どもー。
デスカイザーです。


Fate特番見ながらの更新。
……えっこれ見ながら更新できるのかなー!?




今日のラノベ!

暗殺拳はチートに含まれますか?

富士見ファンタジア文庫より
『暗殺拳はチートに含まれますか?~彼女と目指す最強ゲーマー』です。



【あらすじ】

VR格闘ゲーム「プラネット」で活躍するプロゲーマーの俺は、地味で無口な同級生美少女・葵が暗殺拳継承者という秘密を知ってしまう。彼女の動きや技なら、ずっと探していた俺のライバル候補になれるはず!それでゲームに誘ったら…「俺と(ゲームに)付き合ってくれ!」「ふ、ふつつか者ですが、よろしくお願いします」告白と誤解されて、恋人同士に!?一瞬で加速する瞬発力。急所をついての一撃必殺!学校では寂しがりで甘えてくるけど、ゲームではチート級の強さで強キャラたちを圧倒する葵。快進撃を続けた結果、俺と葵のバトルの強さはゲーム内で拡散していき、誰もが知る存在となる!?



感想:★★★★★

VRゲームものです、ざっくり言うと。
そしてラブコメです。間違いなく。
でも、ゲームであって遊びではない、がデスゲーム的な意味ではなくプロの至言として機能するくらいのストイックさも内包していて。
うん、読む前から間違いないと思ってましたが、間違いないですね!!


ってことで、以下読書memoと共に!



~memo~



25p:すごいビビッドしそうな名前……
⇒表紙の青髪の可愛い子、メインヒロイン・一色葵って言うんですが。
某ビビッドなオペレーションするアニメの赤が一色茜、青が二葉葵って名前でアニメ的にビビッドしてシンクロするんですよ。
それを思い出しました、まる
(中身が無い感想)



28p:黒髪……黒髪っ子でしたかそれはそれは
⇒だってもう青髪じゃないですかー!アバターは良いにしても制服シーンのカラーイラストも青髪じゃないですかー!
こういうことラノベだとよくあるんですけど、正直よく分からないんですよね…。
キャラを立たせるためにイラスト段階で変えたのなら文を変えて欲しいですし、イラストが文を無視しているなら意味が分からないですし、キャラ設定と文が合っていないのならどうにかせい!!って。



71p:目に入れても痛くない
⇒事あるごとに、目潰しを繰り出してくる葵ちゃん。
いくら目潰しって言ったって、こんなに可愛い子の目潰しだったら目に入れても痛くn…痛いに決まってるっ!!



97p:京アニ感
⇒こう、意味段落の終わり方が京アニの場面転換の空気感に似てるんですよ。
それが特に顕著に出ていたのがこの97pの、恥ずかしがって目潰し!なところで。
良きかな良きかな。
あの雰囲気を文章で描けるというのは才能の証!
今後が楽しみです!



123p:ガスマスク……
⇒唐突な作品雰囲気ブレイカーに絶句。
最後まで読んで、意図は把握したけれどもガスマスクである理由は不明…。



145p:墨家 画数技、かっこいい!
⇒墨家自体は中国の思想家として存在した人物ですが、それを冠する暗殺拳の正体とは…。
もしかしたら思想を発想の軸にしたのかなぁ?とか、葵ちゃんは途中までしか継承できなかったこの暗殺拳は墨家十論とかけて十画まで存在したのかな?とか妄想が膨らみます。



148p:価値
⇒敗北にも価値があるのではなく、敗北を糧に積み上げた努力により掴み取った勝利にこそ価値があるという鋭一の持論。
ある意味救いの無い無慈悲な考えですが、一方で真理を的確に突いた良い考えであると思います。
勝利至上主義とでも名付けましょうか。
指導者が方針としてこれを掲げるとややこしいことになりますが、克己のための思想としてはこれ以上ないですね。
なんとなくですが、作者自身がこういう考えを根底にお持ちなのではないかと。
文章から伝わる本気度が違うように感じられました。



