どもー。
デスカイザーです。


バイト中になんの前触れもなく『サ法使いの師匠ちゃん』で紹介されてた心理操作法を思い出しました。
感想書いたときは頭に入ってないと思ってたけど、意外と残ってるものですね…。
(ちなみに思い出したのは「前提条件は否定しにくい」ってやつ」



んじゃ、今日のラノベ!

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 外伝南海漂流編 

アルファポリスより
『ゲート -自衛隊彼の地にて、斯く戦えり- 外伝 南海漂流編』です。


【あらすじ】

『門』封鎖から5カ月。特地では周辺列国の暴走により、各地で紛争が勃発していた。伊丹ら日本使節団は、帝国皇太女ピニャらと共に紛争当事国との交渉に赴くが、その道中に船が座礁し、伊丹とピニャの二人が大海原に放り出されてしまう。伊丹行方不明の報に異世界美少女達は大パニック!空と陸からの大捜査が始まった―かつてないスケールの超エンタメファンタジー。『門』封鎖後の異世界珍騒動、開幕。


感想:★★★★★

本編ラストで伊丹が帰還したのは『門』封鎖から4年後。
ということで、それまでの間に起きたことを描くのが「外伝」なのかな?と予想。


本編では伊丹から何かと不遇な扱い(皇女を助けに来たんじゃないよ?ちょうど近くに来てたからついでに助けに来たんだよ、等)を受けてきたピニャが、ようやく!ようやく伊丹とふたりっきりのいい感じに……

結果的にいい感じに


あらすじの通り、ひょんなことから漂流した伊丹とピニャ。
さらにシーミスト領に「赤毛のロゼ」と間違って捉えられてしまうピニャ。
…やはり不遇
伊丹はピニャを助けるために、シーミスト領領主の息子であるアルバインの部下に接触。

一方伊丹漂流の報を受けたアルヌスではお馴染みの3人娘たちをはじめ関係各所で大わらわ。
時を前後する形で、『門』が閉鎖されてから3人娘のまわりでどんなことが起きていたのか、新たな登場人物を加えて何が起きたのかについてのエピソードがあり、その延長で伊丹捜索隊の結成へ。


ロウリィはアルヌスに自らの神殿を建造。
この神殿で働く神官としてエムロイ教団から派遣されてきたのがフラム、ニーナ、モーイの3人。
なかでもモーイは遠い遠い先祖がロウリィと”自分の子孫を必ずあなたの神官にする”という約束をしており、それが千年越しに叶った形となったため、ロウリィがらしくない喜びようを見せていました。
うん。ギャップ。萌え。

そして騒動となるのはニーナのエリート意識。
「ロウリィが陞神した時何を司るのか」という、この作品史上最もロウリィが愛らしい仕草を見せたことでお馴染みのあの問題。
ロウリィの一番の眷属になるために努力してきた自分がそれを知らないのが納得できない、という理由で伊丹を追っかけまわしたり……
めぐりめぐって誤解を重ね、「伊丹をぶん殴るために伊丹を捜索する」という方向へ…。


レレイには各地から集った勉強熱心な学者の卵たちが弟子として働くように。
その中の何名かは、メイベルというなぞの女に「アルヌスにいるレレイのもとで世界最先端の学問を学ぶべきでは?」と持ちかけられて集まっていました。
なかでもジターはメイベルから「穿門法(異世界を『門』で繋げる技術)を奪ってこい」と指示を受けており、何かと対抗心が強いフォルテちゃんはその計画に自ら巻き込まれていき…
ジターにまんまと出し抜かれたフォルテは、レレイに怪しまれないため、また少しでも恩を売るために、伊丹捜索に協力することに(現地承認)


テュカのもとには北にある精霊エルフの里から婿候補の7人のイケメンエルフがやってくるものの、「私は里には帰らない。伊丹と結婚する」の一点張り(そりゃそうだ)。
里といってもいくつかの村があって、少子化に悩むエルフは女性エルフの囲い込みに必死。
⇒それぞれの村を代表するイケメンたちがテュカのもとへ行き、連れて帰ったエルフの村にテュカが住む、というルールへ。
が、
テュカを説得することが不可能だと分かると、エルフたちは「精霊エルフが人間と恋するなんてありえない。きっとその伊丹とかいうやつがオヤジさんを失ったテュカの心の隙をついて洗脳しているだけだ!助けなければ!」という思考に囚われ、伊丹へ直談判!
……しようとするも、伊丹はすでにアルヌスを出発した後、しかも漂流。
炎龍編ほどではないにしろ取り乱したテュカに「お願い!イタミを探すのを手伝って!」となればイケメンたちに断る理由はなく。(むしろ恩を)

そして彼らはオチ要因となるのだった……



そして再びピニャの物語となってEND。
極限状態が続き、
とうとう!
とうとうピニャが伊丹争奪戦へ正式エントリーとなりました!

エムロイの使徒のひとりとしては非常に心苦しい限りですが、まぁ、エントリーするくらいは自由ですし?
勝つのはロウリィ聖下なんで。
そこのところよろしくっ



乱交から物語が動き出し、乱交でオチがつくという構成が面白かったです。
ハミルトンよくやった!
(Hシーンがあるわけじゃないからね?)


国際情勢に独自の視点からメスを入れることに定評のあるこの作品ですが、今回特に印象に残ったのは国家的に自尊心過多である時期を『国家的・民族的な中二病期』と評したところ(368pあたり)です。

時事的に言うならイスラム圏での宗教問題。
身近なところだと日本VS韓国・中国の領土権問題、戦時中の責任問題、環境問題etc…

そんな問題のなかで度々ネタ的に問題視される「我々が真に正しいのである!よってそれと異なるお前たちは間違っている!」という、ある程度発展してきた国・民族が持つ排他的な思考。
それを「中二病」と表現。
すごく『ゲート』らしい言い回しで、なおかつ的確に表現しているのがすごい!
なんだろう。
斜に構えて物事を見ているようで的を射た意見をズバッと言えるのってかっこいい…。




長くなってきたなぁ…
そろそろまとめないと。


外伝、となってるけど実質続編。
帝国以外の国との交渉が増えるので、これからもまだまだまだまだ登場人物はバカみたいにどんどん増えていくんだろうと考えるとちょーっと身構えちゃいますね…。

ついでに本編での登場人物も主要なところから脇役まで、誰が出てきてもおかしくないんですよ?
今回も、ゾルザルのもとで百人隊長として兵を率い、5巻では古田とテューレをわざと見逃したイケメンぶりを見せた…のがほぼ唯一の見せ場だったボルホスとか、同じく5巻でイタリカに移っていた皇帝陛下の寝所を文字通り死守したシャンディーとか。

怖くて既刊を手元に置いておかないと続きを読めないです…
(いやぁ、B5版2500ページ分って壮観!)




さっきちょっと強調しておいたメイベルが、外伝での伊丹たちの敵対勢力のトップ…だろうと。
今度はどんな展開が待っているのか。
……なるべく誰も死なない方向でお願いします…。



以上!


髪ブラという新しいスタイルについて