デスカイザーのラノベ日誌

ライトノベルの感想を……綴るっ!

カテゴリ: 電撃文庫

どもー。
お昼ご飯が賞味期限を過ぎたもののみで構成されていたデスカイザーです。
腐肉を食らう時は近い(アンデッド族)



今日のラノベ!

14

電撃文庫より
『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?Lv.14』です。


【あらすじ】

残念!ついに知られてしまいました!残念美少女・アコの存在が―よりにもよって、英騎のお母さんに!そして案の定「今度連れてきなさいな」と言われてしまった英騎。西村家の全権を掌握するお母さんを前に英騎は無力だった。なんとかアコをまともな彼女に偽装するために特訓を始めるネトゲ部だったが、ハードルはあまりに高く険しくて…果たしてアコはお義母さん面接を乗り越えることができるのか?それともやっぱり危ない子扱い?アレイキャッツ結成二周年記念オフ会だって結婚記念日だってあるのに、いったいどうしたら…!?残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、三者面談の第14弾!



感想:★★★★★

他人に自分を良く見せたいってことはよくあると思うんです。
仕事であっても、友達付きあいであっても。
ましてやそれが夫……恋人…の親であるなら尚更。

でも結局ボロが出るんだから諦めなさい?(CV.シューちゃん)っていうのが今回のお話ですね!
なおかつアコだし。
今まで1年間夫婦であることを譲らず、決して恋人に落ち着こうとはしなかったアコが今さら「英騎さんと健全なお付き合いを」なんてできるわけが無かった。


でもアコもアコなら、ルシアンのお母さんも凄かったですね…。
想定問答メモ集を見るアコと、想定問答の台本を見るルシアンのお母さんの会話のシーンはシリーズ屈指の謎空間でした(笑)
なぜそれで会話が成立す……それは会話なのか?

そういえばルシアンも「親に紹介」っていうイベントに動転しているからか、アコの結婚発言を「……って言っちゃうくらい良い関係を築けているんだよ」みたいな方向に持っていくことなく、結婚を正当化する方向に頑張ってましたね…。
ここ数巻の例に漏れず「リアルとゲームは別」っていうシリーズ当初の命題がここでも半分否定される形になりました。







第1回オフ会とは逆のシチュだった2周年オフ会の集合シーンも良かったです!
今巻ではアコが声を掛けられてビクゥッってなってたけど、1巻読み返してみたらルシアンも声を掛けられたタイミングで「うわっ」って驚きの声を上げてるんですよ。
はは、愛い奴らめ。




【今回のルシアン・シューちゃん】

シューちゃんが隣に座るルシアンの腕をクイクイッってするシーン。
及びその後のルシアンの「気安い感じの瀬川がちょっと嬉しかった」という言葉。

最高です。
ありがとうございました。






次巻はいよいよ新婚旅行もとい修学旅行!……かな?
果たしてネトゲ部の面々はネトゲをできるのか!?
置いていかれるマスターの運命は!?




以上!

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14 (電撃文庫)
聴猫 芝居
KADOKAWA (2017-06-09)
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今日のラノベ!


読者と主人公と二人のこれから

電撃文庫より
『読者と主人公と二人のこれから』です。


【あらすじ】

この物語さえあれば、他に何もいらない。この小説『十四歳』と、その中に確かに息づく主人公、トキコがいれば―。だが、彼女は俺の前に現れた。灰色の毎日の始まりになるはずだった、新学年のホームルーム。黒板の前に立った彼女こそは、俺が手にした物語の中にいたはずの「トキコ」だった。物語の中にいる「トキコ」と、目の前にいる「柊時子」のあいだで、奇妙に絡まってゆく想い。出会うはずがなかった読者と主人公の物語。その結末に、あるものは―。



感想:★★★★★

今まさに恋をしている人に読んで欲しい一冊。




『十四歳』の読者・細野くんと、『十四歳』の主人公・トキコ/柊時子が紡ぐ、新たな物語のお話。
(以下『十四歳』のほうをトキコ、柊時子を柊さんとします)


細野くんが共感していたのと同じように、私自身も『十四歳』のトキコの考えには共感することが多かったです。
その時点で作品に入り込むことは出来ていました。
共感していたトキコの考えと実際に同じ考えをする柊さんにドキドキしたり、後半の少しずつトキコと柊さんのイメージがずれていくことに焦りを感じたり。
『十四歳』を通じてトキコ/柊さんという「二人の同一人物」の間で感情を揺り動かされ続ける細野くんのリアリティが、ひとつこの作品の魅力だったと思います。



そのうえで。
トキコではなく、柊さんに対して抱いた細野くんの恋心への共感が最大の魅力だったと思います!
『読者と主人公~』っていうタイトルからは少し離れますけどね!

