どもー。
デスカイザーです。

自動車免許を合宿で取りに来て1週間が経過したところですが、まさかこれほどまでに読書できないとは……。
同時期に入校した人達と遊んでるっていうのもあるんですが、単純に教習の疲れが酷くて読み始めてもすぐ寝落ちする有様。

ラノベか免許か、となったら合宿に来てる今はどうしても免許を選ばないといけないですからねぇ……。



申し訳ないですが、感想も簡易更新にさせていただきます。
無事免許が取れ、帰宅したらいつも通りの体裁に整えますので何卒ご容赦を。







ではでは、今日のラノベ!

迷宮料理人ナギの冒険


電撃文庫より
『迷宮料理人ナギの冒険〜地下30階から生還するためのレシピ〜』です。

【あらすじ】

「やってられるか!こんな毎日…!」冒険者になりたいけれど、剣や魔法の才能はないただの料理人の息子・ナギ。実家の食堂の手伝いの日々に絶望した彼は親に黙って旅に出ようとする。が、一歩踏み出したその瞬間!突如として足元に開いた巨大な穴へと滑落した!目覚めたのは謎の地下大迷宮。街全体がダンジョンへと崩れ落ちるという、未曾有の事態にナギは巻き込まれてしまったのだ―!父の若き日の遺産・移動炊具車(屋台)に宿っていた炎の精霊・エンヒや、同じく崩落を生き残った戦闘神官の少女・リヴとともに、ナギは迷宮脱出を目指す!果たして迷宮崩落の原因は?そしてナギの料理の腕は、この巨大ダンジョンの中でどのように発揮されるのか…!



感想:★★★☆☆

冒険者になりたい、という夢。
料理人の父からの厳しい教育。



突然放り込まれることになったダンジョンで、今まで抱えていた想いがどれだけ思慮が行き届いていないものだったか、今まで周りに当たり前にいた人達がどれだけの覚悟を持って生きていたかを思い知らされる、というのがポイントだったと思います。


どこまでいっても「ナギの成長譚」としての立場が崩れないので、純粋に見守れるし、没入できました。

ただ、逆に言うならばリヴやクラムといった魅力的なヒロイン達があくまでも「ナギのパーティ」としてしか思えず、関係性が近づいたとしても男女というよりは仲間というほうがしっくりくるものに。
個人的にはそれ=ナギの成長譚を期待して読んでいたので問題無かったですが、仮に今後ラブコメ的な方向が濃くなるようだと、文章と感覚の差に違和感が出てくるかも?という懸念は……あります。




終始冒険者の命が必要以上に重く語られていないというところはGOOD。

いや、重いですよ?命は。
重いけれども、魔物も人間も生きることに必死なのが迷宮であり、相手を屠る以上こちらがやられても文句は言えないというのは……必然ですからね。
そこに抵抗を覚えていなかったナギは、力の有無とは別に冒険者になることの意味は理解していたんでしょう。



メインとなる料理の描写は、良いところもあれば上滑りしてるところもあり、という印象。
153pのナギが出汁の味を表現しようとしているところなんかは、初めて体感するものを言葉にしようとする四苦八苦なところがよく出ていて良いんですが……。
いわゆるグルメものと違って、あくまでもメインが「料理」であるところが分水嶺なんでしょうかね。
料理って今でこそテレビでも色々やってるけれども、もこみちだったりサイゲン大介だったりイノッチだったり……料理の作り手に依存しているものが多いわけじゃないですか。
「今日の料理ビギナーズ」とか「キューピー3分クッキング」のような純粋に料理のみが目的である番組の主な視聴者層を想像すれば分かるように、料理って実はそこまで派手じゃない。

もちろんこの作品の調理だってエンヒという役者がいて、本来世界に無いはずの食文化というサプライズまであります。
けどやっぱりそれを描写するとなると、どこか空々しいものを感じてしまうんですよね…。

そう考えるとおにぎりを握るシーンだけで涎を誘われる『デスニードラウンド』はやっぱり異常だよ…。





エピローグで呆気なく街に辿り着き、時間の流れが狂っていると思しき迷宮に再び潜る冒険者がたくさんいた、というのはすごく引っかかりました。
特に迷宮内への定期的な食糧補給は、時間経過問題との整合性から考えると実現できるのか?と気になってしまいました。
「保存食!」というのが答えだとは思いますが……。





以上!

迷宮料理人ナギの冒険 ~地下30階から生還するためのレシピ~ (電撃文庫)
ゆうき りん
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