カテゴリ:文庫レーベル(感想作品数・多) > 富士見ファンタジア文庫

あけましておめでとうございます!
デスカイザーです!



感想書くのが実に2か月ぶりですね……
「1からやり直すぞー!」くらいの気持ちでやっていきます!

何よりPCが変わったので、キーボードの感覚に慣れるところから……
ある意味本当に1から始まってる……



よろしくお願いします!



ということでリハビリ更新!
今日のラノベ!


お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。3


お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。3

著者:
凪木エコ

イラスト:
あゆま紗由

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 1学期も終わり夏休み。充実したおひとりサマーバケーションを過ごすために綿密な予定を立てる姫宮春一を襲う新たな天敵。
「姫宮さん、一緒に遊ぶ予定を立てましょう!」「やだ」
 高校受験日に助けた美少女お嬢様、白星有栖の超絶アピールが炸裂。おひとり様エネルギーが減らされる状況を毎度の如く春一は許さない! ……のだが、おひとり様理論も通じない初めての強敵。おはようからおやすみまで有栖一色に染まり始め!?
 最後の手段として春一は、華梨たちクラスのリア充が開くキャンプに参加。協調性のなさアピール作戦を開始する――!
 ひねくれボッチートな青春ラブコメ、ソロ充は夏こそ輝け!!



感想:★★★★★


おひとり様ジョークは絶好調!
ヒロインたちのアピールも絶好調!
やっぱりおひとり様が好きすぎる第3巻!!




2巻の感想の引きがこんなだったので、引き継ぎます。

おひとり 2








きたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!



あと英玲奈ちゃん可愛い





いやぁ、待ってました!
秒でフラれた後2巻置かれたヒロインなんて、なかなか居ないですよ。
今更どんな顔して出てくるかと思ったら、もう超笑顔
有栖ちゃん、超笑顔。




姫宮の名前を知れたら喜び、

会えたら喜び、電話で喜び、

(死んだ目の)春一に
(棒読みで)名前を連呼されて喜ぶ。







これを……待っていたんですよ!

(とても清々しい目)


あと英玲奈ちゃんが可愛い



華梨たち主要3人+洞ケ瀬は姫宮のジョークについて来れる人材ということでもちろん大事な存在ですが、おひとり様美学に張り合う「自分だけの世界」を持った人材である有栖ちゃんの絡みは独特。

さらに今回有栖ちゃんと並んで、華梨と並んでカーストトップにいるヒナとも話をつけたので(言い方)、4巻以降での姫宮の立ち位置は結構変わって来そうですね!
本人の意思とは裏腹に。

姫宮の立ち回りも、根本は変わらないものの柔よく剛を制すみたいな方向に変わりつつあるように思います。
逃げの一手が通じなくなってきたとも言う。
そう、これは攻めの姿勢。
攻撃的なディフェンス。
ボールをキープしていれば得点を奪われる心配は無い理論。

ただし結構頻繁にジャッカルされる。
しかもオフロードパスがうまい。
おひとり様の弱いところ:パスの相手がいない


がんばれ姫宮!
読者はここで応援しているぞ!!



あとうっかり英玲奈ちゃんが可愛い!






今回学ぶべきおひとり様美学は、

「ひとりで楽しむためなら、大人数でのイベントへの参加も辞さない」


ですね!
肉を切って骨を断つ、的な?

……違う?





とーいうことで、リハビリ更新おわり。
読了がだいぶ前なのでフワッとしちゃったのは申し訳ないです。

12月発売の4巻はしっかり購入済みなので、今度は読んだらすぐに更新していきたいと思います!



みんなも、レッツおひとり様!




最後に爆弾落としたね
  英玲奈ちゃん??!








以上!







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どもー
deskyzerです



モチベーションは高いんですが、私生活全体的にモチベーション高いので結局いつも通り読む時間がうまく取れない罠。
感想書くのもっと早ければな……





今日のラノベ!