たとえば137・138p。

“―俺はただ、柊のそばにいたかっただけなのだ。
助けたい、幸せになって欲しい、そういう気持ちも無かったとは言わない。けれど、それ以上に俺はただ「そばにいるメリット」を彼女に見せたかったのだ。”


細野くんの助け舟にお礼を述べた柊さんの言葉を受けての細野くんの内心。
もう、ね。分かりすぎてつらいです。
一般的に言う「良い格好を見せたい」とは少し違うんですよ。
頑張った姿を彼女に認めてもらいたいんじゃなく、自然に傍にいるだけで、一緒にいるだけで自分はあなたを幸せにできるっていうことを示したいっていうことなんですよ。

自分に自信が無い人が恋するとそういう方向に行くんでしょうか…?



本当は細野くんが恋心を淡く感じ始めたあたりからエピローグまでの全てに解説を入れたいくらいなんですが、あまりにも共感しすぎて恥ずかしいので割愛します…。

恋未満の感情を持て余し。
恋をしていることを自覚し。
相手はどう思っているんだろう?と考え不安になり。
相手の気持ちが分からずすれ違ってしまったり。

そんな恋模様が綴られています。
そういうわけで冒頭にも書きましたが、今まさに恋をしている人に読んでもらいたいのです。
読んで、相手に気持ちを伝えていないなら伝えるためにどうしたらいいか考えてほしいし、実っているなら自分たち二人がどういう足跡をたどってきたのか振り返ってほしいです。






そういえばこの作品。
エピローグ中にあった『十五歳』の逆サイドと言えるのかもしれませんね。





(最後ににしおぎFMネタにニヤッとしたことをご報告いたします)


以上!



読者と主人公と二人のこれから (電撃文庫)
岬 鷺宮
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どもー。
デスカイザーです。



幸せを態度で示すと言われ、パンパンと手を叩くのはなぜなのか。
童謡って奥が深い…。



今日のラノベ!

賭博師は祈らない

電撃文庫より
『賭博師は祈らない』です。


【あらすじ】

十八世紀末、ロンドン。賭場での失敗から、手に余る大金を得てしまった若き賭博師ラザルスが、仕方なく購入させられた商品。―それは、奴隷の少女だった。喉を焼かれ声を失い、感情を失い、どんな扱いを受けようが決して逆らうことなく、主人の性的な欲求を満たすためだけに調教された少女リーラ。そんなリーラを放り出すわけにもいかず、ラザルスは教育を施しながら彼女をメイドとして雇うことに。慣れない触れ合いに戸惑いながらも、二人は次第に想い通わせていくが…。やがて訪れるのは二人を引き裂く悲劇。そして男は奴隷の少女を護るため、一世一代のギャンブルに挑む。第23回電撃小説大賞・金賞受賞作!



感想:★★★★★

今年の電撃小説大賞もすごいのが出てきましたねー!
今のところ2017年で一番面白いと思った作品です。




いつも小金だけ稼いでいくというスタイルから「ペニー・カインド」のあだ名を持つ賭博師・ラザルスと、「大勝ちする」という失敗を帳消しにするために賭場から購入した奴隷で喉を焼かれている少女・リーラの物語。

良いと思ったポイントは、
①リアリティ
②口癖
③ジョン
④コイン
の4点ですね。



①リアリティは間違いなく狙って作られたもので、ついついラザルスという賭博師が実在して有名な記録が残っていると錯覚してしまうほどの精度。
あとがきにもある通りジョンやフランセスのような実在した人物を多少手を加えて登場させているという点はもちろん、メイド服の興りやテムズ川の汚染状況のような民俗学や地理歴史に分類される点においても非常に優れています。

