どもー。
デスカイザーです。

そろそろ来月末の期末試験に向けて行動しないとなぁ、とか思った今日このごろ。
何せ講義に出てないからね!

……一応、あの、就活という名目があったんです、はい。
教科書は買ってあるんですけどね?



今日のラノベ!

ボディガードな彼女いわく、サディスティック日和にて。

ダッシュエックス文庫より
『ボディガードな彼女いわく、サディスティック日和にて。』です。


【あらすじ】

破滅的にとことん運が悪い高校生の向希純は、下校途中に暗殺者『ファントム』が人を殺す現場を目撃してしまい、次のターゲットにされてしまう。助けを求めた警察に紹介されたのは、未成年者の警護を専門に請け負う警備会社『SMG』。希純はそこの代表者である、来栖沙耶香という美少女をボディガードに雇うのだが―「…あれぇ?俺、前より危ない目に遭ってない!?」希純に敢えて危険な橋を渡らせ、苦しむ様子にうっとりとする沙耶香の本当の姿。実は彼女は真性のドSだった―!?「あなた、いい声で鳴くわね」腕に自信があるからこそ、死なせない程度にお楽しみ。ドS青春スクールライフ、ここに開幕!ダッシュエックス文庫第2回集英社ライトノベル新人賞特別賞&ジャンプ小説新人賞’14 Winter小説フリー部門“特別賞”も受賞


感想:★★★☆☆

3月頭に買ってから3ヶ月近くちまちまちまちまちまちまちまちま読んでようやく読み切りました…。
つまらないとかじゃなく、寝る前にちょーっとだけ読む用にしていたので結果的にこうなってしまいまして。
ついでに言うならその間1ヶ月くらい、扉絵にもあるぽよりんゼリーのくだりだけ繰り返しよんでいたのでさらに進み方が遅くなっていたのは公然の秘密。



前半は沙耶香の本気具合がうまく伝わってこなかったこともあって「ちょっと腕に自信がある子が自信を砕かれる話」になると思ってました。
ぽよりんゼリーのくだりで希純(きすみ)に一杯食わされたあたりから徐々に沙耶香の本心が見えてきて、後半はその点に関しては安心しながら読めました。

ただ……。
結末、オチのことを考えると、というところはありますね。

そもそも「クライアントとボディガードは信頼関係が大切」と言いながら希純を個人的嗜好で適度にいたぶっていた時点で、どれだけ弁明を重ねたところでも疑問が残るのに、それに加えて一連の事件が「自分の会社を脅かしかねない敵をあぶり出すための自作自演でした」って……。
「本当は第一候補じゃなかった。沙耶香が一目惚れしたからあなたを選んだ」っていうのがエピローグでフォローとして入っているけど、それこそ私情でわざわざ人を危険に晒しているわけで。

題材が面白いと思ったから買ったけど、そのあたりの意外性と現実性の折り合いはもう少し丁寧にやってほしかったかなぁ……。
ボディガードは死ななきゃ良いって商売じゃないはず。




全体のストーリーはそんな感じで疑問が残る感じですが、会話のテンポとか内容には光るものを感じました。
的確に希純を手玉にとる沙耶香とそれに対する希純のやや投げやりさが感じ取れる叫びツッコミ。
もし自分がラノベ書くとしたらこういうの書きたいなって思える会話文でした。
地の文でも比喩を使った情景描写と希純の心の声のバランスがすごく良かったと思います。

「とにかく笑わせよう」という著者の意図が見えすぎてる文章”じゃない”ことが貴重で、とにかくこの作品を引っ張っているものですね。
今後ギャグ枠での期待が高まります!



最後に、おそらく誤用だと思われるところ。
p151「予想の範疇内だったのだろうか」

範疇 or 範囲内じゃないかな?って。
それとも何か二重使用での強調とかが意図される熟語なのかな?
どうなんだろう…






繰り返しになるけど、次回作に期待。
厳しい言い方になるけど、根底にある設定を受け入れきれてないからシリーズの続刊は買うのを躊躇うかな…。




以上!