デスカイザーのラノベ日誌

ライトノベルの感想を……綴るっ!

カテゴリ: 電撃文庫

どもー。
デスカイザーです。


あけましておめでとうございます!
今年は更新頻度が今までよりさらに落ちることが確定しているのですが、なるべく多くの作品を、できるだけ深く読み込んでいきたいと思っていますのでよろしくお願いします!


では2017年1発目の…今日のラノベ!

彼女はつっこまれるのが好き!6

電撃文庫より
『彼女はつっこまれるのが好き! 6』です。


【あらすじ】

人気アイドル声優・音無まどかを「お姉さま」と呼び、挑発するかのような発言を繰り返す新人アイドルが現れた。彼女の名は、木立陽菜乃。中学三年生。ある日、いつものようにラジオを収録している良人とまどかのもとに、その陽菜乃が乱入してくる。まどかと陽菜乃がピリピリとした対決ムードを漂わせる中、良人はひたすらオロオロ…。そして彼女の登場に刺激され、良人とまどかの関係も接近しそうで―。暴走上等で突っ走る、ますます目が離せない絶好調のハイテンション・つっコメディ。第6弾。


感想:★★★★★


新年1発目にこの作品を読みたかったのは、「お仕事への覚悟」と「好きなものへの愛情」の2つがテーマになっているからです。
学生から社会人へ、という節目の年なので。



シリーズ通して音無まどかのプロ意識には脱帽しっぱなしだけど、それと並ぶくらい固い決心でもってアイドル声優業界に飛び込んできているのが陽菜乃ちゃん。

彼女の登場と、挫折。
先輩としてのまどかの対応。
それらを間近で見た良人の考え。


みんながみんな違う意見なので「こういう考え方で望まなければいけない」っていう明確な答えが得られるわけではないですが。
それはそれとして、「仕事に何らかの意識をもって取り組んでいる」という点が学ぶべき点になっていると思います。

今回再読して改めて思いましたが、やっぱりまどかも、陽菜乃ちゃんも、生涯忘れることなく尊敬し続けたいキャラですね…!
(良人に関してはこの巻での決断がきっかけとなって成長したシリーズ完結間際の姿で尊敬しているので……、6巻のこの段階では尊敬したいキャラからは外しておきます…)





「好きなものへの愛情」っていう点は主に陽菜乃ちゃんのまどかへの態度から。

“好きだけど嫌い。嫌いだけど好き。好きだから……嫌い。”(本文228p)

それだけの矛盾とか葛藤が生まれるくらい、何かを好きで有り続けられることって素晴らしいと思います。
……今までも定期的に言っている気がしますが。
その上でさらに「好き」に並び立てるように努力する陽菜乃ちゃんの在り方は、言葉では言い表せられないくらいすごいこと、じゃないでしょうか。
すごいことです(断言)




さぁ、気力とやる気のチャージは完了!
あとは彼女たちに見られても恥ずかしくないような仕事ができるように、努力するだけですね!



以上!

どもー。
デスカイザーです。

なんとかソシャゲの誘惑を乗り切ってきたと思ったところでFGO、パズドラ、アカリコの大攻勢に襲われて大変なことになってます…。
FGOはアニメの消化に合わせてできるし、パズドラは12月中旬くらいからですが、アカリコがですね…。
能力覚醒素材はノールックでクリアできるしそこを重点的にやるしかないですかね…?


まぁ、その波を超えた先にはツムツムとポケモンが立ちはだかっているんですがね?




んじゃ、今日のラノベ!

ご近所の殴りクレリック 戦記ウルスラの後悔

電撃文庫より
『ご近所の殴りクレリック 戦鬼ウルスラの後悔』です。


【あらすじ】

長い戦争が終わり、晴れて無職となった流浪の剣匠アルナルド。仕事を求めて渡った新大陸にて彼が出会った修道女は…かつて「戦鬼」として戦場を恐怖に陥れた魔導兵士ウルスラその人で―!?「お前、お前は…ウルスラ、か?」「違います」時代遅れの剣士アルナルドと元・最強の魔法兵器にして敬虔な修道士ウルスラ、そして伝説に名高い魔女王のへっぽこ娘・ファウスタが繰り広げるヒロイック・ファンタジーが開幕する!!前代未聞な物理無双の殴りクレリックがまかり通る、この物語の行方は―さあ、どうなる!?


