どもー。
デスカイザーです。

広島カープ優勝おめでとうございます!
他球団と比べてもより一層ファンと選手が一体となって盛り上がっている様を見ていると幸せな気分になります。

広島に何か思い入れがあるかと言われると『たまゆら』くらいですが…。
……のりえはかおたん家におしかけて騒いでるだろうし、さよみさんとか各所で大暴れしてるだろうな(笑)




今日のラノベ!

叛逆のドレッドノート4

叛逆のドレッドノート 4

著者:
岩田洋季

イラスト:
白もち桜

レーベル:
電撃文庫


【あらすじ】

零と百華の秘密―“共振錯覚”を全世界に向けて告白してから二ヶ月。その日、零が見た叛逆少女の夢は、絶望に染まった二人の未来だった。しかし、悪夢は夢のままでは終わらない。白昼夢のように、零の見た夢が現実になっていく。学園島に襲来する未曾有の“蛇”の群れ、二人の絆とも呼べる“共振錯覚”の真実、次第に明かされていく百華との出会いの秘密。それは、過去から今へと続く、二人の運命だった―。全てを知った零と百華は、襲い来る絶望の未来をねじ伏せるため、“叛逆”に打って出る。“叛逆”のボーイ・ミーツ・ドレッドガール感動の完結編!!




感想:★★★★★

読み始めて10ヶ月でようやく読み切りました…。
その間に2回なくしてるんですが、なぜ。




3巻でのドゥームズデイ・ダークネスを操るイレーネの存在、業平の使う現在の技術レベルを超えた煉機器、4巻でのレベル5の襲撃に、業平から伝えられた死の未来。

死の未来を回避するために百華が島を離れ、零と距離を置くという選択肢を業平から与えられ二人が悩み、決断し、調教し合うシーンが、やっぱりこのシリーズを象徴するシーンですね。

上に挙げたもの以外にも世界の命運だとか子どもたちの扱いだとか色々と重要な要素があるんですが、最終的にはそんなの二人には何の意味も持たない記号でしかなく。



零は百華に、百華自身を信じ、仲間を信じること、そして自分がどれだけ百華を愛しているかを共振錯覚でダイレクトに伝えて。

百華は零に、世界を、島の皆を、そして大好きで大好きでしょうがない零を守るために、自分の死の未来を覆してその後零といちゃいちゃするためにやむない選択なんだと共振錯覚で説得する。



世界の命運がかかっていると言っても過言ではないのに、やってることはまさしく犬も食わない痴話喧嘩
それが零と百華のやり方で。
零と百華の調教勝負なんです。






最初はまわりと距離を置き孤独に叛逆していた百華が、みんなに誕生日を祝われるまでになり、零という存在に恋をする。

プレゼントを前にして震え、こぼした「ありがとう」の言葉が、百華のこれ以上ない幸せと進化の証。



さぁ、運命に叛逆する時だ!
恐れ知らず(ドレッドノート)の恋で、全てを覆せ!






…………もう少し書きます。
締めの一言詩的に放ったけど、もう少し書かせて。



今巻で最終巻ということで、零と百華の同棲生活が本編で見れないのは残念です…。
さすがに電撃文庫MAGAZINEのラインナップまでは覚えていないので分かりませんがそちらに何か外伝あるいは後日譚的な短編が載ってることを密かに期待しようかな…。
きっといつも以上に甘々な生活が繰り広げられているんでしょうねー…!

その後の生活、死の未来の回避、百華の胸の成長と、寝る前に妄想するネタには困らなくなりましたね。


最後まで読んでふと思ったんですが、零と百華のしている恋愛ってある意味ひとつの理想的な形ですよね。

・隠し事なんて最初からしない
・相手を”調教”するために、自分の意見はまっすぐ主張
・相手の中身を、もっと言えば人間性を好きになる
・常に相手を思いやる

共振錯覚というIFがあった上での関係性なわけですが、実際こういう直接的で熱い恋をしたいとか……思いません?
私は思います(堂々と)
一生に一人、人生をかけて守りあえる存在。


いつかこのブログで結婚報告する日が来たらいいなぁ……





はい、語ってて恥ずかしい話はこのくらいに。
たぶんこの恥ずかしさは、零と百華が大衆の前で「えっちぃことだってしたい!」と叫んでいたことに比べたらどうってことないでしょうからノーカンです。


岩田先生の次回作に期待しつつ、過去作も集めてみたいと思います。
(近々読みます、とは言わないのがポイント)




以上!

叛逆のドレッドノート (4) (電撃文庫)
岩田洋季
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