170p:SAOで言うならラフコフ
⇒痛みも怪我もなく、相手が死んでも良い状態でぶっ殺せる。
それに伴う根源的快楽に飲まれるのは果たして現代社会を生きる身として良いことなのか、悪いことなのか。
ストレス発散、あるいは現実での歯止めとして機能しているうちは良いですが、それこそ葵ちゃんの暗殺拳のように現実の技として成立し得るものがゲームでの経験から生まれたといたら……?
コントローラーの格闘ゲームと、実際に体を動かそうとするVRの格闘ゲームの与える影響の差とは……?
殺したら相手が死ぬ、その状況でPKを実行したラフコフと何ら変わりない行動原理に薄ら寒いものを感じました。
たぶん表現規制推進派の方々が感じている不安っていうのは、まさにコレのことなんでしょうね…。
新たな犯罪動機の生まれ得る土壌を放置して良いのか?っていう。
……まぁ、良いんですけど。
正しい使い道と、そこから逸脱しないための教育・社会形成をすることが何よりだと思うので。

ラノベの感想が酒場の政治談議になってきたので舵切って戻します!



174p:心臓への掌底
⇒鋭一と葵ちゃん、現実での出会いのシーンのリプレイ!
これはただただ単純に熱いですねー!
現実だけでなくゲームでも一発入れられちゃったら、葵ちゃんからしたらもう身体を差し出しちゃいますよねー!



200p:突然のデスニードラウンド
⇒ピエロが、笑いながら乗ってたボールを投げつけたりボッコボコに戦闘している姿、もう完全に『デスニードラウンド』(オーバーラップ文庫より、全3巻)でしたw
そういうつもりは無かったんですが、今回の感想は他作品の例えが多いですね……。



214p:史上最高に胸踊らない「今来たところ」
⇒デートの待ち合わせの時の憧れのシチュエーション。
胸躍らなさに胸躍りますこれ。



232p:ちょっと母音が違うだけで物騒
⇒自分の「身」は自分で守るならぬ、自分の「目」は自分で守る



245p:恋人三原則
⇒一発入れた相手の言うことを1つ聞く、という葵ちゃん家ルールがあるにしても付き合うという長期間に渡る契約が締結されたことに多少違和感がありましたが、こういうことでしたか。




249p:章タイトル
⇒「楽しい楽しいゲームの時間」という章タイトル。
良いですねぇ!この作品を象徴してますねぇ!!

暗殺拳というこの上なく物騒なものを身に秘め鬱屈とした生活を送ってきた葵ちゃんに差し伸べられた光。
思う存分相手をぶっ殺せて、お互い痛くなくて、首も折れる。
真剣勝負であるのは間違いなく、人を殺す技を使うことにも間違いない。
けれどそれは、ゲーム。
嫌われることも、避けられることもなくありのままの自分を解放して「遊べる」場所。

「ゲームであって遊びでない」という感想を書きましたが、そこに取り組む真剣さはとても楽しいものであるべきです。
でなければそれはゲームでも無くなります。

楽しんでいる葵ちゃんを見ているとこちらも楽しくなります!
それが今作の最大の魅力ですね!!




~memo~




Q.暗殺拳はチートに含まれますか?
A.仕様です。



数年後には実際にありえるかもしれないVRによる本格格闘ゲームの物語。
ヒロインとのぎこちないイチャラブを楽しんで読むのはもちろん、彼らがそれぞれの形でゲームを心底から楽しんでいるということが伝わってくる文章が良かったです!
好きなこと、やりたいことに一所懸命なのは人間として素晴らしく、文句なしに尊敬に値すると思います。
鋭一と葵ちゃんが「プラネット」でどんな成長を遂げていくのか、是非とも続きを読みたいです!



以上!
今は2017年12月31日の24時50分。
日付も年もギリギリ変わってない、良いね?




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