感想:★★★★☆

固いと思いきや柔らかく、柔らかいかと思えば固い

もちろん、バイクのプロテクターや防災グッズ等への利用が考えられている新素材(d3o?)の話ではなく、この作品の作風の話です!
本編に一ミリも関係ないけど、あの新素材は良いと思います…!





「殴りクレリック」というタイトルを見たとき、何を最初に思ったか。
一言で表すと……

「マルタだ」


になります。
FGOの影響がもろに出ています。
そして混乱することに、作中にはマルタという女の子が物理無双ウルスラの一番弟子として最初から最後まで頻繁に登場します。

やはりマルタは物理である




◎剣匠(マエストロ)と呼ばれ、対魔術戦闘のエキスパートでもある主人公・アルナルド。
◎かつて戦場で戦鬼と呼ばれ恐れられていた”魔導兵器”ウルスラ。
◎伝説の魔女王の娘にして後継者・ファウスタ


メインキャラとなる3人は全員が「今の戦場に適応できなくなった」という点で共通します。
キーとなったのは”魔導”の登場。
それまで主だった”魔術”とは……根本的には同じだけど応用のしかたが違うという認識で私は読みすすめました。

ファウスタをはじめ魔術を使う者たちは時代の転換を悟り、そうした者たちに対抗する技術に特化していた(もちろんそれだけでは無いけども)アルナルドのような戦闘要員が役目を失い、そして当の魔導兵器は自らのあり方が分からなくなり戦場から姿を消し…。


最初は少なからず「時代の流れが彼・彼女たちをそこに追いやった」と思っていましたが、最後まで読んだらそうでもなかったんじゃないかと思うようになりました。
確かにそういう流れはあったし、事実戦場での出番は少なくなりました。
でも、何も彼らの居場所・存在意義は戦場にしかないわけじゃないんですよね。
ウルスラは修道士(物理)として既に新たな道を歩んでいますし、アルナルドもファウスタの監視をしながら修道院に通う日常に馴染んでいったり、ファウスタも紆余曲折はあったもののウルスラと同じ道を選択することになりましたし。
追いやられたまま流れにうまく逆らうことができなかっただけなんですよね。


こういう技術や文明の進化っていうのは奇しくも作中でへっぽこファウスタ(笑)の言っていた

「社会全体には、まだまだ残り続けるわよ」(本文119p)

っていうのが真髄なのかもしれません。





感想の一言目の話に戻りますが、この作品は緩急が素晴らしかったと思います!
序盤~終盤手前くらいまでは、「シリアスと見せかけてのゆる~い着地」な展開が多くて和みました~。
そもそも世界観が固めなところがあるので、持っていた先入観を良い塩梅で解きほぐしながら読めました。


そして終盤~ラストは、途中まではゆる~い着地になるかと思いきや、どちらかというとシリアス寄りで(体操で例えると)2歩くらいよろける感じの着地でした。
それまでの話と比べると情報量が極限まで抑えられ、魔術でも魔導でもなく作中で何度か存在を疑問視されていた神やそれに類するような超常の力での決着。
神仏を基本的に一線画したところから見るようにしている私が、神々しさのあまり祈りを捧げていたファウスタの気持ちがよく分かった、ということに驚きました。


読み終わってからずっと考えているんですが、あの神々しさはうまく説明できないですね…。

ということでこの作品を改めて一言で表すなら、こうですかね。

「奇跡的な、脱力系」





そういえば舞台はやっぱりアフリカ北部沿岸なんですかねー?

20pにはアルナルドの馴染みの土地が長靴半島とあってこれはイタリア、ウルスラのいる修道院や物語の舞台である新大陸は「新大陸」「砂漠」「肌が黒(マルタのイラストから)」ってことでアフリカ、あとは国の紋章か何かでグリュプス(グリフォン)が書いてあるというのもクリミアとかドイツとかポーランドで使われていたり。

「西方の白亜大島」(本文179p)っていうのだけは分からない…。
蛇にまつわる邪神の伝わる大きな島で西……北アメリカ大陸とかアイスランド?
(12/1追記)
奇水先生がTwitterで補足説明してくださったのですが、白亜大島=ブリテン島の古名だそうです!
がっつり「アルビオン」とルビが振ってあるんですが、完全に検索し忘れました、申し訳ありませんでした!




物語が進めば進むほどなぜか増えていくファウスタの負債の行く末が見たいので続きも楽しみに待ちたいと思います!



以上!


