今日のラノベ!

ハンドレッド 2 歌姫のラブソング

GA文庫より
『ハンドレッド2 -歌姫のラブソング-』です。


【あらすじ】

「あなたが如月ハヤトね。今日から、ボディーガード、よろしく」「ど、どうも…はい?」無事サベージの脅威も去り、改めて世界的歌姫・霧島サクラのライブが開催されることになったツヴァイ諸島。なんとハヤトはその霧島サクラの身近警護役に選ばれてしまう。じつはサクラのハンドレッド、さらにはステージに使われるヴァリアブルストーンが狙われているという。「悪いがこれは俺らの獲物だぜっ」そこには謎の三人組の存在が…?箕崎准(ocelot)×大熊猫介(ニトロプラス)のコンビが贈る、“究極”の学園バトルアクション、第二弾。これが私の―「歌姫降臨!(ハンドレッド・オン)」。


感想:★★★★☆

ハヤトはいずれ「後で説明する」を積み重ねすぎて圧死する(確信)




良かったところ!

・サクラとハヤトとカレンの繋がり
・というか大筋のストーリー全部


大切な存在を亡くしどうしようもなくなってしまったところを、唄と人のチカラで踏みとどまることができて。
そんな3人が巡り巡って再び出会い、唄で繋がる。

物語としてはベッタベタかもしれないけど、だからこそ好き。
ある意味どういう経緯になるのか分かってるから安心して読める。
でもやっぱりお互いがそれに気づくシーンでは「…(パアァァァ!!!!)」って一気に視界が開けるような感覚になって、読んでよかったと心から思える。

分かりやすく一言でまとめるなら「キタアアアアアアアアアア!!!!!!」


サクラの場合は、亡くなってしまった母の形見の唄が生きる希望へと繋がっている、という点がベッタベタの中でのオリジナリティな部分で、気づくとさらにこのストーリーが面白くなるポイントでした。


ストーリーだと他にも、巻の中でも段々好感度が上がっていくクレア生徒会長を愛でるのが楽しかったり、「……桜色の突起率高いな…」と瞑目したり、「汚い大人だけじゃない!本当に良い大人もいるんだ!」と世界に希望を持ったり。
フリッツ&レイティアの幼なじみコンビの今後の活躍が楽しみな一方、敵として登場した褐色三人組の異様な強さと行動の真相が気になったり…。

メインはもちろんサクラだったけど、いろんな側面がバランス良く現れていました。
「色々楽しめる」と取るか、「軸がフラフラしてる」と取るかは読み手しだいかもしれませんが…。
個人的には前者。


気になったところ!

・ツヴァイ諸島東西問題
・名乗ろう気づこうハヤトさん
・気づくのはそこじゃないハヤトさん



1つ目の東西問題

38p「その際にリトルガーデンは、ツヴァイ諸島の西側の島―ウエストランドと接岸することになったのである」
50p「たった今、この艦はツヴァイ諸島の中の東の島―イーストランドに接岸しました」
51p「リトルガーデンが接岸するツヴァイ諸島の西側にあるフィッシャーマンズワーフはずいぶんと栄えていて楽しいみたいだし、そこまでなら三十分もかからずに行けるはずだよ」
66p「霧島サクラが宿泊するホテルは、リトルガーデンが接岸しているウエストサイドにあるのに対して」


東西どっちなのか分からなくなって泣きそうになってました(ガチ)
上の抜粋と本編全体から判断するに50pのところが誤植で、68pのもランドとサイドをの誤植ってことになるのかな…。



2つ目。
プロローグで妹・カレンと歳の近い女の子(=サクラ)を見つけ、カレンの友達になってくれることを期待して話しかけたハヤト。
まず自己紹介……ではなくカレンを紹介し、次に自己紹介…するかと思いきや「よかったら、お前の名前を教えてくれないか?」。
その後も数時間一緒に過ごしたのに結局最後まで名乗んないのかーい!!

そして再開。
サクラがハヤトのことを過去の少年だと気づけないのはしょうがないですね。
ハヤトは名乗ってないわけですからね。
……でも如月ハヤト、あなたはサクラの名前をサクラだと聞いているでしょう!?(唐突なクレア降臨)
いや、そりゃ何年も前のことだろうけど、特徴的な髪の色で同郷の子の名前くらい、こう、聞いたらピンとくるくらいのことがあってもいいんじゃないかなー!!


さらにそのままの流れで3つ目のことも話しますけど、

「もしかしたらその想いが、サベージに通じたのかもしれないし、ただ、サクラの声に反応をしただけなのかもしれない。その真意はハヤトにはもちろんわからない。一瞬、サクラの目が黄金色に輝いていたような気もする。」(本文216p)


そこは気づくんだっ!!?
髪の色と名前からはピンとこなくても、戦場の中で離れたところにいる女の子の目の色の違いには気づくんだっ!!?!

実際目の色ってどのくらいの距離なら判別できるんですかね…?
水色っぽい欧米人の目でも10メートルとか離れたらきつい気がするんだけど、逆に目元のメイクは線の1本、色の少しの違いで印象が変わるという話もあるし…。
今回のように大きな声を発した人を反射的に振り向く場合、声だと認識している以上目線は口に(顔に)いくから通常の条件よりも気づきやすいのかもしれないですね。

なんの分析コーナーだこれは





3巻はエピローグの感じからすると、デレ度が逓増しているクレア生徒会長回ですかね?
縦ロールは伊達じゃない!!




以上!


ハンドレッド2 -歌姫のラブソング- (GA文庫)
箕崎 准
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 337,466