デスカイザーのラノベ日誌

ライトノベルの感想を……綴るっ!

カテゴリ: その他のレーベル

どもー。
デスカイザーです。

あと1週間でクリスマスイブ。
そして2週間で大晦日。

来年のことを話すと鬼(ラム)に嘲笑されそうなので、卒論とコミケ原稿がんばります…。



ではでは。
今日の……コミック!!

カフェちゃんとブレークタイム 1

電撃コミックスEXより
『カフェちゃんとブレークタイム 1』です。


【あらすじ】

ニコニコ静画で累計200万再生突破! 知識と妄想に溢れたフルカラー漫画!
珈琲の擬人化でちょっとHな小悪魔キャラ・カフェちゃん、天然巨乳キャラの紅茶のティーちゃん、百合好きな緑茶の緑ちゃん達が織り成す、飲料擬人化漫画。珈琲などの知識をちょっとHなネタで彼女達がご紹介!


感想:★★★★★

記憶の限りでは初の漫画の感想での記事!
きっかけはこの本の著者・ポルリン先生のこのツイート



1巻発売時に気になってはいたんですが、見つからなくてそのまま忘れてしまっていて…。
これを機に買うかー!ということで3巻まで探して買ってきました!
打ち切り回避に向けて微力ながら広めていきますよー!!



さてさて。



内容は「擬人化した飲み物が、自分を解説する!」と至ってシンプル。
シンプルだけど……意外と奥が深いのが飲み物の世界。

今回の登場キャラは珈琲のカフェちゃん、紅茶のティーちゃん、緑茶の緑ちゃん、烏龍茶のセイちゃんの4人ということで、それぞれの飲み物について産地や入れ方といった基本的な事項から、フードペアリングやミルクを入れる順番みたいなちょっと深い話まで!
まさに粒ぞろいの(珈琲だけに)豆知識が(珈琲だけに)詰め込まれています!!

そして何よりそれらをちょっとHにまとめあげているのがすごい!!

何だろう…。
最初は「えっちぃ!えっちぃですよカフェちゃん!」とか思いながら読んでいたんですが、次第に「そこか!そこに絡めてきましたか!」と感心も半分くらい入ってきましたね…。
カッピングネタは秀逸でした…!

さらにそのちょっとHな知識の宝庫がフルカラー!!

これだけで買いですよ。
事実買ったわけですが。


胸囲の格差社会でどこまで描いていけるのか、密かに楽しみにしたいです。




見開き1ページで1話完結という気軽に読めるスタイルなので、ちょっと時間が空いたときにパラッと見れるのもいいですね。
……ラノベでそれやるには『GJ部』くらいが限界ですからねー。漫画ならではですよねー。

「ラノベ カフェ」といえば『雛菊こころのブレイクタイム』ですが、あちらの珈琲の話は具体的な淹れ方とか精神的な作用・効能に重点を置いているのに対して、こちらはより入門的なところに重点がある印象でした。
そちらも面白いので是非に~!



1巻で好きなのは、20p「正解は?」回の「コロンビア!」と、22p「赤道」の最終コマ。
あと、65pの緑ちゃんの百合川柳!
ミルクのかかった白く百合百合しい二人を、白い百合の花で例えるという高度なテクニックに脱帽…




2巻、3巻の分もできれば年内に感想書きたいと思います!
……ぶっちゃけ冒頭に書いた諸々で切羽詰まってるので20分くらいで読んで感想書けるというのがありがたい…。
ラノベも結局読むんですけどね。その諸々で。


以上!
重版かかれー!!(念じ)



カフェちゃんとブレークタイム (1) (電撃コミックスEX)
ポルリン
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015-12-18)
売り上げランキング: 64

どもー。
デスカイザーです。


雪すごかった@神奈川西部
寒くて震えて困ったそんな時は、しょうが紅茶飲みながらの読書ですよ!
ぽかぽか!