ご近所の殴りクレリック 戦鬼ウルスラの後悔 (電撃文庫)
奇水
KADOKAWA (2016-11-10)
売り上げランキング: 27,309

どもー。
デスカイザーです。

ただでさえやることあるのに、さらに1つやることを追加してみましたー。
……アホなのかな?
まぁ、気張っていきましょー!



では、今日のラノベ!

BabelⅡ -剣の王と崩れゆく言葉-


電撃文庫より
『Babel Ⅱ -剣の王と崩れゆく言葉-』です。


【あらすじ】

『―立ち去るがよい、外部者よ』ついに辿り着いた、魔法大国ファルサス。しかし世界を害する“異物”と判ざれた雫は、非常にも王・ラルスに剣を向けられる。ラルスと戦う決意をし、瀕死の重傷を負った雫だが、その一方でエリクは過去を追憶する。自らが殺した、ある一人の少女のことを…。そして“死者蘇生”の禁呪による事件で国中に暗雲が漂うなか、雫とエリク、二人の運命は分岐点を迎え―。


感想:★★★★★

扉絵の背中の露出激しいメアを見て「寒そう」と思いました。
暖房を我慢している自室からお送りします。





今回キーとなる出来事は、

・死者の蘇生
・エリクのファルサス時代の過去
・黒幕っぽい赤ローブ
・流行病の言語障害

ですね。



死者の蘇生……は、1巻でのものに比べ圧倒的に小規模ですが、当然禁呪です。
加えて、仮に蘇生したとしてもこの世界では死ぬと魂が体から離れていくので、生前と同じように生きられるということもなし。
それでも大切な存在を蘇生した相手を、外見だけ同じ相手を見て何の感慨も持たないわけじゃないことが感情を持つ人の良いところ…?

死者は言葉を発さない。
それは、魂を失っているという理由付きなのか、はたまた別のところに理由があるのか…




エリクの過去は、今巻最大のキーポイント!
エリクと、彼を慕って魔法の教えを請うていたファルサス直系王族カティリアーナ、そしてファルサスの王族に秘められた過去の爭い…。
全てが1本で結ばれた時の爽快感はすごかったです。
…と同時に、その真実を知った瞬間のエリクの内心と、そこに声をかけたレウティシアの気持ちを考えると何とも言えない喪失感が…。

雫の飛び降りの後でエリクが雫に対して自分を責めるかのような言葉を発したのも、この過去を踏まえれば理解できますね…。
今までも色々抱えて同じ過ちを繰り返さないようにしていたのに、気づいたらまた手を差し伸べてしまった少女が自分のために命を投げ出そうとしてしまったんですから…。
根っこの部分で優しいエリクだから、余計につらい。





黒幕っぽい赤ローブは黒幕じゃなかった罠
だかだか分かんねーなっ!!

最後の雫の選択がどんな結果を生むかよりも、それを知ったエリクがどんな反応を見せるかが楽しみだったりします。




そして、言語障害。
どこまでも言葉というものに対してストイックに疑問を放ち続けるこの作品の真髄を見た気がします。


エリクの世界では言葉は生まれつき「魂に結び付けられて」備わっているものだとされていた(=生得言語)けれども、異世界からやってきて魂がエリクの世界とは本質的に別物であるはずの雫も生得言語の恩恵を受けている。
では、なぜ雫は異世界の生得言語の恩恵を受けて会話できているのか?
逆に生得言語の恩恵を受けられてない子供達の原因は何なのか?


つまり……これから先は生得言語の根源を解き明かすことが必要になってくる、ということで良いんですよね…?
それを解き明かせば子供達の症状を改善させるきっかけにもなって、雫が世界外の鑑賞者じゃないことも証明でき…るはず。


サブタイトルの「崩れゆく言葉」は、何かと言葉を失うことが多かった今巻のエリクたちを表すのと同時に、「言葉はお互いに通じている」という概念そのものが崩壊していることを指しているんですね。



言葉の壁を魔法ひとつ、魔法具ひとつで解決させる作品も少なくない中であえてその壁に挑戦することに敬意すら覚えます…。
決して魔法具ひとつで解決させることを軽んじているわけじゃなく。
本来なら解決しないと物語が成立しない部分であるはずなのに、そこを空白にするんだからねー……盲点ですよ…。




1巻ではエリクと、今巻ではラルス王と軽快なトーク(時に命懸け)を繰り広げてきた雫ですが、次は件の妖姫か、それとも赤ローブか。



あっ!

