どもー。
デスカイザーです。

ちょっくら今まで以上に新刊を買うのを控えなきゃいけない事態になりそうです…。
積ん読が400冊以上あるのでラノベライフ自体には影響無いんですが、新刊の記事は今まで以上に少なめになるかもしれません…。
……けっきょくどうしても読みたいやつは買いますが。



んじゃ、今日のラノベ!

オーバーカマー

オーバーカマー!! 馬鹿とチートは紙一重

著者:
春日部タケル

イラスト:
ハル犬

レーベル:
角川スニーカー文庫


【あらすじ】

ミルフィは悩んでいた。彼女の勤めるお悩み解決所のメンバーに。所長のレッドは読む(エロ本を)・持つ(エロ本を)・買う(エロ本を)の三拍子揃ったクズ。所員の浮世はおっとり優しいお姉さんだが、あるスイッチが入ると…?日々ツッコミに奔走する助手・ミルフィの苦労は増すばかり。しかも事件解決は自称“チート能力者”レッドの持つサイコロの目次第で!?「俺頼みの時間だ」―残念トリオの反則バトルコメディスタート!




感想:★★★★☆

『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』の春日部タケル先生の新作です。
新作と言っても6月発売なのでもう3ヶ月前ですね…。
買った直後に読み始め、残り50ページを残してなぜか本棚に入ってました。
謎です。


セクハラ全開妄言連打のレッドと、ニュートラル状態でのみ頼りになりそうな優しいお姉さんの浮世という二人のボケ製造機に、給料以上の仕事(主にツッコミ)で過労死しそうなミルフィの、バトルコメディです!


ただただミルフィのツッコミ機能がどこまで負荷かけて大丈夫なのか見守る作品になるかと思いきや、ラストエピソードは結構ゆさぶりに来ましたね…。
まさか依頼者豹変パターンだったとは…。
そこに至るまでがあくまでもギャグテイストを貫いていただけ、213pのイラストとその前後の展開は本当に意外でした。


レッドの能力「天上天下唯我独賽(チートフルダイス)」が、「能力がチート」なのではなく、「チートなレッドがダイスを振っている」というラストバトルで明かされた情報は、半分納得半分不可解というところです。
確かに能力が他の人間にも存在している世界観の中では決してチートと言えるレベルの能力では無かったのでそこは納得です。
ただ……、レッドがどうチートなのか、という疑問が残りました。
その情報開示と共になんかすごい近接戦闘だったり対能力戦闘をしていたりしたけど、それがデメリット無しでできるという意味でのチートのだとしたなら前半部分はもっと素直に解決すりゃいいんじゃ…、と思わずにはいられないです。
それともまさしく存在自体がチートであって、文字通り最終的にレッドの望むように転がるということ…?
いや、だとしたらもうちょっと女性関係が淫らもしくは血に染まる状態になっているはずだし…。

いずれにせよネーミングセンスは異常





2巻は今巻以上に頭空っぽにして読みたいです。
新キャラが続々出てくるとのことらしいですが、ミルフィはもつのか…?




(ところで本編よりもあとがきのほうが面白いだなんて…)




以上!


オーバーカマー!! 馬鹿とチートは紙一重 (角川スニーカー文庫)
春日部 タケル
KADOKAWA/角川書店 (2016-05-31)
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