その一方で時折入る作品世界の時間軸以降の情報が、この作品がフィクションであることを思い出させてくれました。
263pのヴァンテアンという賭博のことを説明する「フランスで生まれたこの賭博は十九世紀に入り急速にイギリス国内で広がりを見せ、二十世紀初頭になってアメリカで名前がこう変わった。ブラックジャックである。」という文章が良い例ですね。

ラザルスへの過度な感情移入は防ぎつつ、一方で作品世界にはどっぷり浸からせる。
読者を賭場の観戦者にするような表現だな、と感じました。




②ラザルスの口癖「どうでもいい」。
一言なのに、対応するシチュエーションにより存外多くの情報をくれる言葉ですね…。
108pで知った知り合いの賭博師の死の前後では重みが全く違うものになりますし、苦笑いしながらだったり吐き捨てるようにだったり言い方を変えれば事細かに描写するよりも分かりやすく感情が分かりますし。

さらに、「どうでもいい」と言いながらも実はしっかり考えているということ自体が、ラザルスをより賭博師らしくしているような気がします。
ポーカーフェイスのためのルーティーンのような。
興味ない風を装いながら計算することで相手を出し抜くような。

『C3 -シーキューブ-』のいんちょーさんの口癖「馬鹿げている」に似たものを感じます。
あちらも感情表現を含めていて、策士のようなところもあるので。



③ジョンがカッコ良すぎるんですよっ!!!!
脳も筋肉で出来ている系のキャラかと思いきや、性格イケメンだし要所で物凄く良い事言うし!
特に250p、攫われたリーナをダラダラ言い訳並べて取り戻しに行く決心を固めないラザルスに対して放った「お前がやりたいという以上に、やるべき理由が必要か!」の一言。
響きます……。

考えてみれば、拳闘を衰退させないために暗黙の了解以外のルールを制定しようとし、そのためにはと不利を承知で自分が勝手にそのルールに従って闘うような人。
他人を想い、自分を発露することことそが彼の人生
もしかしなくても作中で最もまともな人間はジョンなのかもしれません…。




④Twitterで大絶賛すると宣言した理由であるコインの仕掛け。
200pくらいまで読んだところで「ラザルスのコインが両面とも表で、それがオチだったらどんなに痺れるだろう」と想像していたんですよ。
賭博師ならイカサマ用の小道具(四五六賽みたいな)は誰でも持っているとか、コインを見た神父さんが微妙な表情をしたとか、それまでのコイントスが全部表だったとか、フラグはあったので。

そしたら本当に両面表だったし、最後の最後337pで明かされたし、何より「リーラに関する選択肢を提示した後、リーラにコインを手渡し、仕掛けに気づいたリーラが喜ぶ」という想像していた中で一番望んでいたものだったし!!!
フラグに気づいていなかったらもう1度読み返したくなること間違い無しな仕掛けでした!

種明かしの時にラザルスが言っていた「困ったときにやるべき事は、いつもあらかじめ決まっているのさ」というセリフはこれだけでも痺れますが、同じセリフを冒頭16pでコイントスする際にも言っているということがまた痺れに拍車をかけます。
賭博師の必須三箇条、勝たない・負けないに続く『祈らない』の由来ともとれますし。
状況的に「リーラを買う」ではなく「奴隷を買う」なんだけど、ラザルスがこういう仕掛けをやっていたから2人が出会ったわけですし。
教会でも救出前でも旅行前でも、リーラに関することでコイントスする時、ラザルスは既にリーラを自分の元に置いておくことを決めていたと言うことですよ?
萌えるなというほうが無理だ!




そんなこんなで色んな要素が混じり合い、取り憑かれたように読んでしまう作品でした。
上に挙げた以外にもリーラが声を出せないということを最大限に生かした展開だったり、ニリツ先生の美麗でシーンに合った雰囲気を使い分けたイラストだったりも引き込まれた理由でしょう。

周藤蓮先生、今後要チェックですね。




以上!


賭博師は祈らない (電撃文庫)
周藤 蓮
KADOKAWA (2017-03-10)
売り上げランキング: 1,805

どもー。
デスカイザーです。


SAO「オーディナル・スケール」昨日見てきました!
メインキャラ総出演でオリジナルキャラ出してぐだーっなんてことはなく、SAO事件を原作以上に掘り下げつつキャラの魅力を引き出すストーリー、さらにはアリシゼーション編に続くエンディングとすごく面白かったです!
コンサートのシーンでシリカたちの一つ前の席に川原礫先生がいたように見えたのは気のせいじゃないはず…。



では、今日のラノベ!

