どもー。
デスカイザーです。


なんやかんや学生でいられる時間も残り20日。
本当なら積んでるラノベをもう少しハイペースで消化しないといけないんですが…、パズドラだったりツムツムだったりをやっている間に1日が猛スピードで流れていきますね…。
精神的には満たされているんですが、このままだと読書脳がサビてしまいそう!
それはそれで新鮮な気持ちで読書できるから良いのだけれども。



では、今日のラノベ!

ギャルスレイヤー

HJ文庫より
『ギャルスレイヤーだけどギャルしかいない世界に来たからギャルサーの王子になることにした』です。


【あらすじ】

伝説的カリスマギャルを姉に持つ奈々倉瑠衣。姉への複雑な思いはいつしか怒りに変わり、漆黒の『ギャルスレイヤー』として渋谷・原宿に降臨するようになる。ある日、願いが通じたのか突然渋谷・原宿が滅亡した…。1台のプリクラ機を残して。ギャルの聖地化した『神のプリクラ』を破壊すべく三号玉の花火を持ち、原宿に立つギャルスレイヤー。しかし誤って自分に発射してしまい瑠衣は命を落としてしまう。その後転生をした瑠衣が目覚めたのはギャルしかいない異世界「サヴァンギャルド」だった。



感想:★★★☆☆

一部で話題沸騰中の作品。
deskyzerもその例に漏れず発売前から気になっていたわけですが…。




プラスの感想とマイナスの感想がせめぎ合っていて、とても複雑な気分です。
とりあえず、それぞれ書き出してみましょう。



◎プラスの感想

・卓越した表現力
・ユーモアセンス
・構成



◎マイナスの感想

・タイトルの蛇足感
・ぃゎゅるギャル文字
・飽和する表現力




……なんとなく見えてきました。
文章力そのものは好きなんだけど、作品自体は苦手なようです…。



表現力やユーモアセンスに関しては、本当に素晴らしいです。
1シーン1シーンごとにどういう環境なのか、どういう心情なのかを巧みな言葉づかいで彩っているため非常に想像しやすく、そんな豪華な世界の中で空気が凍ったり叫びが轟いたりするギャグパートはまさに贅沢。
題材からして「ギャルスレイヤー」ですからね?
QBじゃなくても言いたくなる訳分からなさが、なぜこんなにも美麗な文章で描かれているのか不思議でしょうがないです…。

ただし、あまりにも表現が美しすぎて引き出しが多いために、1巻通して読むにはやや食傷気味になる覚悟が必要なように思います。
そこが読んでいてつらかった点で、読み切るのに何日もかかった最大の理由だったかなぁ、と思っています。
好みの問題も大いにあると思いますが。




構成はもう凄いとしか!(語彙来い)
「運動神経が上がるにしても何か違和感のある万能さ」や「憎んでいるはずのギャル文化の知識の深さ」の2つが、前半を読んでいて微かに気になっていたことだったんですが、それが270p前後のギャルスレイヤーの過去、姉の家出以降の回想を知ることで氷解していった時の快感と言ったらもう!

他にも後半では怒涛の伏線回収ラッシュや、状況比較表現がいくつかあって唸りっぱなしでした…。





あとはマイナスの感想のほうですが…。
上でベタ褒めした分、いつもより容赦なくいきますか。


タイトルですが……私もう「タイトル詐欺だ!!!」と叫びたいんですよね…!
ギャルサーの王子になる話じゃないじゃんこの本!!

いや、確かにギャルしかいない世界のギャルの姫からギャルスレイヤーへの好感度は高いし、彼女と結婚するんだとしたらギャルしかいない世界の王子ということになるでしょうが。
他何人か出てきたヒロイン(当然ギャル)とイチャイチャしたり囲まれたりしていて、それを主人公が前向きに考えているのなら概念的に王子と読んでも良いのでしょうが。

あくまでもギャルスレイヤーとしてギャルの敵であろうとする主人公のスタンスと、王子という定義付けはどうにも当てはまらない!
百歩譲って王子は分かったとしても、何なんですか「ギャルサー」って!!!!
ちゅーかもっと絆されろよ誘惑されろよ操って使い捨てて乗り換えろよっ!!
「ギャルという集団としての属性は憎むがその個人を残らず憎むことはできない」とか言うくらいなら、もっと憎むか愛でるか両極端でいるべきでしょ!
読み終わった今となってはそりゃ主人公の過去のことを知ったからそこの理解はできるけど、そこに至るまでの200ページ超をタイトルの印象から裏切られ続けているんですからね騙されませんよ!!!




あといわゆるギャル文字の初歩、小文字な!
正直なところ小文字レギュラーキャラがいるって事前に知ってたら買ってませんでしたっ!
以前、電撃文庫の『女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました』を読んだ時に小文字が読みにくくて物語の出来以前の段階でフラストレーション溜まっていたことをまだ忘れてませんからね!!

試し読み等で事前に確認しなかった自分が悪かったと言うべきか、確認しなければいけないものを出してきたと怒るべきかで悩みますが……、ラノベ読みという立場上前者でしょうね。

次からギャルものを買う時は気をつけることにします(自戒)






そのようなわけで、ベタ褒めしながらフルボッコという大変情緒不安定な感想となりました…。

続きは気になりますが……多分買わないでしょうね…。
一文だったり小ネタだったりなら構わないんですが、終始小文字設定ONでしゃべるキャラがいるとなると読む気力は無いです。
白乃友先生の高い文章力・表現力が別の作品で発揮されることになったら、全力で読みたいと思います!



以上!