ラノベ!今日の!(倒置法)


無彩限のファントム・ワールド

KAエスマ文庫より
『無彩限のファントム・ワールド』です。


【あらすじ】

人間の脳機能に変異が生じた近未来。人は幽霊や妖怪の類を認識できるようになり、それらを「ファントム」と呼ぶようになった―――。  ホセア学院の高校1年生、一条晴彦はファントムに対抗しうる特殊能力をもち「五行の氣」で戦う先輩の川神舞、『ファントム・イーター』と呼ばれる能力をもつ和泉玲奈、ファントムと孤独に戦う水無瀬小糸と共に苦しくも楽しい〈煩悩溢れる〉学園生活を送っていた。  そしてある事件をきっかけに彼らはこの世界の真実を知ってしまう―――。 《第四回京都アニメーション大賞小説部門奨励賞受賞作!!》 衒学的知識と残念な煩悩が世界を巻き込む学園ファンタジー開幕!!


感想:★★★☆☆

KAエスマ文庫の作品は初ですね!
電撃文庫なんかと同じ17×43文字なんだけど、フォントが大きい分空白が少なくて圧迫感ありました。
読書慣れしてなかったらこれだけで読むの諦めそうな…?



良かったと思う所!
ベクトルの違う魅力があるキャラ
・章ごとにテーマの違う主人公・晴彦の披露する知識
・何気ない晴彦の危うさ
・京アニ感溢れるセリフ回し


1つ目と4つ目は連動しますね。
京アニ作品を見てる時、一番特徴的だと思うのは主人公の叫びツッコミです。
特にわかりやすい例だと『境界の彼方』とか『甘城ブリリアントパーク』とかですね。
主人公が「自分の中で信念を持つ」ことに共通していて、それをヒロインたちに突っつかれることに対してツッコミを入れ、勢いを出したり、あるいはその直後に空白を挟んでひとつのバカっぽさを演出していたりするのが私の好きな京アニ作品の特徴だと思います。

今作も自身の持つ能力への”可能性”だったり思春期のリビドー的なものだったりとヒロインたちからは白い目で見られがちですが、概ねその特徴に当てはまっていたと思います。
私はそういう”間”が作るFunnyな笑いが好きなので良かったですが、人によっては「何言ってるんだ…?」な空気になることこともあるので……不特定多数の人におすすめはできない作品かもしれないです…。


最初はショートスパッツを履いていた舞先輩が、晴彦の微々たる活躍に心動かされたのか途中からショートスパッツを履いていなかったのが印象的です。
小糸の晴彦への急接近もそうですが、今作はとにかくキャラの内面がはっきりとは描かれていません!
いや、描かれているんですが!(どっちやねん!)
「9割方こう思っている」という確信に近い推測で止まるんですね。
なので、唯一ほぼしっかり描かれている玲奈に比べて、舞先輩や小糸は1割の遊びの部分がより魅力的に写っていたように思います。



2つ目は、私の大好きな雑学タイム!!
「全生活史健忘」や「シュレーディンガーの猫」みたいに普通に生きていれば耳にするレベル(かもしれない)レベルから、「フット・イン・ザ・ドアテクニック」や「タコ 観察学習」、「自己拡大型の褒め言葉」のようにやや専門的な方面まで、結構詳しく書いてあります。
……こう見ると社会心理学で扱う内容に偏っていますねー。
印象に残ったものを挙げただけで、他にも哲学や物理学もあったはずですし、小糸の辛辣な名言ツッコミという新ジャンルなツッコミでは「ルビコン川を渡る」のように(恥ずかしながら)初めて意味を知るワードもチラホラあって、とってもタメになりました!
(買って)きた!見た!勝った!


