カテゴリ:文庫レーベル(感想作品数・多) > ダッシュエックス文庫

どもー。
デスカイザーです。

私の人生における第一次就職活動、本日をもって終了!!


正確に言うならばまだ内定いただいた企業から選ぶ過程はあるけど、選考は終わり。
疲れもうした…。
あとお金…。


第二次ですか?
転職する可能性がゼロとは言えないのでね?



んじゃ、今日のラノベ!

ユリシーズⅢ


ユリシーズ
ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 Ⅲ

著者:
春日みかげ

イラスト:
メロントマリ

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

劇的なオルレアン奪回を経て、モンモランシ率いるフランス軍勢は、シャルロットの女王戴冠のため、司教座都市ランスへと進軍する。その一方で、救国の乙女と奉りあげられながら、ユリスへの変身を制限されたジャンヌは徐々にモンモランシへの不満をつのらせ、アーサー王の再来と名高い姫騎士リッシュモンは戦線を離脱するなど、内部では不穏な空気が流れつつあった。そんな彼らをイングランド軍の姫騎士ファストルフ率いるガーター騎士団、ユリス・ノワールと化したフィリップ、そして三十一人のユリスによる金羊毛騎士団が追撃する!混沌の百年戦争を描き尽くす歴史戦記+能力バトル+伝奇ファンタジーの三位一体巨編、揺れ動く乙女たちの愛が歴史を突き動かす第3巻!!




感想:★★★☆☆

物理的にも内容的にも分厚かったですね~。
分厚すぎて……3回寝落ちしましたね……。

日本史ならなんとなく地理とか人とか流れが分かるんだけど、西洋史になると途端に眠くなるんですよ!
あれ何なんでしょうね!
普段45分の電車乗車時間中に80~100頁くらい読むんですけど、これに限っては寝落ちしてなくても50頁、寝落ちしたら30頁くらいしか進まなくて毎回絶望してました…。



さて。
3巻の内容は、2巻のオルレアンでの反攻の後から始まり、ランスでの戴冠に至るまで。

今回の見所は大きく2つ。

1つは、イングランドとフランスの百年戦争の中において両国の趨勢を事実上握っていると言っても過言では無いブルゴーニュ公国・フィリップ善良公女と、ブルターニュ公国・リッシュモンの決断。

もう1つは、ヘンリー五世を敬愛し、その遺志を継ごうとするイングランド騎士・ファストルフ(表紙左の挑戦的な笑みを浮かべてる子)のリッシュモン、ジャンヌへの対抗心。




いつもならここから一つ一つ感じたこと書きおこしていくんですけどねー…。
今回ばかりは、ちょっとお手上げです。


フィリップがパリの黄金時代の時から感じていた欲との葛藤と懸念の現実化とか、リッシュモンの騎士道と祖国への想いとの板挟みとさらにそこに加わったモンモランシへのアムールというぐちゃぐちゃな心の中でも選択した心意気だとか。
同じ庶民の出としてファストルフがジャンヌに抱く微かな劣等感と対抗心、しっかり成果をあげている自分よりも血筋でチヤホヤされているリッシュモンに対する「絶対に見返してやる!」精神。理解できるだけに今巻時点での結末が哀しい。


書くとしたらこのくらいが限界なくらいに、今回はうまく読み解けませんでした…。
悔しい…。
…悔しい……




以上、です…。

ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士III (ダッシュエックス文庫)
春日みかげ
集英社 (2016-04-22)
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どもー。
デスカイザーです。


今カウントしてみたら、実に16日ぶりの休み!
……そりゃ風邪引くわ。
結局午前中はゼミの課題やってたけどなー!

アニメ消化するか、それともラノベ読むか悩むところ…。
今日ばかりは就活のことは忘れましょうや!!



んじゃ、今日のラノベ!

