今日のラノベ!


魔術破りのリベンジ・マギア 2


HJ文庫より
『魔術破りのリベンジ・マギア 2.偽りの花嫁と神々の偽槍』です。


【あらすじ】

魔女学園で起きた事件のほとぼりも冷めきらぬ頃、突如フランセスの元に彼女の弟が訪れ、政略結婚の決定を告げてきた。晴栄との出会いを経て己の意志で歩み始めたフランは、その縁談を破棄すべく魔術の本場・欧州は独逸の啓明学園に向かう。その隣に彼女の人生を変えた“恩人”たる陰陽師を従えて―「僕はお前が運命に抗い続ける限り、この手を伸ばすと約束した」レーヴァテイン、ブリューナクなどの術装を相手に、変幻自在の陰陽術で立ち向かえ!ハイエンド魔術バトルアクション第二弾!



感想:★★★★☆

今巻も戦闘、詠唱の濃いこと濃いこと!
でも読める。
詠唱読むの苦手な僕が言うのだから間違いない。




なんといってもフランセス!
何箇所か兄のフランツと名前が混同してるところはあったけどご愛嬌。

使命感とか責任感とか、「持つ者」としての考え方を自分のできる限りで行おうとしてしまう。
それがフランセスの長所でも短所でもあることを見せてくれたのが今巻。
ノブレス・オブリージュ可愛い



フランツが来たとき、ルドルフに破れてしまったとき、etc…。
フランセスちゃん、本当にまぁよくめげます。
めげて、「でもハルナがいる…!」「ハルナが来てくれた!」と立ち直れる。
そしてなんといっても、それをおくびにも出さずに堂々と振る舞える。
弱さを理解するからこそ、1巻では強者として皆の先頭に立って憧れの眼差しを向けられていたのかな、と納得です!


そんなフランセスと良い友達になっている晴栄。
お家の仕打ち(あえてこの言葉でくくります)に対しての二人の対応は、対極。

絶望のなか容赦なく復讐し潰すことを決意する立場と。
諦めず立ち向かうことを誓いながらも、復讐ではなく妥協点を探すような立場。


どちらが正しいとかは置いておいて、そういう2人がこれ以上なくお似合いに映るのは何でなんでしょうね…。
支え合いというには一方的で。
でもどちらかが欠けると不安定になってしまう関係。
お互い、出会う前はそれで成立していたのに。

そういえばティチュと晴栄、狐狼と晴栄なんかも1対1、ペアで成立しているような。
もはや晴栄がいなくても良い関係にある彼女たちだけども、その根底は覆らず(個人の印象です)。
2巻まで来て、それでも登場キャラたちがグループとしてではなく、主人公を中心とした放射線状の関係性に置きたくなるというのはなかなか珍しい…。



ところで2巻のテーマはタイトルからも分かるとおり“偽”。
帰ることを前提とした縁談、基本概念を覆した偽りの槍、晴栄の性別、ルドルフの貧民を受け入れる理由等々。
子子子子子子子先生のことだから、詠唱やバトルスタイルなんかにも“偽”が仕込んでありそうだけれども…。
相生・相剋の概念が覆される場合を表す相侮なんかはそれに近いのかなぁ、と思ったり。
フランツの仕込みルーンの最後の1個とか、フェイントを重ねた晴栄の戦術とか。




鴨女ちゃんの大いなる活躍に期待して3巻を待ちます!
あとフランの破壊力のありそうなデレ。



以上!



魔術破りのリベンジ・マギア 2.偽りの花嫁と神々の偽槍 (HJ文庫)
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