どもー。
デスカイザーです。

2016夏クールアニメ原作ラノベ感想の集中強化週間も本日がラスト!
……第一弾は。

新刊で読みたいやつがべらぼうにあるので、それを少し消化したらアニメに追いついていない『Re:ゼロ』を読みたいと思ってます!
ゴーゴーカレーのコラボグッズ手に入れるためにフルタイムでバイトしたあとに片道1時間半かけてアキバまで行くくらいなのに3巻までしか読んでいないという圧倒的矛盾を、さっさと解消したい…



それでは、今日のラノベ!

そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-

MF文庫Jより
『そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-』です。


【あらすじ】

人類の『敵』―“アンノウン”の襲撃により世界が崩壊した近未来。湾岸防衛都市東京の学園に所属する朱雀壱弥は―人類を愛しすぎていた。全人類の発展のため、美少女の告白をバッキバキに叩き潰し、戦わない同級生の心をボッキボキに叩き折る。デート?カップル?それはこの世界でどんな意味が?なにもかもを論理で語れ。自分の正義を信じてやまない朱雀に、謎の転校生少女の調査任務が与えられ…?ポジティブクズとドM天使が出会い、新たなる変態ストーリーの幕が上がる―!『変態王子と笑わない猫。』コンビが贈る青春ラブコメの最前線!刮目せよ!


感想:★★★★☆

なんですかこの言い知れぬ狂気の塊は…?



人類を愛してやまない主人公・壱弥が人類の進化のための努力発展進化躍動を無限に肯定し。
善いものも悪いものもすべてを愛することを自己満足だと認めるカナリアは、笑顔を振りまき。
人類が大好きなドレッドヘアは、その刀となる戦闘科を取替可能なパーツだと断じ。



全てを愛するからこそ特定の個人を愛することの論理性を壱弥は理解できず。
全てを愛するからこそ全てに対して無限の笑顔と無限の意志を持ち。
全てを愛するからこそ特定の個人が全より優先されてはならないと切り捨てる。





こう……体の中をドロッとした何かが這いずり回ってるかのような違和感・奇妙さ・恐ろしさがありますね。
スタート地点はみんな同じなのに、進むルートが違うとこんなにも結果が違うのかと…。
そしてその交わるはずがないルートが交わってしまうとこんなにも噛み合わないものなのかと…。


ルート形成の過程には”東京”の抱える歪さ、例えば「空を飛ぶ能力+個別の能力」というデュアル能力のみが戦闘科に入れる仕組みが生んだエリート意識、【世界】により急速に進む世代交代、とある不祥事(おそらく『いつか世界を救うために』の件)により退任した前主席に代わり主席になったドレッドヘアの「1年」、etc…が大きく関わっているので、彼ら個人が何か特殊であったわけではないんでしょう。

たまたまそういう境遇にいて、たまたま気づいてしまったから今矢面に立っているというだけの話で。
だから、人単位じゃなくて作品単位で狂気を感じます…。



究極の人類愛の行き着く先が、果たして「そんな世界は壊してしまえ」になってしまうのか。
それとも壱弥は違う答えを出すのか。

完結巻となる2巻に期待。



以上!

そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐ (MF文庫J)
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