どもー。
デスカイザーです。

FGOのメンテが明けない…。
fhanaのアルバム買ったから聴きながら種火回収なり特異点の記録見返すなりしようと思ってたのに…
アストルフォに種火食べさせまくってる最中に「チュートリアルが完了していません」ってエラーメッセージ出たあたりで今回のは根が深いのを察してそっ閉じして12時間経過。


おのれディライト!


応援してます!がんばって!



んじゃ、今日のラノベ!

あの神父は、やっぱりクズだった

HJ文庫より
『あの神父は、やっぱりクズだった』です。


【あらすじ】

教会で勇者の蘇生を生業としているラルフはセクハラ常習犯のクズ神父。クズのくせに魔力は魔王をも凌駕する程だが、ラルフを更正させようと頑張る異端審問官の金髪ツインテ少女シャロンはちょっと苦手。前から、教会本部に睨まれていたラルフだが、ある日ついに異端認定されてしまう。仲間と見なされたシャロンと2人、愛の(?)逃避行が今始まる。


感想:★★☆☆☆


伝えたかったことはおそらく「勇者っていうのは肩書きとして与えられるものではなく、本人の素養や心構えから自然と沸き上がってくるもの」ということ。

たとえ勇者の肩書きを持っていたとしても、そいつが村人から食糧を巻き上げたり、女の子に乱暴したり、ところかまわず威張り散らしたり……、総じてクズい行動していたらそんなのは勇者じゃない。


…ということを、素行がクズい神父の追い込まれた時の行動と対比したかったのも分かる。
勇者の肩書きを持たない異端審問官の貴い精神こそ、勇者と呼ぶにふさわしい、と。

結論はなんとなく把握したけど。
内容は割とバッサリ斬る形の感想になります。
ご了承ください。



まず、神父がそこまでクズじゃない。
そりゃ蘇生後すぐには起きれない女勇者にイタズラしようとしたりシャロンに報復として下剤飲ませようとしてるけど、言ってしまえばそれまで。
それよりも、私腹を肥やすために不当な取り分を設定している教会だったり、殺しが趣味の異端審問官だったり、そこらじゅうにのさばっている威張り散らして庶民から巻き上げるだけの勇者だったりのが余程クズ。

それにストーリー上『”やっぱり”クズだった』とはとても言えない。
前半はそれこそ上に書いたようなことをしてるけど、後半の直向きさ、シャロンをなんとかして助けたいという熱い想いに触れた後、どうしてクズだなんて言えようか?



あと、魔王関連の設定の矛盾とか、「あいつがそう考えるか?」っていうのが何箇所かあったのが気になって、それが積み重なって大きな違和感としてこびりついて離れないんですよね。

たとえば魔王城。
常人ならそこに立っているだけで瘴気と毒気に晒されて気分が悪くなるところに常人が乗り込んでいって「瘴気が足に絡みついて歩きづらい」程度にしか影響してないし、「常人は魔王城に近寄ることすら叶わないことを肌で感じた」割には平気で近づいていってるし。

魔王城入る前に馬が始末されているのに魔王城から離れる時、魔王の追手が追いつかなかったのは何で?とか。


ラストシーンも。
「強者が生き残り、弱者は滅ぶ」ことを何よりも貴ぶ魔王が、「最強になる秘訣」ごときで弱者を見逃すかどうかが引っかかってうまく飲み込めなかったです。

たしかに一見矛盾がなさそうに見えるけど、こういう考え方の人が「誰かから教えてもらった強さ」を良しとするか?
並列という概念を捨てると、教えるっていう行為自体強者から弱者へ施すものよ?
絶対そんなの承諾するわけないじゃん。

……っていう考えです。
ついでに言うなら、神父が弱体化しているとわかった時点で魔王が取るべきだった行動は、神父を殺すことではなくて人間社会を滅ぼすことのはず。
神父の弱体化のおかげで人間を襲わない理由が無くなったわけですし。




やめましょう。
気になったことつらつら書いていても誰も得しない。



視点は好き。
なので、構成と勢力図、あとタイトルと内容のミスマッチを感じないようであれば次回作も買うかもです。


あるいは私の読解力がもっとあれば、綺麗にハマる話なのかもしれない。




以上!

あの神父は、やっぱりクズだった (HJ文庫)
城道コスケ
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