どもー。
デスカイザーです。


そういえばtwitterで呟いただけでブログには書いてませんでしたが、今週は「2016夏クールラノベアニメ特集」ということで、1週間集中的に原作の感想を上げてます!
……まぁ?開始3日目の昨日、既に連続更新は止まっているわけですが。
「朝7時に起きてバイト行って18時過ぎに帰ってくる生活でどうやって毎日読めと!?」
…と誰にともなく喚いていました。
一分の隙もなく自分のせいです本当にありがとうございました。

それだけ来期ラノベ枠アニメは期待度が高い、ということですね!!



それじゃ、今日のラノベ!

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン3

電撃文庫より
『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅢ』です。


【あらすじ】

大アラファトラ山脈でアルデラ神軍の大軍と向かい合う、疲労困憊の帝国軍。勝ち目の見えない状況で、イクタは起死回生の奇抜な作戦を決行する!そしてかたや、帝国軍を攻めるアルデラ神軍の中に、ひときわ目を引く一人の軍人がいた。彼こそ、『不眠の輝将』と讃えられる英才。強敵としてイクタの前に立ちはだかる男であった―。不世出の二人が激突し、大森林を舞台に、息詰まる戦いが繰り広げられる。果たして、その結末は…!?話題の本格派ファンタジー戦記、ますます盛り上がる第3巻の登場。


感想:★★★★★

読めば読むほどイクタの才能が末恐ろしくなるシリーズ第3巻。
今回は2巻の直後、山脈で争っていた2者から漁夫の利を得ようと、さらに北から攻めてきた宗教国家ラ・サイア・アルデラミンからの撤退戦。
……撤退支援のための防衛戦、とかのほうがイメージ伝わりやすいかも?

山脈の北に広がるガガルカサカン大森林。
これを焼き大規模な火線防御を展開して敵の足を止める、という策。
言うは易し、行うは難し。
火の弱まる場所があれば的確にその場所の炎を油で補助し、敵の動向に気を配りつつ、1ヶ月半以上山で戦い続けて蓄積した味方の疲労をコントロールする。


普通だったらこのあたりで予定調和感がチラッと出てきてもおかしくないんですが、全然そんなこと感じる間もなく食い入るように読み進めてました…。
3巻の物語がシナーク族、特に族長のナナに謝罪の意を伝えるために、シナーク族の伝承に従い指を切り落とすところから始まったのが大きい、と分析。
2巻での極限状態がありありと蘇ると同時に、イクタは万能の英雄ではなく、あくまでも科学的に何とかしようとしているただの人間だということが痛い程伝わってきた……というか痛い。
すごく痛い!
なんかもうこっちもジンジンしてくるわ!




イクタだけでなく、スーヤもマシューもトルウェイもハロもヤトリもモブ兵士でさえ。
皆が必死で殿(しんがり)を務めているのが本当にダイレクトに伝わってくるのでどのシーンも好きなんですが、展開として印象に残っているのは二箇所。

上に書いた小指切り落としシーン。
それと、アルデラミン側に客将として参加しているキオカ共和国の「不眠の輝将」ことジャンとイクタの交渉後の別れのシーン。


イクタがジャンに対して放った「全ての英雄は過労で死ぬ」(p283)という言葉。
これ、1巻で高等士官試験の筆記試験での「前キオカ戦役で戦犯となったバダ・サンクレイについて自由に述べよ」っていう感じの質問に対してイクタが一言答えた「あらゆる英雄は過労で死ぬ」(1巻p41)という回答から来てるんですよね!
ジャンが不眠体質であり、それを生かして昼夜を問わず仕事をしていることを批判した言葉なんですが、まぁ痛烈。
ジャンとしてはもちろん侮蔑の言葉だと受け取るでしょうが、バダ・サンクレイに対するイクタの感情のことを踏まえるとジャンのことを気遣っているようにも聞こえるですよね…。
というかジャンのやっていることがどうしようもなく帝国の現状の縮小図でしかなくて、ちょっとイライラしてるのかな?
この二人の対立図はいずれもっと広い戦場で見てみたいな。



あと、どうでもいいっちゃどうでもいいんですが、コカ・コーラの原料のひとつであるコカの葉って痛み止め代わりに使われていたんですね!
今回イクタが使用しているのを見て(読んで)初めて知りました……



そうですそうです。
3巻で話すことでも無いかもですが、『天鏡のアルデラミン』は途中でイラストレーターさんが交代していて、どうやら1~5巻までは新イラストレーターさんの絵で新装版が出ている様子。
私は変更前…というか初版で買ってるのでそりゃ変更前ですよ。
……と思ったら3巻は第5刷だった!あれ!?


おそらくアニメはこの3巻までになるんじゃないかな?と予想。
1クールだったらキリもいいし、見せ場…はほぼ常にずっとあるし。
……エピローグで姫様がボディタックル決めたシーンは、EDを幻視しながら読んでました。
あ、いやでも4巻が単巻完結だったらそこまでやる可能性はあるかな…


Q:この作品のアニメの期待度を教えてください

A:正直同じクールで『アルスラーン戦記』があるのが厄介だと思っています。
同じ戦記ものとして色々と比較されると思いますから。
ですが、やはり胸を張ってオススメできる程度には期待できます。
制作は『織田信奈の野望』でStudio五組と共に合戦シーンを描ききったMADHOUSE、OPは『GATE』の世界観を見事に再現したことで再び注目を集める岸田教団&THE明星ロケッツ、EDは『ヘヴィー・オブジェクト』で戦場の中のヒロインの葛藤をその独特な歌声で表現した鹿乃。
原作を読んだ時のイメージ通りの声優陣。
そして何よりイクタたち騎士団をはじめ物語を彩る癖の強いキャラクターたち。
ここまで揃っていて、面白くないわけがありません!

※個人の意見です



ていうかOP岸田教団なのな!!!!!!
これはカラオケで粘ることになりそうだな……





以上!
今回も長かった!

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (3) (電撃文庫)
宇野朴人
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