外部者(=鑑賞者)の呪具に対抗するこの世のものとして、ラルス王のもつアカーシアともうひと振り、剣があるということがラルス王から示されました。
雫はもとの世界へともどる手がかりのためにその剣の持ち主を探すことも、このお話の目的地のひとつに加わったのですが…!

よく見るとタイトルの『Babel』の小文字のエルが柄の無い剣みたいになってますねっ!
つまり剣が正解のルートなのかな…




以上!

今日のラノベ!

12

電撃文庫より
『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?Lv.12』です。


【あらすじ】

ゲーム内の家って、建てたはいいけど使い道なくない?そんなユーザーの声に応えてネトゲ内の「西村家」に追加された家具は『トラップ』『タワー』『ガーディアン』に…『車輪』?なんぞこれ。「家に家以外の使い道を求めるのは変だと思うんですが…」残念美少女・アコのそんな疑問をよそに、GW限定モンスター襲撃イベントがスタート!しかも、それと時を同じくして玉置夫妻(※両親)が夫婦で仲良く旅行に出発。後を頼まれた英騎とアコの、期間限定同棲生活もスタートしてしまい!?まずい、ゲームの家と一緒にリアルの家も守らなきゃ…果たして二人は大事なお家を守り切れるのか!?あと、英騎の貞操とか大丈夫?残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、鉄壁防御の第12弾!


感想:★★★★★

これは『ネトゲ嫁』シリーズの中でも好きな巻第一位に躍り出ましたねっ!



LAのGWイベント、自宅防衛戦。
そして現実ではアコとルシアンのどきどき同棲生活もといアコが自堕落な生活を送らないようにルシアンが泊まり込みで監視もとい同棲生活。

いつもだったらアレイキャッツのみんなで合宿となるところですが、家庭の都合とか進学準備でアコとルシアン以外はほとんどログインできないという緊急事態。
なので、今回は「アコ+ルシアン+α」の3人パーティでバタバタするのが特徴となっています!

1年前のアコだったら絶対こんな環境認めなかったでしょうが、それを受け入れ、あまつさえギルメンの帰り際には寂しがるような言葉まで…!
8巻あたりからのアコの成長……現実との折り合いの付け方の進歩には毎回びっくりしているけど、今巻がその一区切りになるかもしれないです。
もう、アコ=どうしようもないダメな子というレッテルは完全に剥がれましたから。
これからはアコ=一人だとどうしようもない子ですね。

……大きく違いますとも





それでまぁアコのことは置いておいて



シューちゃん×ルシアンがなっっ!!!?(大興奮)




名探偵瑞姫がアコの家の雑草むしりしている兄のルシアンに「合宿だって言ってたよね!?」と詰め寄り、あわや…というところでアコ宅へシューちゃんがやって来て、状況をひと目で察するや否やふっと笑って


んー……ただいま」 (本文156p)



あああああああああんんんんもうううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あああああああああああああああああああああもううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




悶えた

悶え、その幸せな気持ちを抱いたままその日は寝た

翌日そのシーンから読み始めてもう1回悶えた



ルシアンがシューちゃんの声を「ひどく聞き覚えのある、しかも安心する声」って言ってるのとか、「俺の相棒、瀬川茜がそこにいた」って相棒呼びなのがそこに拍車をかけてですねっ!!
相棒呼びはいつもだけど、このタイミングでしっかり相棒と言っているのがもう堪らない!!





と、そんな感じのシューちゃんをはじめとして、マスター、セッテさんとも思わずニヤッとなるような日常を送っています。

「ギルメンの中の一人」として描かれるのではなく、「そのキャラ単体」として描かれ魅力が掘り下げられているので、いつもよりもニヤニヤするシーンが多かった気がします。
セッテさんの謎もますます深まっていってそれが魅力と転じていて、ルシアンとの絡みでニヤニヤさせられますし!
さっきからずっとニヤニヤしか言ってない気がする。




とりあえずこの先のイベントとしては期末テスト、夏休み、文化祭、そして修学旅行!
どこまでも続け、我らがアレイキャッツ!





幸せのツインテールはどこですか(`・ω・´)らんらん


以上!