3つ目は……今に思えば伏線だったのかな。
1・4つ目についてで書いたように賑やかな会話が続き、いかにも何の悩みも無さそうな主人公だと思っていたのに、一人暮らしの家に戻った彼がやっていたのはひたすらに本を読み、ひたすらに絵を描くこと。
それは「戦闘では役立たずな自分の価値を少しでも高めるため」。
余りにも痛々しい動機に見えたのは、やっぱり昼間の彼のテンションとの差でしょうか…。

いや、最初は「こいつ、裏ではしっかりやるタイプなんだな!偉い!」と思って読んでいたのですが、その描写が2回3回と繰り返されると次第に狂気じみたものを感じるようになりまして…。
夏休みも始まるかどうかという時期には寝不足でぶっ倒れそうになっていましたが、普通に考えて春先にも関わらず窓の外が白むまで知識を蓄え遅刻せず学校に通う生活を何ヶ月も続けられるわけがない!!
「いや、俺はやってるけど…」というあなたは凄い!!

そしてその異常な耐久と記憶力は、実は晴彦は人では無かったという結末へ。



ん~?と思った所!
・晴彦の覚醒
・語尾の揺らぎ


その結末を受け入れるのに時間がかかったのが正直なところ。
『無彩限のファントム・ワールド』というタイトルの通りに、この作品の恐らくメインのメッセージである部分は「この世は人の脳が生み出した、彩りに限りの無い幻想の世界なんだ」というところだと思います。
それがまさか晴彦が人間じゃないとなってしまうと……!
確かに脳が生んだ存在ではあるんだけど、舞先輩たちの異能という幻想とはまたベクトルの違う話じゃないですか!!

その後の戦闘含め、それまでの章とは物語そのものが変わってしまったかのような急展開。
「物語の抑揚」とも「ストーリーの荒れ」とも取れますが……私が読んだ時に抱いたのは正直後者でした。



語尾の揺らぎは読んで字の如くですね。
特に舞先輩なんですが、急激に凛々しい発言をなさることが何箇所か…。
特に83pの「バカ彦!絵を『描く』準備をしなっ!」が特に気になってしまって…。
細かいことですよ?すっごい細かいことですが、舞先輩ならいくらバカ彦と呼んでも「準備をしなっ!」ではなく「準備をしなさい!」って言うと思ったので。
でもこういう違和感の積み重ねが作品全体への不信感にも繋がっていきますからね…。




ストーリー全体としては、晴彦を取り巻く生まれの秘密に関わる諸々の情報だったり、舞先輩や小糸のもう少し踏み込んだ話なんかが今後気になるところ!
アニメが2巻のストーリーを扱っていない場合冬コミで扱う作品優先になるので読むのは先になりますが、なんとか年度内には2巻を読めたら良いなぁ、とは思っています!




以上!


無彩限のファントム・ワールド (KAエスマ文庫)
秦野宗一郎
京都アニメーション
売り上げランキング: 166,252

どもー。
デスカイザーです。


アカリコはいいぞ

ラノベ属性デッキを組みたい!




今日のラノベ!

猫と金髪としあわせの湯

メディアワークス文庫より
『猫と金髪としあわせの湯』です。


【あらすじ】

自宅の給湯器が壊れたため、スーパー銭湯に行こうとしていたOLの塔子は、かわいい猫につられて、街の裏通りへ。着いた先には、まるでドラマにでも出てきそうな町屋造りの銭湯が建っている。「ゆ」と書かれた暖簾を塔子がくぐると、なんと番台には、金髪イケメンのチャラ男が座っていた―!ひっそりと建つ銭湯「五福の湯」は、カラダもココロも温めて、悩みまでもキレイに洗い流してくれる。貴方も、ひとっ風呂いかがですか?


感想:★★★★★


銭湯という場の力と、お風呂の物理的な温かさ。
二重の意味でほっこりです…





  ……(´ω`)…(´ω`)……
 

   ↑  銭  湯






番台のチャラ男…に見えるだけでお客さん想いの二郎と、招き猫の三助に招かれて銭湯を訪れた塔子さんが出会うのは、銭湯を訪れる幅広い年代のお客さんが持ち込むちょっとしたお悩み。


「銭湯独特の開放感が心の垣根を少し低くする」っていうのはもちろんあるけど、それ以外の2つのポイントが書き込まれていてすごい良かったと思います。
そのポイントっていうのは、①香り、色の演出 ②人と人の繋がり です!


