今日のラノベ!


Reゼロから始める異世界生活 8

Re:ゼロから始める異世界生活 8

著者:
長月達平

イラスト:
大塚真一郎

レーベル:
MF文庫J


【あらすじ】

強敵『白鯨』との激戦を乗り越えて、再びメイザース領へ舞い戻るナツキ・スバル。共に死闘を潜り抜けた討伐隊に、因縁の末、和解したユリウスの存在を加え、一同はついに宿敵、大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティ率いる魔女教徒と激突する。エミリアたちを狙う『怠惰』の邪悪な企み。幾度も目の当たりにした惨劇を回避し、運命を覆すために、スバルの『死に戻り』の経験が活路を開く―!「それじゃ、いっちょう頼むわ。―頼って縋って、みんなの力で勝ちにいこうぜ」TVアニメ放送開始の大人気Web小説、絆と決意の第八幕。




感想:★★★★★

これにて白鯨&怠惰編、終了……じゃないだとっ!?




まさしく順調、快進撃。
早々とペテルギウスを粉微塵にして、”指先”をひとつずつ追い詰め。
第二、第三の”怠惰”が現れるという予想外の展開、勘違いしたラムの襲撃というハプニングもあったけれども、村人が殺し尽くされることはなく屋敷も襲われず。

スバルの掲げた誰ひとり欠けることなく終わるという目標には到底届かなかったけれど、次善の結果としては受け入れることも申し分ない結果……だったのに。



いや、正直なところ「ペテルギウス=精神寄生体」っていう説は、二人目の”怠惰”が出てきた時に真っ先に考えたことではありました。
寄生するルートがうまく説明つかなかったのと、本文中で「”怠惰”=指先たちの総称」っていう説があまりにも自然に受け入れられていたということもあって、いつの間にか指先説を信じ込んでしまっていました…。

……悔しい!



そんなわけでスバルはスバルギウス=ロマネコンティさんとなってしまい、三度死に戻ることに…?
もしかしたら、けもっ子大天使フェリちゃんの隠された力とか、「愛してる」の言葉と共に魔女の匂いを撒き散らす存在の力で生きながらえるのかもしれなくもないですが。

死に戻る地点がいつもと同じなんだとしたら、レムとの本音のぶつけ合いだとか、クルシュ・アナスタシア両陣営との交渉だとか、もちろん白鯨とももう1回戦うことになるわけで…。

丸々2巻やり直すとか、さすがにそれは無い……ですよね?




さてさて。
8巻終了時点で、この周回での気になった点は覚えてる限りで4箇所ですね。

①フェリスの…蘇生?
致死ダメージ受けると完全回復する自動術式か、ダメージを受けた瞬間死ぬまでのコンマ何秒の間に治癒術式を意図的に発動したのか、あるいは本当に1回死んでから蘇生したのか。


②オットーの不在
あれだけ出てきた行商人が、このルートでは不在。
代わりに最初オットーを紹介した方は出てきたけれども。
6巻での発狂のために出てきた…わけじゃないだろうから、今後彼が活躍する時が来るんでしょうね。


③ペテルギウスの感染ルート
結局最大の謎がこれですね。
手っ取り早く考えるなら”福音”と呼ばれていた禍々しい本ですが…。


④白紙の親書、分からずじまいの使者
ラムの強襲に繋がった親書。
レムが書いていた親書はどこで入れ替わったのか?
どう考えても怪しい使者は結局判明しませんでしたが……もしかしてオットーの伏線がここに!?





どこに着地するんでしょうねー…。
9巻が楽しみです。



それにしても表紙のフェルト可愛いね!!



以上!!


Re:ゼロから始める異世界生活 (8) (MF文庫J)
長月 達平
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