今日はラノベではなくコミック!

衛宮さんちの今日のごはん1

角川コミックス・エースより
『衛宮さんちの今日のごはん 1』です。


【あらすじ】

「Fate」×「料理」=「優しさ」 誰でも衛宮士郎の料理が作れる!
衛宮士郎が自慢の手料理で、冬木の住人やサーヴァントたちをほっこりさせちゃいます! 詳細なレシピも付いて、だれでも士郎の手料理を同調開始(トレース・オン)!



感想:★★★★★

この作品のおかげで先日の夕飯がかき揚げになりました。




stay nightあたりの時間軸で、テーマはごはん!
バーサーカー以外の英霊と主要キャラほぼ総出演!

Fate作品っていうのは、特性上どうしても過去作知識と作品経験がどうしても必要になります。
どの作品をベースにしてどういう設定で派生したのか、あるいは何をテーマにした聖杯戦争なのかetc…。
そこを超えても話が暗かったり血生臭かったり…。
なので、私みたいにアニメzeroをなんとなく見て、UBWも見て、FGOもやっているけどイマイチFateの他作品に手を出すのは躊躇われる…、みたいな方は結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?
(もちろん、そういう要素が魅力であることは言わずもがな、ですが。)


はい、そういった方におすすめです。



さすがにこれが初Fateというのはさすがに無理があると思いますが、stay night、UBWを見ていたら間違いなく、FGOのみでも充分楽しめると思います!





で、内容ですが。
レシピは結構考えられているものが使われていると思います。
料理番組は結構よく見るほうなのですが、その中で「これを覚えると料理が変わる!」と紹介されているスキルがちゃんと使われていて、なおかつ味だけでなく見た目も工夫された料理が数多く掲載されています!
1話の寄せ鍋回の白菜の切り方、芯は葉と別に斜めに切る、っていうのを見た瞬間に「この本はまともな料理本」だと確信しましたもん…!

そのうえで、キャラが既存作品通りに思う存分動いているんだから不思議ですよー。
特に魚屋ランサーの違和感の無さ…!w
ゲイボルグで突いてきたわけじゃなかろうな!!

あと凛がやっぱり可愛いですね!
「冷やし茶漬け……食べきれちゃった……!」っていうシーンでの表情とか体勢とかバッチリよ!




これ読んでいて思ったんですが、コミックのグルメものだと「料理をどう作るか」に見せ場がある作品が多いのに対して、ラノベでグルメものだと「料理をキャラに如何に美味しく食べさせるか」に重点が置かれることが多いような気がします。
『ベン・トー』然り、『異世界居酒屋のぶ』然り、『さて、異世界を攻略しようか』然り。

あくまでも「多いような気がする」だけであって、コミックでも『幸腹グラフィティ』みたいな食べる側フィーチャーの例はいくらでもあるだろうし、ラノベでも作る側フィーチャーのもの……そう!ちょっとずれるかもしれませんが以前感想を書いた『迷宮料理人ナギの冒険』みたいにあるにはありますからね。



ゴホン。
何が言いたかったかといいますと、「料理を作る」というビジュアル的に動きが大きく心理的な描写が薄くなるものはコミックに適性があり、「料理を食べる」というビジュアル的には動きが最小限だが心理的には(三大基本欲求のひとつを満たすだけあって)とても大きな動きが見込めるものは文章に適性があるのかなぁ、ということです。

「料理モノ」としてまとめて見ていたのであまり気にしていませんでしたが、こういった違いをふまえた上で作品を読むと作者の腕の光らせ所に気づけたり他作品との比較点を見つけられたりしそうですね。





一人暮らしが落ち着いたら、この本から1つ作ってみたい!



以上!



衛宮さんちの今日のごはん (1) (角川コミックス・エース)
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