①香り、色の演出

まずはなんといってもこれでしょう!
ラベンダー湯だったり桃湯だったりと色々な種類の薬湯が出てくるんですが、どんな色のお湯で目を奪われて、どんな香りに惹きつけられていったのかがじんわりと伝わってきます。
決して多くの言葉で彩られているわけじゃないんですが、それが銭湯特有のシンプルだけど核がある感じを引き立てているんですかね…?

合わせて薬湯の効能も二郎が解説してくれるので、湯上りの感じなんかも味わえたりします。
あとちょっと賢くなった気分にも。


色の演出は銭湯だけでなくファッションのほうもですね。
美月りん先生の前作『姫恋ヤンキーコレクション』ではファッションを題材にしていましたが、今回も割と重要な場面でファッションに焦点が当たっていたりします。
しっかりとした根拠を並べてコーディネートする描写が、なぜか好きです。

「昔ながらの銭湯と、現代風のきらびやかなファッション」という対比構造がお互いの魅力を引き立てていますね!



②人と人の繋がり

番台とお客さんの距離の近さはもちろんなんですが、それ以上に猛プッシュしたいのが五福の湯(というのが銭湯の名前)が繋ぐお客さん同士の繋がりです!

幼なじみ同士、母と娘、父と娘、それに”昔の私”と”今の私”なんかもそうですかね。
さっきちょっと書いたとおりお風呂が心の垣根を少し低くすることが後押しになっているのもそうなんですが、その後押しを受けて一歩踏み出す、そして新たな繋がりを築くこと。

それってすっごく素敵じゃないですか!

そんな新たな繋がりの誕生を当人の気持ちで主観的に味わって、もう1度読み返して今度は二郎の、番台さんの気持ちになって客観的に味わって。
「あぁ、良いなぁ…、良かったなぁ」って思うわけですよ…。
ほっこりですよ…。



「もちろんなんですが」と飛ばしてしまいましたが、二郎との繋がりにも触れましょうか!

太陽のような存在だと作中でも触れられていますが、まさしく太陽のような存在で人を惹きつけるのが二郎。
でも夏のギンギラギンな感じというよりは、春先や秋に縁側であたるポカポカした日差しをくれる太陽っていうイメージですね。
うちに縁側無いけど。
親戚の家の縁側は日当たり絶望的だけど。
実際に縁側でポカポカしたことが無いんだけどっ!!

※イメージです


存在感をなにげなくアピールしてくるんだけど、それが全く鬱陶しくなくてむしろ心地いい感じ。
それを可能にしている二郎の洞察力と対応力は天賦の才であると同時に、しっかり磨きぬかれた才能なんですよね。
お客さんとの関わりのなかで、確かに彼自身の努力によって伸ばされていったもの。
生まれ持っての才能を僻んだって仕方ないんだから、今の自分ができる努力を彼のように、彼以上に、でも適度に力を抜きつつしていきたいなぁ、と思いました。




ところで今ちょっと気になって調べてみたら、やっぱり言葉として存在していましたね、店名の「五福」。

孔子の編纂した経書『書経』のなかの洪範が出典というか原典で、人としての五つの幸福のこと、らしいですね。
その五つっていうのは、

・長寿(寿命の長いこと)
・富裕(財力が豊かであること)
・健康(無病息災を好むこと)
・徳を好むこと
・天命を全うすること

…だそうです。
思っていた以上に縁起のいい店名だったんですね!
そりゃおじいちゃんおばあちゃんも入りに来るわ…!



最後に、気づいてしまったからには記しておこうと思います。

「二郎」+「三助」+「五福」=「塔子」



素敵な出会いに感謝を。



以上!