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天と地と姫と2 武田信玄 虎の覚醒

織田信奈の野望 全国版

著者:

春日みかげ

イラスト:

深井涼介

レーベル:

富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 惰弱で臆病、国を背負うに能わず。甲斐の名門・武田家の長女・勝千代は父親からこう評され、廃嫡寸前のダメ武将だった。
 優秀な妹と比較され、陰に隠れて生きてきた彼女だったが、その内では既存の思考に囚われない並外れた才能を秘めていた。勝千代に眠る虎。それを呼び起こしたのは―
「あなたを、天下一の覇王として育ててさしあげましょう」
 山奥の温泉で出会った不遇の天才軍師・山本勘助だった。この出会いが最弱姫武将・勝千代を、戦国最強へと覚醒させる!
 信奈を後に追い詰める上杉謙信・武田信玄の出会いと別れ、そして川中島の合戦を描いた「織田信奈」前日譚!



感想:★★★★★






武田晴信と山本勘助の出会い/覚醒から、父・信虎の追放、信濃の切り取りの途上まで。





戦に関しての2人はまさに右に出る者のいない天才ぶり。
策で勝ちを確定させてから望むのだからそれも当たり前。


しかし。



家族や家臣に恵まれ、領民からも慕われているのに、晴信が欲している人からの親愛は得られぬまま……
切り取りも順調で、次世代の育成も滞りなく進んでいるのに、頼りにしていた老将を喪うことになり……



持つものが大きければ失うものも大きい武将、それが武田晴信なのでしょう……



W主人公の片割れ・長尾景虎と違うのは、晴信の悲劇は自らの選択の先にあることですね。



人として在る晴信が人命、神として在る景虎が天命に苦しめられるという構図。









くぅ〜〜……つらい








読書としてはそれが良いんですけど、感情移入レベルが青天井なので読後がしんどいです。
だから好きなんですけども!!









細かい感想は読書メモのほうで。
ネタバレは……深刻なものは無いですが一応別枠にしてます。








ひとまず以上!








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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今日のラノベ!

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天と地と姫と 1

上杉謙信 龍の誕生

織田信奈の野望 全国版

著者:

春日みかげ

イラスト:

深井涼介

レーベル:

富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 軍神・毘沙門天から力を与えられた子―越後守護代・長尾為景の娘・虎千代はそう評され、生まれてきた。
 姉との離縁、父との死別。過酷な運命に見舞われながら、宇佐美定満・直江大和たち側近に支えられて育った虎千代は、神懸かりな魅力をもち、父が残した「業」を償うため、戦い―そして、出会う。不義を犯し、天下を狙う宿敵・武田晴信に。
 時代は「織田信奈の野望 全国版」より数年前。戦国最強の姫武将、越後の龍・上杉謙信と甲斐の虎・武田信玄の戦いはここから始まった!幼少期の信奈たち織田家を描いた書き下ろし短編「あの頃の信奈」も収録!




感想:★★★★★




(ややネタバレあり)

 


感想がどんどん鬱になっていくので、先に良い話しておこうと思います!

  




深井涼介先生の挿絵がすごく良い!!





虎千代の可愛さ、景虎の勇ましさ・凛々しさはもちろんですが、宇佐美定満の躍動感が素っ晴らしいの何の!!


61p、髭のおっさんの躍動感で感動する日が来るとは思いませんでした!!


131p、綾の決死の表情も臨場感あって最高です……!