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.12 (電撃文庫)
聴猫 芝居
KADOKAWA (2016-10-08)
売り上げランキング: 321

どもー。
デスカイザーです。

広島カープ優勝おめでとうございます!
他球団と比べてもより一層ファンと選手が一体となって盛り上がっている様を見ていると幸せな気分になります。

広島に何か思い入れがあるかと言われると『たまゆら』くらいですが…。
……のりえはかおたん家におしかけて騒いでるだろうし、さよみさんとか各所で大暴れしてるだろうな(笑)




今日のラノベ!

叛逆のドレッドノート4

電撃文庫より
『叛逆のドレッドノート 4』です。


【あらすじ】

零と百華の秘密―“共振錯覚”を全世界に向けて告白してから二ヶ月。その日、零が見た叛逆少女の夢は、絶望に染まった二人の未来だった。しかし、悪夢は夢のままでは終わらない。白昼夢のように、零の見た夢が現実になっていく。学園島に襲来する未曾有の“蛇”の群れ、二人の絆とも呼べる“共振錯覚”の真実、次第に明かされていく百華との出会いの秘密。それは、過去から今へと続く、二人の運命だった―。全てを知った零と百華は、襲い来る絶望の未来をねじ伏せるため、“叛逆”に打って出る。“叛逆”のボーイ・ミーツ・ドレッドガール感動の完結編!!


感想:★★★★★

読み始めて10ヶ月でようやく読み切りました…。
その間に2回なくしてるんですが、なぜ。




3巻でのドゥームズデイ・ダークネスを操るイレーネの存在、業平の使う現在の技術レベルを超えた煉機器、4巻でのレベル5の襲撃に、業平から伝えられた死の未来。

死の未来を回避するために百華が島を離れ、零と距離を置くという選択肢を業平から与えられ二人が悩み、決断し、調教し合うシーンが、やっぱりこのシリーズを象徴するシーンですね。

上に挙げたもの以外にも世界の命運だとか子どもたちの扱いだとか色々と重要な要素があるんですが、最終的にはそんなの二人には何の意味も持たない記号でしかなく。



零は百華に、百華自身を信じ、仲間を信じること、そして自分がどれだけ百華を愛しているかを共振錯覚でダイレクトに伝えて。

百華は零に、世界を、島の皆を、そして大好きで大好きでしょうがない零を守るために、自分の死の未来を覆してその後零といちゃいちゃするためにやむない選択なんだと共振錯覚で説得する。



世界の命運がかかっていると言っても過言ではないのに、やってることはまさしく犬も食わない痴話喧嘩
それが零と百華のやり方で。
零と百華の調教勝負なんです。






最初はまわりと距離を置き孤独に叛逆していた百華が、みんなに誕生日を祝われるまでになり、零という存在に恋をする。

プレゼントを前にして震え、こぼした「ありがとう」の言葉が、百華のこれ以上ない幸せと進化の証。



さぁ、運命に叛逆する時だ!
恐れ知らず(ドレッドノート)の恋で、全てを覆せ!






…………もう少し書きます。
締めの一言詩的に放ったけど、もう少し書かせて。



今巻で最終巻ということで、零と百華の同棲生活が本編で見れないのは残念です…。
さすがに電撃文庫MAGAZINEのラインナップまでは覚えていないので分かりませんがそちらに何か外伝あるいは後日譚的な短編が載ってることを密かに期待しようかな…。
きっといつも以上に甘々な生活が繰り広げられているんでしょうねー…!

その後の生活、死の未来の回避、百華の胸の成長と、寝る前に妄想するネタには困らなくなりましたね。


最後まで読んでふと思ったんですが、零と百華のしている恋愛ってある意味ひとつの理想的な形ですよね。

・隠し事なんて最初からしない
・相手を”調教”するために、自分の意見はまっすぐ主張
・相手の中身を、もっと言えば人間性を好きになる
・常に相手を思いやる

共振錯覚というIFがあった上での関係性なわけですが、実際こういう直接的で熱い恋をしたいとか……思いません?
私は思います(堂々と)
一生に一人、人生をかけて守りあえる存在。


いつかこのブログで結婚報告する日が来たらいいなぁ……





はい、語ってて恥ずかしい話はこのくらいに。
たぶんこの恥ずかしさは、零と百華が大衆の前で「えっちぃことだってしたい!」と叫んでいたことに比べたらどうってことないでしょうからノーカンです。


岩田先生の次回作に期待しつつ、過去作も集めてみたいと思います。
(近々読みます、とは言わないのがポイント)




以上!

叛逆のドレッドノート (4) (電撃文庫)
岩田洋季
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