猫と金髪としあわせの湯 (メディアワークス文庫)
美月 りん
KADOKAWA (2016-10-25)
売り上げランキング: 22,452

どもー。
デスカイザーです。


今年もあと2ヶ月しか無いんですね……。
2016年の抱負で「1日1冊読む」みたいなことを言った気がするんですけど、達成された様子が無いように思えるのは気のせいですかね…。

気のせいですね(現実は見ない)



今日のラノベ!

My妹魔女の林檎

美少女文庫より
『My妹魔女の林檎』です。


【あらすじ】

「お兄さま、私の中にもっと注いで」
金髪オッドアイ、可愛い妹メイベルは、実は魔女。抱くたびに魔力を取り戻す禁断の果実。僕の力を吸い尽くしたらキミはいなくなっちゃう?白雪姫が転生した兄と、王妃から生まれた魔女。妹に恋した雪生は知らない……メイベルが生きるには彼の命が必要なことを。



感想:★★★☆☆


雪生:白雪姫の転生体
メイベル:王妃(=魔女)の転生体
カッツェ:王妃の使い魔



「今日語られている『白雪姫』のお話は、真実では無かった」というところから展開していくストーリーに魅入られました。


愛情を注いで育ててきた白雪姫に殺された王妃。
しかし再会した転生体から命を奪うという選択をすることをせず、時を超えお互いに魂の器が変わった両者が今度は愛情を認め合う。



構図としてはシンプルだけど、そこに「相手の命が無ければ生きられない」という設定があることで全体的に引き締まった物語になっていたと思います。
美少女文庫ってことでエッチなシーンもバンバンあるわけだけど、雪生にとっては「メイベルの命を助ける行為」であって、メイベルにとっては「雪生の命を奪う行為」だと認識しているので、どちらの立場にたって読んでもどこか倒錯的な魅力を感じるシーンになっていました。



ラストシーンはある意味衝撃的でしたね…。
主要人物3人(2人と1体)が全員死んでますからね。
読んでる最中は思わず「コントかよ!?」と思ってしまいましたが、後から考えると雪生が「自分の命を差し出せるほどの勇気を出せないからメイベルを救うことができない」と考えていたことそれ自体が、どこか転生前の王妃殺しの白雪姫を彷彿とさせる構図になっていたんですね。


そう考えると、カッツェが言いがかりに近い理由(Hの時のスパンキング)で怒りを覚え雪生を殺しメイベルを救おうとしたという行動に納得がいきました。


ただ、やっぱりその後「雪生を生き返らせるために自分の命で贖う」と自殺したメイベル、そんなメイベルの命を吹き返させるためにこれまた自害したカッツェ、という流れにどうしても「コントかよ!?」と突っ込みたくなってしまうのは止められませんでした…。
ていうかそんな簡単に命の受け渡しが可能なのか…。
万全の状態のメイベルならまだしも、使い魔にすぎないカッツェも使えるとかどうなのよ…。



さて、皆さんお待ちかね(?)のエッチなシーンの感想ですが…!
何といってもこれに尽きるでしょう!





子宮頚管粘液というパワーワード




本番があるエッチなシーンが4箇所あるんですが、それぞれのシーンでの子宮頚管粘液という言葉の登場数が以下の通りです。


1箇所目:6
2箇所目:3
3箇所目:4
4箇所目:1



特に1箇所目なんて1つ目が出てきてから5ページ連続で出てきますからね!?
「なかなか凝ったワードを使うな」という関心はその時点でどこかに吹き飛びましたよ、ええ。

3箇所目では最早単語が出てくる度に笑ってましたし、4箇所目は逆にここまで来て全然出てこないから「あれ…?子宮頚管粘液はどこ…?」と傍から見るまでもなく異常な読み方になっていました。



子宮頚管粘液以外にも文章単位で同じような描写をしているのが目立っていたように思いました。
ストーリー設定がすごく良かっただけに、ここまでHシーンが壊滅的だとすごくもったいなく感じますね……。


以上!