都市伝説系彼女。

都市伝説系彼女。
永遠子さん救済倶楽部

著者:
おかざき登

イラスト:
U35

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

非科学的なことを一切信じない多賀谷敬一郎は、高校の入学式でユーレイにパンツを奪われたという謎の美少女・久喜島永遠子と出会う。怪奇現象に好(憑)かれまくる永遠子を救うため、敬一郎たちは“永遠子さん救済倶楽部”、通称『文類研』を立ち上げるが、出てくるユーレイや怪奇現象は、なぜか残念なものばかり!?都市伝説のカシマレイコは下ネタ大好きだった!?メリーさんは実はすぐ迷子になる!?おまけにコックリさんはエロい言葉しか指し示さない!?ゆる~くカワいい怪談青春ラブコメ、開幕!!




感想:★★★★★


やっべ寧々子可ぁ愛いっ!?!



怪奇現象の正体自体はとてもゆるーいものだと1章のテケテケ痴女で分かってからは、ずっとゆるーい気持ちで読めました。
結末のゆるさに対して、その過程は真剣だから弛れることも無く。

特に民俗学や社会心理学の知見で解説してくれる謙吾の存在が大きいですね。
主人公・敬一郎は何があっても頑なに「怪奇現象は非科学的」という態度を崩さないのに比べ、謙吾は「そういうこともあるかもな」という姿勢で、それすらも仮説定説に絡めて話してくれるからすごく分かりやすい。



そーれにしても寧々子可愛いなぁもう!
性格と体格からPCゲーム『サノバウィッチ』の和奏を連想したせいでCVみくにゃん再生余裕だったんだけど、もう怖い話のたびに主人公に「ひしっ」としがみついたり服つまんだりするのがもうたまらなくてね!?
なんなのこの子天使なの!?
んでしかも料理で餌付け済とかどうしようもなくどうしようもねぇ!
メリーさんと連携してどうにかこうにかお持ち帰りできませんかね!

できない?
なら仕方なくない。





錯乱。




疲れたあなたに半分痴女(物理)



以上!

都市伝説系彼女。~永遠子さん救済倶楽部~ (ダッシュエックス文庫)
おかざき登
集英社 (2016-03-25)
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どもー。
デスカイザーです。


ちょっとスケジュール的に修羅場ってました。
捻出しようと思えば更新する時間無くはなかったけど、
「ちょっと休憩させてくれ…」となるくらいには緊張状態が続いているのですよ…

昨日(3/24)が誕生日だったんですけど、今週一番忙しかったのが昨日から今日にかけてというところで、もう学生じゃいられないんだなぁと思いました。
何せ小学生以降、誕生日に遊び以外の用事が入ったこと無……あったわ。
引越しのアルバイトやってたわ。




きょ、今日のラノベ!

異世界Cマート繁盛記 (ダッシュエックス文庫) 

異世界Cマート繁盛記

著者:
新木伸

イラスト:
あるや

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

異世界×エルフ×スーパーマーケット=俺が店主。ストレスフルな現実を“辞める”ことにした「店主」は、ふとしたことで異世界に紛れ込んでしまう。親切にしてくれた異世界の人たちに恩返しをしたい!行き倒れのエルフ娘を店番に雇って、店主は小さな商店を開くことに―。店に並べるのは現代文明の品!砂糖にコーヒー、チェーンソーからレジ袋まで、今日も売れに売れまくっています!近所の“オバちゃん”から子供たち、果てはドワーフの鍛冶師に伝説の冒険者まで!?「異世界Cマート」は今日もお客さんの笑顔でいっぱい!まったりスローライフな店主生活、本日も気ままに大営業中!



