デスカイザーのラノベ日誌

ライトノベルの感想を……綴るっ!

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どもー。
デスカイザーです。



竜と正義 人魔調停局 捜査File.01 (NOVEL0) 

NOVEL0より
『竜と正義 人魔調停局捜査File.01』です。


【あらすじ】

血霧と硝煙に覆われた任務の果てで彼らが正対するのは、魔物の本能か、それとも人間の業か。人間と魔物が共存する現代。人魔社会の平和維持のため、調停局の新人実働官ライルは今日も事件と、上司であるオーロッドの叱責と戦っている。第9回MF文庫J新人賞・最優秀賞受賞作が加筆修正、完全版として登場。


感想:★★★★☆

「新しいヒーローを」というレーベルコンセプトに合致した、良い作品でした。


あらすじにもあるとおり、MF文庫J新人賞最優秀賞受賞作の加筆修正版。
MF文庫Jでは『MONSTER DAYS』というタイトルで刊行されているようです。
近々買って読み比べてみるつもりですのでお楽しみに(?)



世界観としては、人と魔族が共存している世界。
とはいえやはりどんな世界でも、”混ざりもの”を排除しようとする組織はあるわけで。
そんな人類至上主義団体と主人公属する人魔調停局、そして人類社会に新たに加入しようとしている”竜羽の里”の3つの組織の思惑が絡み、一人の竜のお姫様の運命が弄ばれるお話。


魔族の排斥を許せない主人公・ライルは、竜のお姫様・クーベルネを守るため、同僚のアルミスと共に数々の難局を乗り越えていくわけですが…。

如何せん、ライルが弱い。


というのも、

ライル=人
クーベルネ=竜
アルミス=ユニコーン
敵=マンティコアとかアホみたいに強い化物魔族とか

っていう状態なんですよね。
魔族は基本的に普段は人形態、戦闘などでは魔物形態、っていう使い分けがあるんですが、元来持っている魔物の性質(鱗持ち=防御力、爪=攻撃力、ユニコーン=回復みたいな)はパッシヴスキル判定。
要するに、普通にしてたら人が魔物に勝てる道理が無いんですよね!
そこをアルミスとの共闘と知恵でなんとかするのが今作の見所でもあるんですが、さすがにライルが大怪我負いすぎて臨場感を味わう以前に心配になる…。

「鍛えてるから骨が折れても動ける!」の感覚がよく分からないんですよね…。
これは戦闘入る作品だと大体どれにも言えることなんですが。


それが絆の力なのか……






お話の結末、クーベルネをめぐって何が起こっていたのか/誰が黒幕だったのか、については概ね予想通りだったので評価は辛め。
概ね、に含まれない部分は主に人類側の組織が一体どれがどれなのか読み終わった今も把握できてないっていうところですね。
司法局とか軍とか調停局とか大統領とか、ろくな説明もなくポンポン出てくるんですもん…。
苦手なのよ…こういう組織を覚えるの…



1巻にしては主人公が死にかけすぎてるしパワーインフレ(主に敵の)も凄まじいんだけど、これ2巻で何やるの?
主人公の葬儀?

いや、ほんとライル、死ぬなよ?




以上!

どもー。
デスカイザーです。


就活って予想以上に忙しいですね……
十分な準備をしていなかったというのもありますが…。
とにかく予定立てるのと調べ物するので手一杯!
……と言い切るには間に読書なりFGOなりやってるけど。



んじゃ、今日のラノベ!

皿の上の聖騎士〈パラディン〉1 ‐ A Tale of Armour ‐ (NOVEL0) 

ノベルゼロより
『皿の上の聖騎士1 A Tale of Armour』です。


【あらすじ】

フィッシュバーン家には伝説がある。大平原“大陸の皿”を統べる大国レーヴァテインがまだ皿の中の小さな辺境国にすぎなかった頃、ご先祖様が大陸中の霊獣を訪ね歩いて防具を授かり、集まったそれらは一着の聖なる甲胄と成った。―それが全ての始まりだった。伝説の甲胄が纏われた瞬間、新たな神話が開闢る。


感想:★★★★☆


ノベルゼロ創刊っ!!


「ヒーローを見て育ってきた世代に新たなヒーローを」

みたいなコンセプトのレーベルで、最近流行りのラノベと一般図書の中間レーベルですね。
帯を外すと普通の本に見えるように工夫されているためより手にとりやすくなっていることと、文字が大きいメディアワークスと違って一般的なラノベと同じ文字の大きさというのが特徴ですかね。
表紙の手触りも厚紙みたいで気持ちいいです。
厚紙みたいという例えは明らかに何か間違えている気がするけど、大体そんな感じのザラザラしつつも手になじむ感じのあれです。はい。



さて。
そんな新レーベル1発目として選んだのは『聖剣の刀鍛冶』の著者・三浦勇雄先生の作品。


序盤のストーリーをコナン風にやると…、


フィッシュバーン家に伝わる伝説の甲冑。
”聖母”の生まれ変わりという表現が言い過ぎでないほどの美しさをもったフィッシュバーン家のブラコン姉・アシュリーは、成人の儀と共にその甲冑をまとう儀式を執り行うこととなった。
王やその側近、そしてアシュリーの弟であるアイザックというごくわずかな者たちが見守るなか甲冑を身にまとったアシュリーは…

気がついたら体がバラバラになっていた!
(これがやりたかっただけ)

バラバラになった甲冑とアシュリーの肉体は幼い幻獣に姿を変え、大陸中へ…。
なんとか頭=ヒュドラ部分だけを確保してその場から逃げるアイザックの運命は…!?




そんなこんなでアイザックと蛇になったアシュリー、そして幻獣ドラゴンと人とのハーフであるイザドラの3人が100年越しの幻獣の恋心を相手に、体を取り戻す命懸けの旅をする物語です。





まぁ、何が問題かって幻獣のスケールがね?

ドラゴンは山と見紛うほど、ヒュドラもそれに負けず劣らず、グリフィンはそこまで巨大というわけではないものの…グリズリーくらい?の大きさで刃を通さない皮膚と爪の延長線上をウォーターカッターかよ!っていうくらいの滑らかさと鋭さで両断する必殺技持ち。

それに立ち向かうのが一応サッキュバスの血を継いでいるから治癒力が少し高めなだけのアイザックと、ヒュドラの能力〈千里眼〉を使えるだけの戦闘力がない白蛇と、ドラゴンの怪力とか硬さ等々をスケールダウンして受け継いでいるイザドラ。



いやぁ…これは……。





そういう力関係でいかに「払える犠牲」で乗り越えるか、っていうのがこの作品のポイントになりそうですね。
逆にいえば命とか仲間みたいな「払えない犠牲」以外は何でもやる、っていうことですが。
大丈夫。腕の1本2本だったら問題ない。



基本的にみんなボロボロになっていくし状況的にもどんどん追い詰められていくけど、そんな中でも奏でられる姉弟の会話のハーモニーが作品の雰囲気を暗くしすぎない役割を担っていて良かったと思います。
アシュリーのアイザックの呼び方が「アイザック」という名前呼びじゃなくて、「弟よ」なんだけど、これで焦って叫ぶときの「弟よおおおおおお!?」が好きですね。
名前呼びよりも愛に溢れてる感じがする。



今後も楽しみ。




「トール?アイザック達、遺体、集める、敵対?」
「いいかチャイカ、あいつらが集めてるのはガズ皇帝のじゃねえ。
ついでに言うなら死んでないから遺体ですらないからな?」
「いくら兄様でもうら若き乙女の脚部を集める趣味があるとは思わなんだ…」
「だから集めないって言ってるよな!?」





以上!

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