考えさせられることが多い作品でした。
さすが「人生観」について滅法強いお二人が書いただけある!




以上!