感想:★★★★★

疲れたこころに一服の清涼剤




緊張の糸がプツンと切れ、何もかもを放り出した昼下がり。

空を見上げながら、ふと角を曲がったら……見慣れない景色。

たっぷり10分近くかけて、理解はできないけど、納得はした。


異世界か……。
……まぁ、いいか。



っていうところから始まる異世界ライフストーリー。



現実世界から持ち込んだ様々なものを異世界で売り、
通貨がある程度溜まったら一部を砂金に交換し、
その砂金を質屋に預け、お金を得る。
そしてそのお金でまた何か買い、異世界で売る。

商売として成り立っているけど、主人公としてはお金儲けをしたいわけじゃなくて、右も左も分からなかったところを助けてくれたオバチャンをはじめとした異世界人への感謝の証。
自分の売り物でお客様が笑顔になるんだったら、利益なんて無くてもいい!という気持ちで経営されています。


なんかNPOっぽいね。
高度文明による嗜好品や高技術商品を格安で提供し、生活圏全体を豊かにするっていうところが。
必要以上に無料で配ると社会主義国家における労働のモラルハザードがおきるけど、お金を対価として要求している以上はそんなことはおきにくいし。




数少ない現実世界の登場人物である、質屋の娘さんが異常にヒロイン力高いんですよね。
実家の仕事柄経営・財務関係についての知識をしっかり持っている秀才っぷりを見せたと思ったら、ちょっとお茶目に主人公をいじってみたり。
うん。
かわいい。





最近特に緊張状態が続いていたので、これくらいゆるふわなストーリーだと本当に癒されます…。
新木先生作品で言うなら『GJ部』よりもさらに脱力系。

何か壮大なことが起こるわけでもなく。
世界が救われるわけでもない。
そこにあるのは、


笑顔だけ







以上!
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今日のラノベ!

マルクスちゃん入門 (ダッシュエックス文庫) 

マルクスちゃん入門

著者:
おかゆまさき

イラスト:
あなぽん

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

思春期ど真ん中の魔法使い、主人公ハテテルは英霊召喚をしようとしていた。片想いのギャルJKと結ばれるための愛の使徒を!だが現れたのは革命の哲学者を名乗る一人の少女で!?三日以内にギャルJKと恋愛成就しなければ、この変態哲学少女カール・マルクスと死ぬまで○○○…!!我欲と自制に板挟みな青年と人類史上最“紅”なサーヴァントによる思想革命ラブコメ、指導開始!恋愛の最底辺労働者たちよ、今こそ勃ちあがるのだ!(楽しい用語解説付きです)。




感想:★★★☆☆

その筋のかたが見たら卒倒すること間違いなし☆な問題作ですね!



カール・マルクス



はいそこの経済学部のあなた!
聞き覚えありますね?ありますね??
無いと答えた経済学部生はもう1回入学からやり直してください

っていうくらい有名な経済学者。
具体的なわかりやすい研究としては、等価交換の原則に基づく労働価値という概念とか。
「資本主義は最終的には共産主義へと至る!」っていう理論体系の完成者でもあります。
そういう意味で哲学者、思想家でもありますね。

まぁそういうわけで経済の入門編とかで絶対学習する方なんですよね。
マルクス先生は。

それが、この作品では、
















寝取りシチュに興奮しすぎて



息を乱しながら

ミミズで鬱勃起をきめる

変態なバニーガール少女






として描かれています!

必殺技は




マルクス共産砲



本気で刺されても知らないからね!?




そんな変態もといマルクスちゃんは、自分があまりに召喚されないことに焦り、恋愛成就のためにナイチンゲールを召喚しようとしていたハテテルの儀式に横入り!
ナイチンゲールは吹っ飛ばされた衝撃で近くにあったハーピーっぽい人形の中に押し込められ、一応人間として召喚されたマルクスは魔法陣の暴走によりハテテルと両思いになる呪い(3日後にヤリ続けて死ぬ)が付加!
⇒呪いを解除するためにはハテテルの恋を実らせるしかない!

という物語です。


『どくろちゃん』のおかゆまさき節をきかせつつ、マルクスの資本主義観・共産主義観を交えたコメディはさすがでした。
なんといっても最初から最後までとにかく誰も彼もが暴走しすぎてずっと叫び続けてるくらいの疾走感が良かった!



