こんにちは or こんばんは。
デスカイザーです。


熊本の地震が活断層型の地震ということがメディアでも取り上げられています。
実は今回の地震、あまり他人事にできない事情があります。



活断層型地震の発生確率っていうのは政府が算出して毎年(かな?)公開しているんですが、2014年度調査での危険度1位だった「神奈川県/神縄・国府津-松田断層帯」が……家から徒歩15分ほどのところにありましてね?
普通に山扱いなんですけど、M8クラスの発生確率が最大16%という調査結果が出ていたんです。


幸いにも2015年度の調査では「単独でのM7.5以上の地震発生確率は低い(ただし相模トラフ等の地震との連動の可能性あり)」に下方修正されたので、ひとまず直近のことだけを考えたらそこまで注意するものでは無くなったんですが…。
2014年の時に危険度2位、2015年に1位になった活断層というのが、熊本県の日奈久断層帯。
今回の一連の地震の原因あるいはすぐ近くの断層なわけです。




「もし、あの被害状況が自分の近所で起こったら…」



考えただけで、ゾッとします。

活断層上には人が住んでいますし知り合いだって何人もいます。
もともと田畑や果樹園だった土地なので地盤が緩く、地割れや家屋の傾きなども想定されます。
丈夫な建造物も……あまり無いので不安です。


災害対策、しっかり考えないといけませんね…。
非常食、懐中電灯、ラジオ、水、スマホ等の予備バッテリー・ソーラー充電器。
今回の報道を見てるとブルーシートも余分に用意しておくと役にたつかもしれませんね。

それと比較的若い世代である身としては非電源遊具を用意しておくと、避難所などで小さいお子さんの心を癒すお手伝い、あるいは一時的な子守などで大人に協力することができるかもしれません。
あやとり、オセロ、トランプ。
あるいは本当に何も道具を使わないしりとりのようなゲームについて知っておく。


準備するものはいくらでもあります。



それでも、危機感を覚えないと動けないのが、人間という生き物です。
私がそれを本当の意味で理解したのは、実は俺TUEEEもののラノベだったりします。
……無理やり結びつけたわけじゃなくてね?

街に現れた異形。
そこに住む人々は異物として認識するものの、興味本位で近づき…
被害を受け、初めて恐怖を感じ、逃げ惑う人々…。
そこに颯爽と現れる主人公。
人類最悪の敵に単騎で突っ込み、辛くも勝利。

大まかにこうやってくくると、よくある展開です。
読んでる分には「なんで近づくんだよw」と思うかもしれません。
「なんですぐにそこから逃げないんだ」とも思うかもしれません。



でもこの異形に近づく登場人物と、自然災害への対策を疎かにしている我々は、同じ存在です。



だから、備えなきゃいけない。
だから、未知を既知に変えなきゃいけない。
だから、危機を危機と認識しなきゃいけない。



最後に、ライトノベルをはじめ創作物を愛するものとして伝えたいことがあります。
本でもテレビでも構いません。
フィクション作品は、広い目でみれば「危機を乗り越える」ことが作品の見所となっていることがほとんどです。
ぜひ、作品内の彼ら彼女らが「どういう考え方・方法論で乗り越えたのか」に目を向けてみてください。
きっとその考え方・方法論は、現実世界での危機への対処に役立ちます。




九州の一連の地震での被害がこれ以上広がらないことを、心から願っています。



4/16  「デスカイザーのラノベ日誌」執筆者:deskyzer

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