ソードアート・オンライン19ムーンクレイドル

電撃文庫より
『ソードアート・オンライン 19 ムーン・クレイドル』です。


【あらすじ】

アンダーワールドは、三百年に及ぶ争乱の果てに、ついに一つになった。どこからともなく現れた、たった一人の“ベクタの迷い子”が暗黒の神を倒し、この世界に平和をもたらしたのだ。しかし、そんな人界の中枢、白亜の塔“セントラル・カセドラル”にて―。“整合騎士見習い”へと昇進したロニエ・アラベルは、人界の最高意志決定者“代表剣士”キリトから、衝撃的な言葉を耳にする。「―いずれもう一度戦争が起きる」“アンダーワールド大戦”のその後を描いた“アリシゼーション編”最後を飾るエピソード!


感想:★★★★★

アリシゼーション編の後日譚、現実世界の五百万倍というスピードになったアンダーワールドにおける物語。
主人公は……ロニエ!!
月のように寄り添う彼女の、儚い輝きが導くものとは…



傍付きとしてキリトを見てきたロニエ、同じくユージオを見てきたティーゼ。
ロニエはアスナの存在が、ティーゼはユージオの消滅が理由で絶対に想いを伝えられないような状態にあって。
そんな恋における葛藤を抱えつつ、整合騎士としては着実に成長し続けるロニエの様子がもどかしくもあり、嬉しくもあり!

本編というかアリシゼーション編の中では学校にいた頃はメインヒロイン格だったけれども、そのあとはアリスが出てきてアスナも来て他の女の子たちもリアルから来て……。
確かに心神喪失したキリトの護衛として出番はあったけれども多くは語られないようなポジションだったから、こうしてキリトを想う気持ちと「アスナ様がいるから絶対に口に出してはいけない」という思いの間で葛藤する姿が見られたのは本当に待ち望んでいたことで嬉しかったです。


それと対比するかのように騎士としても女性としても成長していたのが、《無音》のシェータさん。
暗黒界人のイスカーンと結婚して子供も授かり、神器級の剣を大戦で使い潰してしまうも《無手》の剣士として新たな境地に足をかけていました。
二人の意外なほどの良い親っぷりを見ていると、あの大戦が必ずしも負の側面だけでなかったということを感じますね…。
そりゃ、戦は無いほうが良いに決まっているけれども、戦がなかったらイスカーンとシェータが出会うことも惹かれあうことも無かったでしょうし…。

二人の娘のリーゼッタをあやすロニエは、可愛さを感じて祝福していたのは間違いないけれども、それ以外の感情がトゲとなってチクリと刺さっていたんじゃないかと、つい考えてしまいました…。
キリトと2人になる機会が続いていただけに、そうした想いもどんどん強く…。





と、恋の話ももちろんなんですが、メインはアンダーワールドで発生した殺人事件とその背後に潜むものに迫るというもの。
殺人が起こるはずがないというところと、証拠となるものが消滅したというところで「SAO」での圏内事件を思い出しましたね。
あの時は被害者が死んでおらず転移していたというタネでしたが、今回はどうやら本当に死んでいて、武器も天命が容易に全損するように生成されたものようで、本当に背後に何かがあるようです…。
謎の黒い影、裏の暗黒術師、実行犯の謎…。

実行犯に関しては「システムに事故だと誤認識させる手順をとる」ことでシステムの縛りから逃れたとか、あるいはクスリやら何やらで自我を喪わせるか操るかして自殺させたとか、色々推理はできますが…。




話は大台20巻に続くようです。
恋も事件も気になりますが、「ロニエ・シンセサス・サーティスリー」が実現したのかどうかが一番気になるかも…。




以上!


ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル (電撃文庫)
川原 礫
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今日のラノベ!

