どもー。
デスカイザーです。

最近ラノベ消費量が増えてきたからか、多少の体力的な無茶が気にならないですねー!
炭水化物と脂質とタンパク質とビタミンとラノベ。
これ、健康の維持に必要な5要素、大事。
……何か忘れてる…ミネラル?



今日のラノベ!

滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ

角川スニーカー文庫より
『滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ』です。


【あらすじ】

現代と異世界を行き来する能力を得た俺、辻道尽は、ストレスフルな現代社会に別れを告げて異世界で人助けを始める。そこで出会った魔法少女リルネもまた、現代からやってきた“転生人”だった。「あたしの護衛になってよ」―彼女の死の運命を知った俺はリルネを守ると決意する。そんな中、“主人公”を殺しにきたという来訪者が現れる。そいつは街の人々を次々に石に変えていき!?この滅びゆく世界を救うため、俺は誰より強くなる!


感想:★★★★★

僕、これ好きー!


いわゆる長文タイトルと呼ばれる類だけど、やや概念的なものになっています。
というのも、安直に「よっしゃ世界の壊滅阻止するために主人公探すぞー!」という内容では無いんですね。
(今のところは…)
概念的ではあるんですが、「求めよ」と問いを発している部分に想像の余地を感じてうずうずします!



「あれ?意外と異世界転生ほのぼの系…?」と思わず錯覚してしまう第一話
「死の運命を覆せ」という不穏なワードが出てくる34pを読んでも、実はそうでもないんじゃないかと期待してしまうだけの平和感の8割くらいは、ポテトチップスに感動するリルネの可愛さが生んでいるような気がします!!(熱弁)


第一話の平和感・ほのぼの感がブラフで、タイトルから感じた不穏な雰囲気……いや、それ以上の喪失感・やるせなさを感じることになる第二話
滅び方と文章のクオリティが予想以上でした。
リルネの悲しみ、怒り、憎しみ…、そういう感情があたかも自分がそこに居て、見て、感じたかのように思える表現。
つらいシーンだけどこの巻で一番好きなシーンですね。


ジンの能力に浮かび上がっていた「エンディングトリガー」っていうのは、条件をクリアすることで自動的に運命が変わるものというわけではなくって、あくまでもトリガーなんですね。
条件をクリアすることでストーリーをクリアするために必要な能力だったり何なりが解放されていく仕組みっぽいです。

ポケモン最新作で例えると、「ヌシのヨワシを倒す」がエンディングトリガー、「みずのZクリスタル」が解放される能力、その結果ストーリーを進めるために「ウソッキーをどかす」ことができると、と。

この第一話、第二話まで作品全体の枠組みの中で第一章という扱いですね。



第三話、第四話でリルネ・ジン・スターシアの3人の関係性を固めたり、能力が披露されたり…。
第一話でのほのぼの系(錯覚)とほぼ同じような内容のやりとりなんですが、石化事件を踏まえたうえで読むと全く違う雰囲気に見えるんですね…。
もちろんそういう書き方をされている部分もあるけども、それ以上にリルネがぎこちない笑みを浮かべているんじゃないか、とかジンが空々しい言い回しになっているんじゃないか、とか読者側(=私)の深読みがそれに拍車をかけているように感じました。


そしてそれを挟んで第五話で本格的に第二章がスタート!
早速……ジンが死んで……時間が戻って生き返って。
「あ、『リゼロ』だ」と思うなというほうが難しいこの時代における、異世界ループ。
訳の分からないうちに殺されるというあたり1巻の盗品蔵でのエピソードが頭をよぎりますね。

これが物語の最初からそうだったら文句垂れてたかもしれませんが、(やや上から目線な言い方になって申し訳ないです)第一章で十分それに見合うだけの文章力とストーリーを読ませてもらった上での第二章「ループ主人公」なので、純粋にどんな方法でループを止めるのか期待100%!!

楽しみ!




そして余談
公式略称は『ほろびゆ』ですが、個人的には相生生音先生がTwitterで仰っていた『よののなにをく』という略称がお気に入りです。
表紙タイトルの下段平仮名を左から読む感じです。



以上!