今日のラノベ!


滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ2

角川スニーカー文庫より
『滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ 2』です。


【あらすじ】

「どうやら、同じ日を繰り返したみたいなんだ」リルネ達とテスケーラの街へ辿り着いた俺は、何者かに術をかけられ時間軸をループし続けることになってしまった。冗談じゃねえ、早く“メーソン”を見つけなきゃいけないのに!おまけに、ループの引き金となった殺人事件を調べる過程で、針猫団という自治組織に絡まれまたもピンチ。けれど俺は針猫団のクライという少年に会い、ひと目で分かってしまった。彼がもう一人の主人公なのだと。


感想:★★★★☆

敵対する黒衣の数だけ主人公がいるのかな?
タイトルの「主人公の数を求めよ」の部分の意味が理解できた第2巻。
だとしたら「滅びゆく世界」というところの重要度を再認識せざるを得ないですよね…。




登場人物への容赦の無さは1巻から引き続き存在。
ループものだからね!Dead endで何しようが主人公のトラウマとやる気に繋がるだけだもんね!
リルネを中途半端じゃなくあぁいう状態(拷問中)にしたこと自体を評価したいよ、私は!

主人公の殺し方、というか殺すタイミングも全編通して見るとメリハリ付いてて良かったんじゃないかと。
引っ張るところ、畳み掛けるところ、あえて短く描写して絶望感を畳み掛けるところ。
そこの差がはっきりしていたから、ラストバトルでの畳み掛けがとても胸に来るものになっていました!

クライとジンの徐々に変わってきた絆という要素も含め、今巻はそのシーンを如何に映えさせるかに的を絞っていたように思います。
そりゃ、クライマックスなんだからそうなんだけども。
リルネとの主従・信頼関係とクライとの対等・利害関係との比較だったり、ティリスとスターシアの「眼の力」・守られるものという共通点だったり。
クライマックスを読んで初めてそれまでのすべてが腑に落ちるというような感覚で、それ故にクライマックスシーンのウェイトを大きく感じたような、そんな感じです。


逆に言うならば、それ以外の印象がちょっと薄くなってますね…。
ループって聞こえは良いけど要するに「無かったことに」しているわけで、ループ経験者の考え方が変わる以外の印象変化があまり無いというところがですね…。
これはdeskyzer個人の好みの問題ですし、客観的に見れば面白いんですがねー…。
あるいは読むタイミング(ノってる時なら大絶賛していた)





以上!お試し凝縮版でお送りしました。