今日のラノベ!

13

電撃文庫より
『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?Lv.13』です。


【あらすじ】

おいお前ら、真グンマー(※レイドボス)倒そうぜ!という誘いに乗って、レイドボス戦へと馳せ参じたアレイキャッツの面々。ああ、それなのに…。
◆✝黒の魔術師✝:さあ向かうとしようか
◆バッツ:なんでお前が仕切ってんだよ
◆セッテ:なーかーよーくーしーてー!
早くも友情破綻の予感!そして案の定、リーダー不在で迷走してしまうレイドPT。それを見かねて指揮官に就任したのはなんとセッテさん!?一方リアルでも、マスターの独断と偏見で秋山さんが(知らぬうちに)次期生徒会長候補として立候補させられてしまうことになり―残念美少女・アコの加勢は吉と出るか、凶と出るか…!?残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、トップをねらう第13弾!


感想:★★★★★

『お前はまだグンマを知らない』実写化のタイミングでグンマネタを仕込んできた聴猫先生に、恐ろしさすら感じます…。
あとあらすじで作品内のチャット再現できたのがちょっと嬉しい!




全世界6000万人のネトゲ嫁ファン待望のセッテさん回!!
これだけ好きなのに、やっぱり敬称を取ることができないセッテさん回ですよっ!!
やっぱりセッテさんはドMなフレンズだったんだね!!
おすわり!!
◆セッテ:なんで!?


セッテさんの魅力って、リア充組にいる時の中心にいて皆に自然に頼られている感じと、ネトゲ部にいる時の皆のツッコミを自然に引き受けている感じのギャップだと思うんです!
第二のルシアンのような常識ある立場なのに、常識がありすぎてネトゲネタにちょっとついていけないような。
そんな魅力を「おせっかいが大好きなドM」とずばっと評価したのがアコというのが、ここ何巻かのアコとセッテさんとの関係の終着点な気がして感慨深かったです。
だって、セッテさんからはともかくとして、アコがセッテさんを親友とはっきり認めているんですから!

確かにアコからしたらセッテさんは、ルシアン以外でまともな方向に真面目に持っていこうとしている希少な人で。
セッテさんからしたら「嫌いです」と言われ慣れない言葉を言ってくれる友達で、共にネトゲを学ぶ立場。
これ以上なく正反対な二人だけど、これ以上なくお似合いな二人。
同じ属性の人同士だけが最高の友人となるわけではない、ということをここ数巻での伏線を含めてよく表していたと思います。
1巻、2巻の頃のアコのような「知らない人は敵」というようなスタンスでは到底考えつかないようなこの教訓。
シリーズが10巻以上続いているからこそ真実味をもって描写できているように思います。
(第1巻でその題材ができないという意味では無い)


あー…ん?
そういう意味ではルシアンとシュシュの兄妹が「似た者同士」っていうような描写はここ(上赤文字)との対比だったのかもー?
あと今巻の隠れメインキャラのみかんちゃんとルシアンの相性が良いっていうのは、アコとセッテさんのようにあまり共通項の見えない知り合いという意味ではここの補強的な意味もありそう。

さらにだ。
選挙という題材そのものが「当選という同一の目標を別の方向からアプローチする」という意味で、似ていないもの同士の切磋琢磨を描いていると言えますね!
セッテさんと涼香ちゃんがお互いを讃え合っていたのも、涼香ちゃんとシュシュの意外な繋がりも…!✝黒の魔術士✝とバッツのいがみ合いも!!
……と邪推しすぎると話が進まなくなるのですが。

人間関係の基本中の基本である「特定の2人の属性と関係度合い」っていうところを改めて掘り下げたくなる巻でした!




今回はレイドボスの数合わせとしてでしたが、ルシアン、アコ、シューちゃん、マスター、セッテさんに加えて顧問の猫姫せんせー、それにソロ組のシュシュとみかんちゃんを加えたLAプレイヤー8人が、恐らく初めて部室に集ったんじゃないかな…?
新歓時の理想形だっただけに、揃ってくれて嬉しかったですー!
きっと夏合宿もこの8人になる!きっと!Maybe!!





読んでる間は「セッテさんがんばれ!セッテさんスペック高い!セッテさんかわいい!」って半分脳死状態だったのに、感想書いてみたら堅くなっているのはなんででしょう…?



以上!

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.13 (電撃文庫)
聴猫 芝居
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