13

電撃文庫より
『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?Lv.13』です。


【あらすじ】

おいお前ら、真グンマー(※レイドボス)倒そうぜ!という誘いに乗って、レイドボス戦へと馳せ参じたアレイキャッツの面々。ああ、それなのに…。
◆✝黒の魔術師✝:さあ向かうとしようか
◆バッツ:なんでお前が仕切ってんだよ
◆セッテ:なーかーよーくーしーてー!
早くも友情破綻の予感!そして案の定、リーダー不在で迷走してしまうレイドPT。それを見かねて指揮官に就任したのはなんとセッテさん!?一方リアルでも、マスターの独断と偏見で秋山さんが(知らぬうちに)次期生徒会長候補として立候補させられてしまうことになり―残念美少女・アコの加勢は吉と出るか、凶と出るか…!?残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、トップをねらう第13弾!


感想:★★★★★

『お前はまだグンマを知らない』実写化のタイミングでグンマネタを仕込んできた聴猫先生に、恐ろしさすら感じます…。
あとあらすじで作品内のチャット再現できたのがちょっと嬉しい!




全世界6000万人のネトゲ嫁ファン待望のセッテさん回!!
これだけ好きなのに、やっぱり敬称を取ることができないセッテさん回ですよっ!!
やっぱりセッテさんはドMなフレンズだったんだね!!
おすわり!!
◆セッテ:なんで!?


セッテさんの魅力って、リア充組にいる時の中心にいて皆に自然に頼られている感じと、ネトゲ部にいる時の皆のツッコミを自然に引き受けている感じのギャップだと思うんです!
第二のルシアンのような常識ある立場なのに、常識がありすぎてネトゲネタにちょっとついていけないような。
そんな魅力を「おせっかいが大好きなドM」とずばっと評価したのがアコというのが、ここ何巻かのアコとセッテさんとの関係の終着点な気がして感慨深かったです。
だって、セッテさんからはともかくとして、アコがセッテさんを親友とはっきり認めているんですから!

確かにアコからしたらセッテさんは、ルシアン以外でまともな方向に真面目に持っていこうとしている希少な人で。
セッテさんからしたら「嫌いです」と言われ慣れない言葉を言ってくれる友達で、共にネトゲを学ぶ立場。
これ以上なく正反対な二人だけど、これ以上なくお似合いな二人。
同じ属性の人同士だけが最高の友人となるわけではない、ということをここ数巻での伏線を含めてよく表していたと思います。
1巻、2巻の頃のアコのような「知らない人は敵」というようなスタンスでは到底考えつかないようなこの教訓。
シリーズが10巻以上続いているからこそ真実味をもって描写できているように思います。
(第1巻でその題材ができないという意味では無い)


あー…ん?
そういう意味ではルシアンとシュシュの兄妹が「似た者同士」っていうような描写はここ(上赤文字)との対比だったのかもー?
あと今巻の隠れメインキャラのみかんちゃんとルシアンの相性が良いっていうのは、アコとセッテさんのようにあまり共通項の見えない知り合いという意味ではここの補強的な意味もありそう。

さらにだ。
選挙という題材そのものが「当選という同一の目標を別の方向からアプローチする」という意味で、似ていないもの同士の切磋琢磨を描いていると言えますね!
セッテさんと涼香ちゃんがお互いを讃え合っていたのも、涼香ちゃんとシュシュの意外な繋がりも…!✝黒の魔術士✝とバッツのいがみ合いも!!
……と邪推しすぎると話が進まなくなるのですが。

人間関係の基本中の基本である「特定の2人の属性と関係度合い」っていうところを改めて掘り下げたくなる巻でした!




今回はレイドボスの数合わせとしてでしたが、ルシアン、アコ、シューちゃん、マスター、セッテさんに加えて顧問の猫姫せんせー、それにソロ組のシュシュとみかんちゃんを加えたLAプレイヤー8人が、恐らく初めて部室に集ったんじゃないかな…?
新歓時の理想形だっただけに、揃ってくれて嬉しかったですー!
きっと夏合宿もこの8人になる!きっと!Maybe!!





読んでる間は「セッテさんがんばれ!セッテさんスペック高い!セッテさんかわいい!」って半分脳死状態だったのに、感想書いてみたら堅くなっているのはなんででしょう…?



以上!

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.13 (電撃文庫)
聴猫 芝居
KADOKAWA (2017-02-10)
売り上げランキング: 1,255

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