My妹 魔女の林檎 (美少女文庫)
わかつき ひかる
フランス書院

どもー。
ここ数日の「おら、風邪引けよ」とばかりの気温差に順調に苛まれているデスカイザーであります…。


最高気温が10℃違うのをコロコロやられたらたまったもんじゃないわい…。



今日のラノベ!

バビロンⅡ -死-

講談社タイガより
『バビロンⅡ -死-』です。


【あらすじ】

64人の同時飛び降り自殺―が、超都市構想“新域”の長・齋開化による、自死の権利を認める「自殺法」宣言直後に発生!暴走する齋の行方を追い、東京地検特捜部検事・正崎善を筆頭に、法務省・検察庁・警視庁をまたいだ、機密捜査班が組織される。人々に拡散し始める死への誘惑。鍵を握る“最悪の女”曲世愛がもたらす、さらなる絶望。自殺は罪か、それとも赦しなのか―。


感想:★★★★★

もう~…!
……もう~~……!!!!



「瀬黒事務官だけはやめてくれ」と願いながら読んでたけど、野﨑まど先生が見逃してくれるわけがありませんでした。
1巻の文緒と奥田で察してはいたけど、僅かに希望が残っているかのように描かれていたからその蜘蛛の糸に縋ってしまいました。
結果1巻と同じかそれ以上の絶望感に苛まれおりますよー。


読み返せば読み返すほど、これだけの目に合っている正崎がかわいそうになってくるし、それだけのことを為している曲瀬愛の原動力がわからなくなってきます。
曲瀬のスタート地点と呼ぶべきところは今巻で明かされたけれども、それと今現在進んでいる自体とが微妙に繋がらないんですよね…。


病的なまでに無意識に人を魅了して離さない曲瀬の体質に限定するなら、この物語の今後への懸念は2つ。

・勘と称して曲瀬を追っていた正崎は、叔父と同じくすでに曲瀬の体質に囚われているのではないか。
・一瞬とはいえTVに映った曲瀬を見た全世界の視聴者は、大丈夫なのか。








1巻では漠然としていた「正義とは何か」について正崎の考えは、おぼろげながらも言葉にされていました。

「正しいとは何かを考え続けること」

これだけ短い言葉だけど、100%理解して実行するのは無理だな、と読んでて直感しました。
ある一面から見れば正しいことも違う一面から見たら間違っている……なんてことはいくらでもありますし、結局は斎開化が執行した自殺法も、政治、宗教、道徳のどの側面から見ても議論の余地があるものでした。
議論の余地があるということは、それを考え続けるか、どちらかを切り捨てなければならず、いずれにせよそこで定められた正義には疑問が残り…。

………さて、混乱してきましたよ?









………」と「―――」の魅せ方が素敵でした。
事前に点線がつながり実線となる描写を挟んでおいての、ラストの解体をその線で表すというその発想が憎い。
欲を言うならビニールテープで塞がれていたとしても漏れていたであろう瀬黒の呻きとか涙とかがあったら最高でした。

最高の絶望を求めている私は何なんでしょう、と今真剣に悩んでおります…。




とりあえず3巻では、今回のライブストリーム映像を解析するという形で曲瀬と接触する三戸荷さん、「自殺とか、イヤだね」と意味深なつぶやきを残した正崎奥さん、自殺法に対してどちらともいえないと言っていた正崎の友で記者の半田あたりが……自殺するんじゃないかと思うと気が重いですねー…。





そういえば、斎立件の件ですが。
自殺法施行のその場に64人の自殺願望者が集まっていること自体が、自殺幇助罪の証拠にならないんですかね?
やっぱりそんな漠然としたものじゃダメですか?





以上!

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)
野崎 まど
講談社
売り上げランキング: 81,548

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