いや、うん。
本当にこれ怒られない?

『デスニード・ラウンド』は権利関係でのやばさだったから最悪訴えられるくらいで済むけど、こっちは学問だからなぁ…。
作品としては本当に面白いよ?
ただ、学問って一種宗教的な側面もあるわけで…。

”そういう人達”がこの作品を読んだら……と思うと……。




ぼく、しーらないっ!



以上!

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どもー。
デスカイザーです。


今日、バイト中に猛烈にカラオケに行きたくなって死ぬかと。

まぁ、それだけですね。



んじゃ、今日のラノベ!

文句の付けようがないラブコメ5 (ダッシュエックス文庫) 

文句の付けようがないラブコメ 5

著者:
鈴木大輔

イラスト:
肋兵器

レーベル:
ダッシュエック文庫


【あらすじ】

九十九機関の走狗としての己を貫いたユウキだが、そのことにより神との関係は振り出しに戻ってしまった。ふたたび始まる変わらぬ日々。セカイが身を削つて世界を保ち、対価としてユウキがセカイに身を捧げるという、歪なかたち。それが続けられるならまだいいが、セカイの命は限界に近づき、いずれにせよ近いうちに世界は終わる。運命を変えられる可能性を持つのは、神として奇跡の力を揮える神鳴沢セカイしかいない。自分の役割と、愛する人を想う気持ちとの狭間で苦悩するユウキは、最終的に“新婚旅行”という奇妙な答えを導き出す。果たして彼の真意とは―?




感想:★★★★☆

”この世界”での前後編の後編。
前回ラストで九十九機関の狗であることを選択したユウキ。
”今回”はいつもとは違って殺伐とした空気が最後まで続くのか…?

と思いきや、セカイはそんなユウキを含みをもたせつつも称え、受け入れると表明。


そして二人(とおチヨさんとクルミとハルコ)は「最高の新婚旅行」へ!
セカイを神の役目から解き放ち、世界の隅から隅まで、本当の自由を与える旅行。

これまでのどの世界でも神の役目という鎖を本心から捨て去ることのできなかったセカイが、今回ようやくその鎖から解放されて、全力のはしゃぎっぷりを見せていたのが嬉しかったです。
嬉しかったけど…。
鎖から解放、と言っても要は九十九機関がセカイに世界を守らせることを放棄しただけなので。
そんなことしたら世界がどうなるかは前回の物語で痛いほど思い知らされてるわけで。



読んでる最中はセカイやハルコの滅多にないはしゃぎっぷりを見てるのが楽しかったけど、さすがに3回目ともなると今回の物語がどんな幕引きになるのかが予想できちゃってね…?
それでもしっかり身を引き裂かれる思いではあるんだけど、1巻でのインパクトを考えると慣れてきたな~と。


段々とこの”ゲーム”の真相に近づきつつあるハルコ。
(頑張れ推理担当)
デスカイザーも一応仮説は立てたけど、さすがに当たるわけが…
今までこの物語にどれだけ希望を打ち砕かれてきたと思ってるんですか!?

一応予想メモ。

このゲームを始めたのはセカイ本人。
おそらく無意識に。
ただ神として苦行を耐え忍んできたセカイにユウキが唐突に「結婚しないか?」と迫り、結婚し、人生(否、神生)の中で初めて幸せというものを知ったセカイ。
神は願ってしまった。
「いつまでもこんな幸せが続けばいいのに。」
そして、同時にこうも願ってしまった。
「神の役目から解放された状態でユウキと過ごしたい。」

その2つの願いを無意識のうちに、”神の力”が歪んだ形で叶える。
すなわち、
「ユウキはセカイを助け出さなければならない。助けられなければ最初からやり直し。」


どうよ!?


真相は次巻または次々巻で!





以上!
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