……はい、以上ここまで良い話でした。










概要から。



『天と地と姫と』は、『織田信奈の野望』の外伝作品



上杉謙信は毘沙門天の化身として、武田信玄は"人"の国・甲斐国の主君として、本編ではそれぞれ完成された強敵として信奈の前に幾度となく立ちはだかってきました。


そんな戦国時代屈指の強者である2人を主人公に据え、本編に至るまでの彼女たちの足跡を辿る内容となっています。


第1巻である今巻では、後の上杉謙信・長尾虎千代の誕生から、景虎へと名を変え越後守護代へ就任するまでを描いています。






ふぅ…………




『信奈』シリーズは、織田信奈の抱く野望の行く末と同じくらい、母・兄弟など家族との絆や家族同士でのすれ違いも重要なポイントです。



序盤だと土田御前と信奈の確執、義父の道三と義娘の信奈の関係だったり。
全国版になってからだと島津四姉妹、九州相良家との出会いだったり。





色々な話を読んできましたが、








上杉謙信、ぶっちぎりで辛いですね……









本当につっらいの……








「おかちゃ」「おねちゃ」って舌っ足らずな口調で甘えて、母と姉からこれ以上無いくらいの愛情を注いでもらった虎千代がさ……





もう、さ……




1人の人間が背負って良い量の苦難じゃないですよ……



◎新雪よりも白い肌に赤い瞳で生まれた事

◎父・長尾為景から疎まれていた事

◎その父が側近である宇佐美定満、直江大和にしてきた事への罪悪感

◎姉代わりに育ててくれた綾との別れ

◎毘沙門天の化身として生きる選択と、父との死別

◎分家筋・長尾政景からの野望と欲望に満ちた執拗な求婚

◎兄・晴景からの告白

◎男どもから向けられる感情





大きなところだけでもこれだけあって、小さい事まで含めたらもっとたくさん……

アルビノの影響で視覚が弱く、他人の感情の読み取りや第六感が飛び抜けて優れている彼女だから、文章で描かれてないところでもきっと傷ついていたんじゃないかと思ってしまいます。


本編での上杉謙信が、ああまで毘沙門天の化身であろうとしたことに嫌でも納得します……





しかもこれらの悲劇、彼女自身は一切何も悪くないじゃないですか。
生まれつきの容姿で勝手に疎まれ、育ったら育ったで今度は勝手に惚れられて。


景虎が泣くシーン、もらい泣きしそうでしたよ……

耐えて耐えて、自分なりに選択して良い道を掴み取っての兄・晴景からの告白は、年頃の景虎には辛すぎますよ……








宇佐美、直江の件についてもそう。
戦国の定めと言えばそれまでですが、それにしてもどうですか。



外の世界から隔離されて育っている自分に、何故か唯一話しかけて外の世界を教えてくれた「おじさん」、その家族を父が皆殺しにしていたなんて知って、どうして正気でいられましょうか。



自分を唯一無二の主として認めてくれて、望まぬ婚姻を策で切り抜けてくれた者の母を、自分の父が、命を取らないことと引き換えに慰みものにしていたと知って、傷つかないことがあるでしょうか。



繰り返しますが、それらはきっと戦国の世の常。
誇りと命を天秤にかけて選ばれた選択であることではありますが、それにしてもその子孫が巡り巡って景虎の元へと辿り着く運命の皮肉さは如何とも言い難い……







まとめ




龍はここに生まれ、軍神の名のもとに越後がひとつにならんとしています。

そして2巻は対となる虎が甲斐で目覚めるお話。



…………あっちはあっちでつらいんですよ。
だって覚醒=父の追放ですもん。
(史実だからネタバレではない)




なんで、こう、そうなっちゃったかなぁ……って気持ちでいっぱいです……





私、『信奈』シリーズに関しては感受性レベルが振り切れてるので特殊な例になるんですが、寝付きが悪くなるくらい辛くて苦しい読後感でした。


景虎の状態がアレなので「面白かった」というのは少し憚られるんですが、こう、何て言えば良いんでしょうか。

これほど感情に訴えかけてくる作品と出会えている事に、改めて感謝です!

読書体験として最高でした!


……うん、これなら景虎へ配慮できてるはず。



以上!



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今日のラノベ!

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始まりの魔法使い 4

著者:
石之宮カント

イラスト:
ファルまろ

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 竜歴900年。村では、精霊魔法の発展による弊害として精霊の暴走による事件――精霊災害が頻発していた。その対策として"私"は、免許制度や対精霊魔法の研究を進めることに。
 ある日、ヒイロ村は死骸を操る黒い影――屍鬼(グール)の襲撃を受ける。その犠牲として残された赤子を拾った事で、"私"は――「クリュセがハイハイしたわよ!」「おつかれさま、おとうさん」ニーナと初めての子育てに挑戦することになり!? 魔法の時代が終わる時、幸福な最果ての村に、災いを報せる鐘が鳴り響く。
 これは、すへでの"始まり"を創った竜の魔法使い(先生)と、その家族の物語。



感想:★★★★★





精霊災害を抑制するために精霊について研究をスタート。
そしてその成果として「魔術」という技術が生まれ、またひとつヒイロ村の文明は新しいステップへ。



それとタイミングを同じくして、クリュセという娘を育てることになった先生とニーナ。
クリュセが何者なのかという疑問も、実質不死に近い先生とニーナにしてみれば些細なこと。
むしろ今まで名前を付けずにいた関係が、少しずつ変わり始め……。






そうやって技術の進歩にワクワクして、村の中での恋模様にドキドキして油断してるところに現れるのがアイツですよ。
もう…………!

大体なんか良い感じに軌道に乗り始めたら出てきますよねコイツ!!
誰だったのかは伏せておきますが!
まったくもう!!!

3巻から間が空いたこともあって、終盤こうなるスタイルが異常に強い事を忘れていました……
ダメージが大きいです……







ユタカと水色の子・ユウカにはユウキの面影が強くあり、記憶を無くして再成長しているリンは当然見た目は同じなわけで。
先生の内心が平静を保っているように見えるのが凄いですよ……
これでアイが帰ってきたら……どうなっちゃうんでしょう……?
ニーナもねー……(伏)



新キャラのイニスとメルは、剣部、エルフ以外でありながら才能のある存在として描かれるという、この作品としては稀有な存在だったような気がします。

リンのそれともまた少し違うんですよね。


……それとも「幼い頃から描かれていない」キャラだから、こうした感覚の違いが生まれているのか。
いずれにせよ、作品の自由度が2人の登場によって広がったのは確か。



特にイニスは純然たる人でありながら不老不死へ至ろうとしているので、彼女の動きによってはそれがそのまま「家族と寿命」という分野において全ての問題を解決してしまうこととなるをですよね。
もっとも、それはそれで別の分野(村の人口問題、食料問題)において致命的な問題の提起に繋がるわけですか。








まとめ




面白かったです!!!



地球の存在だったり、魂の存在だったり。
サラッととんでもない事実が浮かんでくるのもそろそろ慣れてきました。




嘘です。
慣れないです。






大体毎回驚愕の事実に内心「ウヘェェ〜〜〜!!!?」ってなってます。
奇声。






まだまだ今後が楽しみです!


(一応大丈夫だとは思うんですが、
この記事書いている時点で既に読了済の
5巻の内容が混ざっていたらごめんなさい……)







以上!



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今日のラノベ!

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ヒトよ、最弱なる牙を以って世界を灯す剣となれ 2

グラファリア叙事詩

著者:

上総朋大

イラスト:

細居美恵子

レーベル:

富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 大公暗殺から始まったストーリア公国の混乱と戦争。矮小と思われていたヒトの軍師・ジノは痛みを伴いながら勝利をもぎ取り、最少勢力から快進撃を重ねていた。しかし、その進軍を叩き潰すべく、ワーテイスは最大の要塞兵器『浮遊城』を起動。圧倒的な敵戦力に怯む味方軍。それでも、辺境姫・ヘネシーは折れることなく、自ら剣を抜き、戦場を駆け巡る。その姿が辺境軍に力を与え、ジノは大きな覚悟を決めた。「オレがヒトであること。それが、あの城を沈める最大の鍵だ」国を治めることを目指すヘネシーと、ヒトの解放を目指すジノ。それぞれの夢のため、天才軍師は逆転の采配を振るう!





感想:★★★★★






VS"偽大公"ワーテイス編、終了。




1巻でのジノ、ヘネシーの成長を描いているとするならば、2巻はターシャの成長こそがもっとも魅力的なポイントだったのかもしれません。


◎父の喪失、爵位の格上げ、領主就任などの経験を経て、戦場での武威は元々十分に持っていた彼女が、滅ぶか滅ぼすかのこの一大局面において精神的に強く逞しくなったこと。

◎アリューゼという、似た境遇の友を得られたこと。

◎ジノを、ヒトという種族に対して心の底から尊敬の眼差しを向けられるようになったこと。





そのどれもが今回の決戦には欠かせるものではなくて、故に最も魅力的に映りました。

いわゆるMVP。

読者から見てこういう風に映っているということは、民衆から見てもそういう風に映っていることの何よりの証左であり…………つまりはジノの掌の上ということですね! やはり天才……!






そんなジノに匹敵する才覚の持ち主が続々と現れたことで、高次元の読み合い・会話が展開されていたのも2巻から出てきた良さだと思います!
読書途中ツイートにも記したように、1つの盤面で何人もが組んで将棋を指そうとしているような、超人的な(ヴァンパイアだけに。)状況がずっと続くんです。


面白くないわけがない。







クライマックスは「叙事詩」の副題に違わぬ美しさがありました!!

情景も相まって洋画みたいな感じの。


油絵とかでも見てみたいな、あの景色……







取り急ぎ。




以上!






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